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スイングの少女 A Date with Judy (1948)

様々な体験をしながら奮闘する少女の恋を描く、監督リチャード・ソープ、主演ウォーレス・ビアリージェーン・パウエルエリザベス・テイラー他共演のミュージカル・ロマンチック・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ミュージカル

エリザベス・テイラー / Elizabeth Taylor / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:リチャード・ソープ
製作:ジョー・パスターナク
原作:アリーン・レスリーA Date with Judy
脚本
ドロシー・クーパー
ドロシー・キングスレイ
撮影:ロバート・サーティース
編集:ハロルド・F・クレス
音楽:ジョージ・ストール

出演
メルヴィン・コルナー・フォスター:ウォーレス・ビアリー
ジュディ・フォスター:ジェーン・パウエル
キャロル・プリングル:エリザベス・テイラー
ロシータ・コチェラス:カルメン・ミランダ
本人:ザビア・クガート
スティーヴン・I・アンドリュース:ロバート・スタック
オグデン”ウーギー”プリングル:スコッティ・ベケット
ドラ・フォスター:セレナ・ロイル
ルシアン・T・プリングル:レオン・エイムズ
ジェイムソン:クリントン・サンドバーグ
祖父:ジョージ・クリーブランド
”ポップ”サム・スカリー:ロイド・コリガン
ランドルフ・フォスター:ジェリー・ハンター
ミッチー・ホフマン:ジーン・マクラーレン
ボールルームで踊る青年:スチュアート・ホイットマン(クレジットなし)
ナイチンゲール:リリアン・ヤーボ(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 MGM
1948年製作 113分
公開
北米:1948年7月29日
日本:1951年5月29日
製作費 $1,353,000


ストーリー
カリフォルニア州、サンタバーバラ
16歳の高校生ジュディ・フォスター(ジェーン・パウエル)は、友人たちと共にダンス・パーティーのリハーサルしていた。
ラジオ局のオーナーで銀行の頭取でもある富豪ルシアン・T・プリングル(レオン・エイムズ)の娘で、ショーのディレクターのキャロル(エリザベス・テイラー)は、ジュディが歌う曲を子供っぽすぎると言って意見し、大人の雰囲気で歌ってみせる。
ジュディは、キャロルの弟でボーイフレンドのオグデン”ウーギー”(スコッティ・ベケット)にも、いつもと違うと言われてしまう。
帰宅したジュディは、缶詰工場を経営する父メルヴィン・コルナー(ウォーレス・ビアリー)と母ドラ(セレナ・ロイル)に迎えられ、キャロルからの意電話を受ける。
キャロルは、有名なバンドリーダーのザビア・クガートが、ダンスパーティーの主賓になることを伝える。
ウーギーと話したキャロルは、ジュディを迎えに行く彼に、女性は自分を無視する男性に惹かれるものだと言って、少し冷たくするべきだと助言し、迎えは他の人に任せるよう指示する。
出かける準備ができていたジュディは、ウーギーではなく年下のジョージョーが迎えに来たために、侮辱されたと言って激怒する。
ショックを受けたジュディは、”ポップ”サム・スカリー(ロイド・コリガン)のドラッグストアに向かい、そこで、ポップの甥であるハンサムなスティーヴン・I・アンドリュース(ロバート・スタック)に出会い惹かれてしまう。
ポップから、ジュディをパーティーにエスコートすることを頼まれたスティーヴンは、年下過ぎる相手なので気が進まないものの、仕方なく彼女と共にパーティーに向かう。
パーティーは始まり、スティーヴンと踊っているジュディに気づいたウーギーは苛立つ。
ウーギーは、迎えに行けなかったことをジュディに謝罪するものの聞き入れてもらえず、彼女をステージに上げて無理矢理に歌わせる。
その様子を見ていたキャロルとスティーヴンは互いを意識し、惹かれ合ってしまうのだが・・・。


解説 評価 感想
ラジオ・シリーズ”A Date with Judy”を基に製作された作品。

様々な体験をしながら奮闘する少女の恋を描く、監督リチャード・ソープ、主演ウォーレス・ビアリージェーン・パウエルエリザベス・テイラー他共演のミュージカル・ロマンチック・コメディ。

サイレント時代から活躍し、ミュージカル、活劇などを得意とするリチャード・ソープが監督し、主演はウォーレス・ビアリージェーン・パウエルエリザベス・テイラーなどが共演した作品。

テクニカラーの美しい映像が印象的であり、MGMとしては、子役として大成功したエリザベス・テイラーを、より大掛かりに宣伝するために製作したと言える作品で、彼女用に用意された特別なドレスなどは注目だ。

恋に迷う高校生をキュートに演ずるジェーン・パウエルは、撮影当時18歳とは思えない圧倒的な歌唱力を披露し、その友人で富豪令嬢を演ずるエリザベス・テイラー(15歳)は、正に妖精のような輝く美しさだ。

主人公の父親にルンバを教える芸人として登場するカルメン・ミランダが、中盤以降で見せるパフォーマンスが実に楽しい。

主人公の父親を愉快に演ずるウォーレス・ビアリー、パーティーの主賓として招待される本人役でザビア・クガート、キャロル(エリザベス・テイラー)と惹かれ合うようになる青年ロバート・スタック、主人公のボーイフレンドであるキャロルの弟スコッティ・ベケット、主人公の母親セレナ・ロイル、キャロルの父親で、町の名士である実業家レオン・エイムズ、その執事クリントン・サンドバーグ、主人公の祖父ジョージ・クリーブランド、ドラッグストアの店主ロイド・コリガン、主人公の弟ジェリー・ハンター、主人公の友人ジーン・マクラーレン、ボールルームで踊る青年スチュアート・ホイットマン、主人公の家のメイド、リリアン・ヤーボなどが共演している。


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