オスマン帝国による”アルメニア人虐殺”を描く、監督、脚本テリー・ジョージ、主演オスカー・アイザック、シャルロット・ルボン、クリスチャン・ベール、ショーレ・アグダシュルー、ラデ・シェルベッジア他共演のドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:テリー・ジョージ
製作
エリック・エスライリアン
マイク・メダヴォイ
ウィリアム・ホーバーグ
脚本
テリー・ジョージ
ロビン・スウィコード
撮影:ハビエル・アギーレサロベ
編集:スティーヴン・ローゼンブラム
音楽:ガブリエル・ヤレド
出演
ミカエル・ボゴシアン:オスカー・アイザック
アナ・ケサリアン:シャルロット・ルボン
クリストファー”クリス”マイヤーズ:クリスチャン・ベール
アントレアシアン神父:ダニエル・ヒメネス・カチョ
マルタ・ボゴシアン:ショーレ・アグダシュルー
スティーヴン:ラデ・シェルベッジア
ハルト:アベル・フォルク
メリル牧師:アンドリュー・ターベット
マラル:アンジェラ・サラフィアン
アリ大尉:アーミン・アミリ
エムレ・オーアン:マーワン・ケンザリ
メスロブ・ボゴシアン:イガル・ノール
エリック・ボゴシアン:ガレン・ボヤジアン
ヴァルタン・ボゴシアン:ケヴォルク・マリキャン
ムスタファ:ヌーマン・アジャル
セルグ:ローマン・ミティチャン
ルイ・ダルテージュ・デ・フルネ提督:ジャン・レノ
ガリン:トム・ホランダー
フランス軍大尉:ジャン・クロード・リケブール
ヘンリー・モーゲンソウ:ジェームズ・クロムウェル
レナ・ボゴシアン:アリシア・ボラチェロ
ブラッド:マイケル・スタール=デヴィッド
マザール:オスマン・ソイカット
ドイツの援助隊員:マルクス・オーバーハウザー
ヨーロッパの学生:スコット・グリーンリーズ
タラート・パシャ:アーロン・ニール
コミタス:シュノルク・サルグシアン
メフメット:マルコ・カーン
アメリカ 映画
配給 オープン・ロード・フィルムズ
2016年製作 134分
公開
北米:2017年4月21日
日本:2018年2月3日
製作費 $90,000,000
北米興行収入 $8,224,290
世界 $12,448,680
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
第一次大戦前夜、崩壊寸前となったかつての大国オスマン帝国で、アッシリア人、ギリシャ人、アルメニア人は共存のバランスを取っていた。
1914年、南アナトリア、シルン。
アルメニア人である代々続く薬剤師のミカエル・ボゴシアン(オスカー・アイザック)は、コンスタンティノープルで医療を学ぶのが夢だった。
しかし、学費が足りなかったミカエルは、資産家の娘マラル(アンジェラ・サラフィアン)と婚約し、彼女の持参金を学費にしようとする。
その祝宴が開かれる当日、ミカエルは母親のマルタ(ショーレ・アグダシュルー)から、婚約することが本心か訊かれ、そのつもりだと答える。
父ヴァルタン(ケヴォルク・マリキャン)から、いとこのメスロブ(イガル・ノール)に世話になるようにと言われたミカエルは、マラルの父親ハルト(アベル・フォルク)から、持参金の金貨400枚を受け取る。
マラルと話をしたミカエルは、通常は3年かかるところを2年で卒業することを伝えて旅立つ。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1914年、オスマン帝国、南アナトリア、シルン。
アルメニア人の薬剤師ミカエル・ボゴシアンは、資産家の娘マラルと婚約し、その持参金でコンスタンティノープルに向かい医療を学ぶことになる。
コンスタンティノープルの商人で、父のいとこメスロブに世話になったミカエルは、美しい家庭教師のアナに出会う。
高官の息子エレムと大学で親しくなったミカエルは、彼の友人でもあるアナの恋人で”AP通信”の記者クリスを紹介される。
その後、移送と偽る軍によるアルメニア人の迫害が始まり、逮捕されたメスロブを助けようとしたミカエルだったが、捕らえられて労働キャンプに送られてしまう・・・。
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「ホテル・ルワンダ」(2004)でアカデミー脚本賞にノミネートされたテリー・ジョージが、本作でも脚本を兼ねて監督した作品。
19世紀末から20世紀初頭にかけてオスマン帝国が行った、アルメニア人の強制移住および虐殺事件を基に製作された作品。
エンディングでも紹介されるが、20世紀初の大量虐殺を描いた作品であるために残虐非道な内容やシーンが多く、鑑賞するのに覚悟がいる作品でもある。
同じく明記される、この事件をトルコ政府が認めていないため、現地での撮影はできず、ロケはスペインなどで行われた。
主演のオスカー・アイザックは、激動の時代を生き抜くアルメニア人青年を好演している。
主人公を愛するようになるアルメニア人の家庭教師シャルロット・ルボン、彼女の恋人である”AP通信”の記者クリスチャン・ベール、彼らの脱出に協力する神父ダニエル・ヒメネス・カチョ、主人公の両親ショーレ・アグダシュルーとケヴォルク・マリキャン、主人公らと共に戦う村の村長ラデ・シェルベッジア、主人公の婚約者で妻になるアンジェラ・サラフィアン、その父親アベル・フォルク、宣教師の牧師アンドリュー・ターベット、主人公の友人であり学友で高官の息子マーワン・ケンザリ、アルメニア人救出に向かうフランス海軍・ルイ・ダルテージュ・デ・フルネ提督のジャン・レノ、アメリカ大使ヘンリー・モーゲンソウのジェームズ・クロムウェル、主人公のおじイガル・ノール、その妻アリシア・ボラチェロ、主人公らの協力者ヌーマン・アジャル、重労働キャンプで主人公の脱走に協力するトム・ホランダー、フランス軍大尉のジャン・クロード・リケブール、他、ガレン・ボヤジアン、ローマン・ミティチャン、マイケル・スタール=デヴィッド、オスマン・ソイカット、マルコ・カーンなどが共演している。