1982年から発表された、スティーヴン・キングの8小説と1つの短編シリーズ”ダーク・タワー”を基に製作された作品。 世界の平和を維持する”ダークタワー”を守ろうとする戦士と超能力を持つ少年がタワーの破壊を企む謎の男に立ち向かう姿を描く、製作アキヴァ・ゴールズマン(脚本兼)、ロン・ハワード、監督、脚本ニコライ・アーセル、主演イドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー、トム・テイラー他共演のサイエンス・ファンタジー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ニコライ・アーセル
製作
アキヴァ・ゴールズマン
ロン・ハワード
エリカ・ハギンズ
原作:スティーヴン・キング”ダーク・タワー”
脚本
アキヴァ・ゴールズマン
ジェフ・ピンクナー
アンダース・トーマス・ジェンセン
ニコライ・アーセル
撮影:ラスムス・ヴィデベック
編集
アラン・エドワード・ベル
ダン・ジマーマン
音楽:トム・ホルケンボルフ
出演
ガンスリンガー/ローランド・デスチェイン:イドリス・エルバ
ウォルター・パディック:マシュー・マコノヒー
ジェイク・チェンバーズ:トム・テイラー
アラ:クローディア・キム
ピムリ:フラン・クランツ
ティラナ:アビー・リー
ローリー・チェンバーズ:キャサリン・ウィニック
セイヤー:ジャッキー・アール・ヘイリー
ティミー:マイケル・バルビエリ
ジル:エヴァ・カミンスキー
ルーカス・ハンソン:ニコラス・ハミルトン
ホッチキス医師:ホセ・ズニーガ
スティーヴン・デスチェイン:デニス・ヘイスバート
ロン:ニコラス・ポーリング
アメリカ 映画
配給 Sony Pictures Releasing
2017年製作 95分
公開
北米:2017年8月4日
日本:2018年1月27日
製作費 $60,000,000
北米興行収入 $50,701,330
世界 $113,231,080
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
消防士の父を火災で亡くした11歳のジェイク・チェンバース(トム・テイラー)は、それ以来、”ダークタワー”を破壊し世界を破滅させようとする謎の”黒衣の男”ウォルター・パディック(マシュー・マコノヒー)に対抗するガンスリンガー/ローランド・デスチェイン(イドリス・エルバ)が現れる悪夢を見るようになり、その内容をスケッチしていた。
学校でもトラブルを起こすジェイクは、精神科医ホッチキス医師(ホセ・ズニーガ)のセラピーを受け、父を亡くしたトラウマによる悪夢だと言われるものの納得できない。
帰宅したジェイクは、母ローリー(キャサリン・ウィニック)の再婚相手ロン(ニコラス・ポーリング)の提案で、更生施設の職員ジル(エヴァ・カミンスキー)に会う。
施設に行くことを拒むジェイクは、ローリーに説得されて仕方なく支度をするが、浴室の窓から逃げ出す。
調べていたある屋敷に向かったジェイクは、ミッドワールドにつながるハイテクポータルを見つけてそちら側に向かう。
ジェイクに出会ったローランドは、彼の夢がウォルタに対抗するために役立つと考えて同行させる。
子供が持つ特殊能力を利用して塔を破壊しようとするウォルターは、逃亡したジェイクが自分だけの力で塔を破壊できる”ピュアシャイン”を持っているため、ロンを殺してローリーを脅し、息子の居場所を知ろうとするのだが・・・。
スティーヴン・キングの原作シリーズ”ダーク・タワー”を基に、製作アキヴァ・ゴールズマン(脚本兼)、ロン・ハワード、ニコライ・アーセルが脚本を兼ねて監督し、主演はイドリス・エルバとマシュー・マコノヒー、トム・テイラーなどが共演した作品。
世界の平和を維持する”ダークタワー”を守ろうとする戦士と超能力を持つ少年が、タワーの破壊を企む謎の男に立ち向かう姿を描くサイエンス・ファンタジー。
2007年からJ・J・エイブラムスやロン・ハワードが映画化を考えたものの実現できず、2017年にようやく公開された作品。
複雑な内容は不評で評価も低かったものの、北米興行収入は約5000万ドル、全世界では約1億1300万ドルのまずまずの結果を残した。
スティーヴン・キングの原作でサイエンス・ファンタジーであることなどが話題になり、ミッドワールドのカーニバルの廃墟に、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」(2017)の”ペニーワイズ”のアトラクションの残骸が登場するのも興味深い。
同作は本作の1か月後に公開された。
ダークタワーを守ろうとするガンスリンガー/ローランド・デスチェインを力強く演ずるイドリス・エルバ、存在感はあるものの、この手の内容の作品は合わないような気がするウォルター・パディックのマシュー・マコノヒー、ローランドと行動を共にする超能力を持つ少年ジェイク・チェンバーズのトム・テイラー、ウォルターの部下ジャッキー・アール・ヘイリー、フラン・クランツ、アビー・リー、エヴァ・カミンスキー、預言者クローディア・キム、ジェイクの母親キャサリン・ウィニック、ジェイクの友人マイケル・バルビエリ、 ジェイクをイジメる少年ニコラス・ハミルトン、ジェイクを診る精神科医のホセ・ズニーガ、ローランドの父親デニス・ヘイスバート、ジェイクの継父ニコラス・ポーリングなどが共演している。