食事の際、キャサリンから、バーティの仕事を邪魔しないようにと言われたリリーは、以前、暮らしていたクーナバラのコンサートに行きたいことをマシューに伝える。
マシューとキャサリンはそれを許すはずもなく、苛立つリリーは席を立ち部屋に向かう。
わがままな娘に手を焼くマシューは、キャサリンに誘われるもののそれを拒み、別の部屋で眠る。
マシューにこんな場所で暮らすのは嫌だと伝えたキャサリンは、彼と口論になる。
眠れないトムは、いつものように外に向かい、彼を追うリリーの姿をマシューは目撃する。
翌日、寝過ごしたキャサリンは子供達がいないことに気づき、仕事場のマシューに電話をして、学校に行ったのだろうと言われる。
マシューは、砂嵐が来るので戸締りをするようにとキャサリンに伝える。
学校に電話をしたキャサリンは、子供達が何日も登校していないことを知り、車で二人を捜しに行く。
クーナバラの教師ニール・マクファーソン(マーティン・ディングル=ウォール)に電話をしたキャサリンは、リリーのことは知らないと迷惑そうに言われる。
マシューの元に向かったキャサリンは、子供達がいないことを伝えて、なるべく早く帰るので家に戻るようにと指示される。
砂嵐が近づき、帰宅したマシューに、子供達は今日だけでなく学校に行っていないことを伝えたキャサリンは、警察に通報しようとする。
家族の問題が知られることを恐れるマシューは、そんな場合ではないと言うキャサリンと共に車で子供達を捜す。
砂嵐により周囲が見えなくなった二人は、車を降りて子供達を捜す。
警察に向かいレイと話したマシューとキャサリンは、心当たりには聞いたことを伝える。
SNSをやっているか訊かれたマシューは、やめさせたと答える。
リリーが以前にも失踪したことがあり、それが行方不明者のデータで分かったレイは、2日帰らなかったので届け出たことを知る。
キャサリンから、リリーは友達の家に行っていたと言われたレイは、家庭の事情など他に何か話すことはないかと二人に尋ねて、トムがよく夜に出歩くという話を聞く。
普段はリリーはついては行かないが、今回は行ったかもしれないと言われたレイは、95%の確率で24時間以内に戻ってくるとマシューとキャサリンに伝える。
警察署を出たマシューは、ニールに電話したことをキャサリンに確認する。
その後、訪ねて来たレイから、越してきた理由を訊かれたマシューは、リリーが教師(ニール)と性的関係を持ったことを話す。
相手に連絡はしていないと言うマシューは、告訴しなかった理由を訊かれ、娘の恥がさらされるからだと答える。
リリーが以前、家出したのもその相手が関係していることを知ったレイは、その件にトムがどう関わっているのか尋ねる。
電話がかかってきたものの、子供達ではなくマシューにだったために、キャサリンは受話器を変えに渡す。
レイから、リリーに恋人がいるか訊かれたキャサリンは、教師との件は娘のせいではないと伝える。
喘息の子のために薬局を開けなくてはならないマシューは出かけてしまい、レイは子供部屋を調べさせてもらう。
キャサリンから、子供達が外にいる場合の危険性を訊かれたレイは、この暑さではかなり厳しい状況だが、水があれば2~3日は持つと伝える。
嵐が去り、リリーのことを知っているらしい青年スティーヴと話したレイは、昨日スケボー場で会ったことを知る。
レイは、スティーヴの父親から、パーカー家に出入りしているバーティに話しを聞くようにと言われる。
バーティと話したレイは、何も知らないと言われる。
リリーの部屋の机の下に隠してあった日記を見つけたキャサリンは、彼女が未だにニールを求め、一緒に逃げたいと思っていることや、バーティやスティーヴとの関係を知る。
翌日から、町の人々の協力によりリリーとトムの捜索は始まり、レイは、リリーが若者達と遊んでいるらしいということが分かったとキャサリンに伝える。
