実在した無法者シマロン・キッドことビル・ドゥーリンが犯罪と逃亡を繰り返す姿を描く、監督バッド・ベティカー、主演オーディ・マーフィ、ビバリー・タイラー、ジェームズ・ベスト、イベット・デュゲイ他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:バッド・ベティカー
製作:テッド・リッチモンド
原作
ルイス・スティーヴンス
ス ケイ・レナード
脚本:ルイス・スティーヴンス
撮影:チャールズ・P・ボイル
編集:フランク・グロス
音楽:ジョセフ・ガーシェンソン
出演
ビル・ドゥーリン/シマロン・キッド:オーディ・マーフィ
キャリー・ロバーツ:ビバリー・タイラー
ビタークリーク・ダルトン:ジェームズ・ベスト
ローズ:イベット・デュゲイ
ダイナマイト・ディック・ダルトン:ジョン・ハドソン
レッドバック:ヒュー・オブライエン
パット・ロバーツ:ロイ・ロバーツ
サム・スワンソン:デヴィッド・バウアー
ボブ・ダルトン:ノア・ビアリーJr.
ジョン・サットン連邦保安官:リーフ・エリクソン
ジョージ・ウェバー:ジョン・ハバード
ステイシー・マーシャル:フランク・シルヴェラ
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1952年製作 84分
公開
北米:1952年1月13日
日本:1959年2月12日
■ ストーリー ■
シマロン・キッドと呼ばれるビル・ドゥーリン(オーディ・マーフィ)は、3年前に、友人で無法者のビタークリーク・ダルトン(ジェームズ・ベスト)率いる強盗団を匿ったために逮捕されて受刑し、ようやく仮釈放が許される。
オクラホマシティに向かう列車に乗っていたビルは、ボブ・ダルトン(ノア・ビアリーJr.)らの強盗団に襲われる。
ビルは、顔見知りだった一味のレッドバック(ヒュー・オブライエン)が自分に気づいたために、彼らが逃げた後で乗客に仲間だと疑われる。
その場から逃げたビルは、列車から飛び降りる。
鉄道公安官サム・スワンソン(デヴィッド・バウアー)は、その件をジョン・サットン連邦保安官(リーフ・エリクソン)に知らせて逮捕を迫る。
パット・ロバーツ(ロイ・ロバーツ)の牧場で働くビルを知るサットンは、彼の無実を信じ、公平な立場で尋問することを条件に、彼を説得して出頭させる。
スワンソンはビルを拷問し、ダルトン一味の居場所を白状させようとする。
ビルは、隙を見てスワンソンを叩きのめし、その場から逃げてボブらの隠れ家に向かう。
ボスのボブはビルを仲間に入れて、コフィヴィルの銀行を襲う計画を、レッドバック(ヒュー・オブライエン)が指揮する別の襲撃と共に実行しようとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
バッド・ベティカーが監督した最初の西部劇で、主演はオーディ・マーフィ、ビバリー・タイラー、ジェームズ・ベスト、イベット・デュゲイなどが共演した作品。
実在した無法者シマロン・キッドことビル・ドゥーリンが犯罪と逃亡を繰り返す姿を描く西部劇で、主人公をはじめ、西部開拓時代の無法者が多数登場する内容は注目だ。
当初はラストでシマロン・キッドは死ぬことになっていたが、オーディ・マーフィの人気を考慮してその内容を変更した。
主演のオーディ・マーフィは、無法者一味に加わりながら逃亡を続けるシマロン・キッドことビル・ドゥーリンを熱演している。
主人公と仲間を匿い惹かれ合うようになる牧場主の娘ビバリー・タイラー、無法者一味の兄弟ビタークリーク・ダルトンのジェームズ・ベスト、ダイナマイト・ディック・ダルトンのジョン・ハドソン、ボブ・ダルトンのノア・ビアリーJr.、イベット・デュゲイ、ヒュー・オブライエン、フランク・シルヴェラ、主人公を匿う牧場主のロイ・ロバーツ、主人公を犯罪者と決めつける鉄道公安官デヴィッド・バウアー、主人公の無実を信じる連邦保安官のリーフ・エリクソン、主人公らの犯行に手を貸す鉄道職員ジョン・ハバードなどが共演している。