1986年のスティーヴン・キングの小説”It”を基に1990年に公開された「IT/イット」のリメイク「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」(2017)の続編。 成長した”ルーザーズ・クラブ”のメンバーが再び現われた”ペニーワイズ”に立ち向かう姿を描く、監督アンディ・ムスキエティ、主演ジェシカ・チャステイン、ジェームズ・マカヴォイ、ビル・ヘイダー、イザイア・ムスタファ、ジェイ・ライアン、ジェームズ・ランソン、アンディ・ビーン、ビル・スカルスガルド、ソフィア・リリス他共演のホラー。 |
・ジェシカ・チャステイン / Jessica Chastain / Pinterest
・ジェームズ・マカヴォイ / James McAvoy / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:アンディ・ムスキエティ
製作
バルバラ・ムスキエティ
ダン・リン
ロイ・リー
製作総指揮
リチャード・ブレナー
デイヴ・ノイスタッター
ゲイリー・ドーベルマン
マーティ・ユーイング
セス・グレアム=スミス
デヴィッド・カッツェンバーグ
原作:スティーヴン・キング”It”
脚本:ゲイリー・ドーベルマン
撮影:チェコ・バレス
編集:ジェイソン・バランタイン
音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ
出演
ベヴァリー”ベヴ”マーシュ:ジェシカ・チャステイン
ベヴァリー”ベヴ”マーシュ(少女期):ソフィア・リリス
ウィリアム”ビル”デンブロウ:ジェームズ・マカヴォイ
ウィリアム”ビル”デンブロウ(少年期):ジェイデン・マーテル
リチャード”リッチー”トージア:ビル・ヘイダー
リチャード”リッチー”トージア(少年期):フィン・ウォルフハード
マイケル”マイク”ハンロン:イザイア・ムスタファ
マイケル”マイク”ハンロン(少年期):チョーズン・ジェイコブス
ベンジャミン”ベン”ハンスコム:ジェイ・ライアン
ベンジャミン”ベン”ハンスコム(少年期):ジェレミー・レイ・テイラー
エドワード”エディ”カスプブラク:ジェームズ・ランソン
エドワード”エディ”カスプブラク(少年期):ジャック・ディラン・グレイザー
スタンリー”スタン”ユリス:アンディ・ビーン
スタンリー”スタン”ユリス(少年期):ワイアット・オレフ
ペニーワイズ:ビル・スカルスガルド
ジョージー・デンブロウ:ジャクソン・ロバート・スコット
ホーボー:ハビエル・ボテット
パトリック・ホックステッター:オーウェン・ティーグ
ヘンリー・バワーズ:ティーチ・グラント
ヘンリー・バワーズ(少年期):ニコラス・ハミルトン
エイドリアン・メロン:グザヴィエ・ドラン
ドン・ハガティ:テイラー・フレイ
ウェビー:ジェイク・ウィアリー
オードラ・デンブロウ:ジェス・ワイクスラー
グレッタ(少女期):ミーガン・シャルパンティエ
アルヴィン・マーシュ:ステファン・ボガルト
キーン:ジョー・ボスティック
質屋の店主:スティーヴン・キング
薬局の客:アンディ・ムスキエティ
本人:ピーター・ボグダノヴィッチ
エディの母親:モリー・アトキンソン
カーシュ夫人:ジョアン・グレッグソン
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2019年製作 170分
公開
北米:2019年9月6日
日本:2019年11月1日
製作費 $79,000,000
北米興行収入 $211,593,230
世界 $473,093,230
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1989年9月、メイン州、デリー。
不気味なピエロ”ペニーワイズ”は死んだのだが、”ルーザーズ・クラブ”のビル(ジェイデン・マーテル)は、ベヴァリー(ソフィア・リリス)、リッチー(フィン・ウォルフハード)、マイク(チョーズン・ジェイコブス)、ベン(ジェレミー・レイ・テイラー)、エディ(ジャック・ディラン・グレイザー)、スタン(ワイアット・オレフ)と共に、”それ”が再び現れたら自分たちも町に戻ることを誓う。
2016年。
ゲイのカップル、エイドリアン・メロン(グザヴィエ・ドラン)とドン・ハガティ(テイラー・フレイ)は、カーニバルを楽しんでいた。
ゲームでゲットしたぬいぐるみを、顔にあざがある少女ヴィクトリアに上げたエイドリアンは、ドンと共に不良少年グループのウェビー(ジェイク・ウィアリー)らに絡まれる。
2人は痛めつけられ、エイドリアンは川に落とされる。
少年たちはその場を去り、川に向かったドンは、エイドリアンを助けたピエロ/ペニーワイズ(ビル・スカルスガルド)が、彼を嚙み殺すのを目撃する。
ルーザーズ・クラブのメンバーで唯一人町に残った司書のマイケル”マイク”ハンロン(イザイア・ムスタファ)は、カーニバル付近で起きた殺人事件を知る。