レイにリリーの日記を渡したキャサリンは、マシューには内緒にしてほしいと伝えてその場を去る。
訪ねて来たバーティの姉コリーンから、サンドイッチを差し入れしてもらったキャサリンは、彼女に感謝して、息子のジャラを紹介される。
”ナチーが飲み込んだ”と言うジャラは、歌えば戻ってくるとキャサリンに伝える。
虹の蛇がナチーだと知ったキャサリンは、コリーから、母親がジャラに話す昔話だと言われる。
日記を読んだレイは、スティーブを署に連行する。
スケボー場に向かったキャサリンはスティーヴを捜し、その場の青年達に情報を求めるが、”ボックス”と呼ばれるコンテナの溜り場のことしか分からなかった。
帰宅したキャサリンはマシューに迫り、二人は久しぶりに愛し合う。
レイの家に向かったコリーンは、昼間パーカー家に行ったことを話す。
それを不満に思うレイに、差し入れをしただけだと言うコリーンは、美しいキャサリンのことを気にする。
事件のことを訊かれたレイは話せないと答えるものの、納得できないコリーンは、他言したことはないと伝える。
子供達の動画を見ていたキャサリンは、かかってきた電話に出るものの無言だった。
クーナバラのニールの家に向かったマシューは、リリーがいないことを確かめ、迷惑に思われながらその場を去る。
夜中にレイを訪ねたバーティは、リリーと関係していたことを話すが、連れ去ってはいないと伝える。
15歳のリリーは未成年者なので、警官の自分には話すなとバーティに伝えたレイは、彼女が外にいるような感じがすると言われる。
翌朝、目覚めたキャサリンは、朝帰りしたマシューを非難する。
リリーの日記帳のバーティのページを処分していたレイは、リリーの所持品が発見されたために、それをキャサリンに確認させる。
スティーヴは潔白でリリーの訴えがなければ起訴できず、バーティは虫も殺せないと言われたキャサリンは、砂漠に連れて行ってほしいとレイに伝える。
砂漠に向かう途中で家族の話をしたキャサリンは、レイの妻子のことも尋ね、娘二人がいるが妻とは離婚したことを知る。
久しぶりに話したために感傷的になったレイは、気を遣ってくれるキャサリンに、去っていった彼女達に会いたいと伝える。
子供達のことを考えたキャサリンは動揺し、車を止めてもらう。
余計なことを言ってキャサリンを悲しませたレイは謝罪し、彼女を落ち着かせて車に戻る。
家を調べるようにと言うレイは、姿を消さなければならなかった理由があるはずだと考え、何かが残されているかもしれないとキャサリンに伝える。
キャサリンを家に送ったレイは、ニールから苦情がきたが告訴は断念させたとマシューに伝える。
虐待が原因ではないかと考える者がいることをマシューに伝えたキャサリンは、教師だと気づいた彼に、その前からだと言って、リリーの体に触れたことがあるかを尋ねる。
それを否定するマシューに、夜中に出かけた行き先を尋ねたキャサリンは、答えようとせず何もしない彼を非難する。
町の若者やバーティもリリーと関係したことを知ったマシューは、コリーンの家に向かい、バーティを無視してリリーを捜す。
クローゼットの中からリリーの写真を見つけたマシューは、娘に触れたかをバーティに追及しい、答えようとしない彼を叩きのめす。
コリーンに呼ばれたレイは、バーティがマシューに殴られて重傷を負ったことを知らされる。
憤慨するコリーンは、理由もなくバーティを殴ったマシューを何とかするようにと言ってレイに迫り興奮する。
理由はあると言うレイは、マシューの肩を持っていると考えるコリーンに、自分の仕事は子供を捜すことだと伝える。
キャサリンに惹かれていると言われたレイは、苦しんでいる彼女らの気持ちが分からないのかとコリーンに尋ねる。
自分にも息子がいるので理解できると言うコリーンは、親が殺したという噂も広がっているとレイに伝える。
