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サリー・ポッターのパーティー The Party (2017)

政治家の大臣就任を祝うホームパーティーの思わぬ展開を描く、監督、脚本サリー・ポッター、出演ティモシー・スポールクリスティン・スコット・トーマスパトリシア・クラークソンブルーノ・ガンツチェリー・ジョーンズエミリー・モーティマーキリアン・マーフィー他共演のブラック・コメディ。 

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト
監督:サリー・ポッター
製作
クリストファー・シェパード
クルバン・カサム
製作総指揮
ジョン・ジワ=アムー
ロバート・A・ハルミ
ジム・リーヴ
脚本:サリー・ポッター
撮影:アレクセイ・ロジオーノフ
編集
エミリー・オルシーニ
アナス・レフン

出演
ビル:ティモシー・スポール
ジャネット:クリスティン・スコット・トーマス
エイプリル:パトリシア・クラークソン
ゴットフリート:ブルーノ・ガンツ
マーサ:チェリー・ジョーンズ
ジニー:エミリー・モーティマー
トム:キリアン・マーフィー

イギリス 映画
配給 Picturehouse Cinemas
2017年製作 71分
公開
イギリス:2017年10月13日
北米:2018年2月16日
日本:未公開
北米興行収入 $749,830
世界 $5,597,950


ストーリー
野党の政治家ジャネット(クリスティン・スコット・トーマス)は、苛立ちながら、入り口で来客に銃を向ける。
__________
ジャネットは、”影の内閣”の保健大臣に就任することが決まり、自宅に友人らを招きパーティーを開こうとする。
ジャネットの夫でアルコール依存症気味のビルは、ある問題を抱えていた。
しばらくすると、ジャネットの友人エイプリル(パトリシア・クラークソン)とドイツ人のパートナーであるライフコーチで自称”疑似科学”者のゴットフリート(ブルーノ・ガンツ)、女性学教授で同性愛者のマーサ(チェリー・ジョーンズ)が現れる。
マーサのパートナーである有名シェフのジニー(エミリー・モーティマー)も遅れて現れ、三つ子を妊娠したことをマーサに伝える。
そして、ジャネットの同僚で部下マリアンの年下の夫である金融マンのトム(キリアン・マーフィー)も現れ、マリアンは遅れて来ることを伝える。
落ち着きのないトムはバズルームでコカインを吸い、興奮しながら持参した拳銃を取り出し、それを確認する。
ビルは、ジャズを聴きながら椅子に座り、呆然としながらワインを飲んでいた。
しばらくしてエイプリルは、ジャネットの大臣就任を祝い乾杯を提案する。
マーサとジニーは、体外受精でジニーが三つ子を妊娠したことを発表する。
深刻な表情のビルは、主治医から末期ガンであることを告げられたことを皆に話す。
その場の雰囲気は一変し、動揺するジャネットは悲しみ、頻繁に携帯電話でやり取りしていた愛人にも別れることを伝えて、ビルのためだけを考えようとするのだが・・・。


解説 評価 感想

サリー・ポッターが脚本を兼ねて監督し、出演はティモシー・スポールクリスティン・スコット・トーマスパトリシア・クラークソンブルーノ・ガンツチェリー・ジョーンズエミリー・モーティマーキリアン・マーフィーなどが共演した作品。

友人同士が集まる内輪の楽しいパーティーが展開すると思いきや、様々な問題が浮き彫りになり不倫が発覚し、激しい争いに発展していくまでが描かれたブラック・コメディ。

第67回ベルリン国際映画祭でプレミア上映された本作は、ギルド賞を受賞した。

全編を通して白黒で撮影され、物語の展開と共に、その緊迫感を伝えるのに効果を上げている。

パーティーのホストが、いきなり入り口で拳銃を構えるシーンで始まり驚かされるが、その理由が分かる同じシーンのラストは、恐ろしさと共に思わず苦笑してしまう。

実力派スターそれぞれの個性を活かした、サリー・ポッターの脚本と演出は見ものだ。

常に悲壮感漂うのには、病気と共に不倫の問題もあったティモシー・スポール、そんな夫を気の毒に思いながら不倫を責めるものの、実は自分も同性と不倫していた政治家クリスティン・スコット・トーマス、その親友で皮肉屋のパトリシア・クラークソン、そのパートナーであるドイツ人のライフコーチ、ブルーノ・ガンツ女性学教授である同性愛者チェリー・ジョーンズ、そのパートナーである有名シェフで三つ子を妊娠するエミリー・モーティマー、麻薬依存症の金融マン、キリアン・マーフィーが共演している。


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