現場に向かったマイクは、橋げたに書かれた”帰ってこい”ろいう文字に気づき驚く。
ハリウッド。
ミステリー作家として成功していたウィリアム”ビル”デンブロウ(ジェームズ・マカヴォイ)は、脚本の結末が書けないままスタジオに呼ばれる。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「IT」(1990)
・「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」(2017)
・「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」(2019)
*(簡略ストーリー)
2016年、メイン州、デリー。
悪魔のピエロ”ペニーワイズ”を倒してから27年、”ルーザーズ・クラブ”のメンバーで唯一人町に残っていたマイクは、ある事件に”ペニーワイズ”が関わっていることに気づき、仲間たちに連絡する。
マイクは、ビル、ベヴァリー、リッチー、ベン、エディを呼び寄せるものの、ショックを受けたスタンは自殺してしまう。
全員で対抗しなければペニーワイズを倒せないと考えるマイクは、ある儀式を行うために、記憶が曖昧なメンバーに、かつての思い出の品を探すよう指示するのだが・・・。
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スティーヴン・キングの原作を基に製作された「IT/イット」(1990)のリメイク作で、全世界で7億ドルを超えるメガヒットとまったIT/イット “それ”が見えたら、終わり。」(2017)の続編。
27年ごとに現れる悪魔のピエロ”ペニーワイズ”に再び立ち向かうことになる、大人に成長した”ルーザーズ・クラブ”のメンバーの戦いを描くホラー。
大ヒットした前作の公開から2年、アンディ・ムスキエティが引き続き監督し、27年後が舞台となっているために成長した主人公として、実力派のジェシカ・チャステインとジェームズ・マカヴォイなどが共演することも大いに話題になった。
子供時代に”負け犬”だった町を去ったメンバーが、その時の記憶を失いつつ、皆、成功者となり、残った1人が事件を追及して、来るべき日に備えているという設定となっている。
ホラーとしての恐怖は前作ほどではなく期待外れであり、多くを詰め込み長過ぎる(170分)という声が多いものの、回想などで登場する子供時代を含め、ペニーワイズへの対抗策を考えるメンバーを演ずる魅力的なキャストを活かした演出は興味深い。
製作費は倍増以上の7900万ドルとなり、北米興行収入は約2億1200万ドル、全世界では約4億7300万ドルの大ヒットとなったが、前作に比べると大幅な減収だった。
*前作
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $328,828,870
世界 $701,796,444
過去を思い出しながら仲間たちと共にペニーワイズに立ち向かうベヴァリー役ジェシカ・チャステイン、その少女期ソフィア・リリス、弟の死に責任を感じ苦しみながら戦いに挑むビル役ジェームズ・マカヴォイ、その少年期ジェイデン・マーテル、一度は逃げ出そうとするものの、仲間たちのために戦うリッチー役ビル・ヘイダー、その少年期フィン・ウォルフハード、唯一人町に残り、ペニーワイズを倒す方法を考えるマイク役イザイア・ムスタファ、その少年期チョーズン・ジェイコブス、ベヴァリーに思いを寄せながら仲間たちと共に戦うベン役ジェイ・ライアン、その少年期ジェレミー・レイ・テイラー、怯えながら仲間たちと力を合わせて戦うエディ役ジェームズ・ランソン、その少年期ジャック・ディラン・グレイザー、ペニーワイズの出現にショックを受け、足手まといになることを避けて自ら命を絶つスタン役アンディ・ビーン、その少年期ワイアット・オレフ、不気味なペニーワイズを演ずるビル・スカルスガルド、ニーボルト・ハウスでエディが遭遇するハンセン病患者ハビエル・ボテット、ビルの亡くなった弟ジャクソン・ロバート・スコット、ルーザーズ・クラブのメンバーを狙うティーチ・グラント、その少年期ニコラス・ハミルトン、彼と行動を共にするオーウェン・ティーグ、冒頭でペニーワイズに殺されるグザヴィエ・ドラン、その同性の恋人テイラー・フレイ、彼らを襲う不良グループのリーダー、ジェイク・ウィアリー、女優であるビルの妻ジェス・ワイクスラー、薬剤師のジョー・ボスティック、その娘ミーガン・シャルパンティエ、ベヴァリーの父親ステファン・ボガルト、質屋の店主スティーヴン・キング、薬局の客アンディ・ムスキエティ、映画監督として本人役でピーター・ボグダノヴィッチ、エディの母親モリー・アトキンソン、ベヴァリーの父親のアパートの住人である老夫人ジョアン・グレッグソンなどが共演している。