バーティがリリーと関係していたことをコリーンに伝えたレイは、その場を去る。
子供達を捜しに行ったマシューは、二人を見つけることができない。
電話を受けたキャサリンは、誰か分からない相手から”ふしだらな娘だ”と言われる。
リリーのシャツを着て酔っていたキャサリンは、訪ねて来たバーティの傷を見て氷を用意してあげる。
キャサリンに迫られたバーティは、よろけて座り込んだ彼女に、リリーには言わないでほしいと伝えてその場を去る。
翌日、倒れているトムを見つけたマシューは病院に運び、連絡を受けたキャサリンが駆け付ける。
意識はあるものの、何も話さないトムに、キャサリンはリリーのことを尋ねる。
発見場所をマシューに聞いたレイは、猛暑の外では24時間が限度だと伝える。
砂漠に向かったレイは、トムを見つけた方法をマシューに尋ねて、無能な警察とは違い逆方向を捜したと言われる。
バーティを殴ったことを訊かれたマシューは、逮捕するのかと尋ね、それを否定するレイが、バーティとリリーの関係を知りながら放っておいたと決めつけて非難する。
レイとマシューはヘリコプターで飛び立ち、地上でも捜索が続く。
病院に戻ったマシューは、トムに付き添うキャサリンから、無言電話があったことを知らされる。
一度は”ふしだらな娘”と言われたことをマシューに伝えたキャサリンは、自分達は悪い親なのか、何を間違えたのかを考える。
子供達が自分には似ていないと言うマシューは、キャサリンに殴られながら、性格も何も似ていないと伝える。
レイに送ってもらったキャサリンは、コリーンの母ローズを見かけたために車を降りる。
スーパーに入ったキャサリンは、”娘はもう死んでいる、親が殺したのかも”と話す客達の言葉を気にしながら、店を出たローズに、ジャラから”虹の蛇”のことを聞いたことを伝える。
”歌えば戻ってくる”と言われたことを伝えたキャサリンは、ローズに助けを求める。
”最初は白い者、次は黒い者、子供が消える、そういう所”と伝えて去ろうとするローズに、その意味を尋ねたキャサリンだったが、それ以上は何も教えてもらえなかった。
翌朝、トムを連れて帰ったマシューは、食べ物がないためにスーパーに向かう。
訪ねて来たレイから進展はないと言われたキャサリンは、トムと話したい彼を招き入れる。
二人きりでトムと話したレイだったが、リリーを助けるためだと言っても何も聞き出せずに、諦めてその場を去る。
苛立つキャサリンは、何も話そうとしないトムを責める。
戻って来たマッシューはキャサリンを制止し、トムを抱きしめる。
車に乗ったと話したトムは、暗くてよく覚えていない、怖くて言えなかった、自分も乗ればよかったと伝マシューにえる。
お前は悪くないと言うマシューは、涙するトムを再び抱きしめる。
警察に電話をしたマシューは、警官を向かわせると言われたために、レイはやめてほしいと伝える。
レイの家に向かったキャサリンは彼に迫り、それを拒まれたために取り乱して出て行ってしまう。
その後、マシューからの電話でキャサリンのことを訊かれたレイは、知らないと答える。
リリーの名を呼びながら、キャサリンは原野で娘を捜す。
翌日、マシューは、トムを車に乗せてリリーを捜しに行く。
全裸で町の通りを歩くキャサリンに気づいたマシューは、彼女を連れて家に戻る。
マシューは、リリーが車に乗ったとトムが話したことをキャサリンに伝える。
キャサリンをベッドに寝かせて寄り添うマシューは、あの夜、リリーとトムが家を出るのを見ていたことを話す。
苛立っていたために追うのをやめたと言うマシューは、懲らしめようとしたと伝えてキャサリンに謝罪する。
家出かもしれないと考えるマシューは、キャサリンから、日記があったことを黙っていたのは間違っていたと言われる。
翌朝、キャサリンは眠っているトムに謝罪する。
あの時に戻れたらと言いながら涙するマシューは、寄り添うキャサリンを抱き寄せる。