皆に笑われたロビーは、その場から逃げ去る。
カルヴィンは再び喝采を受けるものの、複雑な思いだった。
現在。
才能を生かすことなく平凡な会計士になったカルヴィン(ケヴィン・ハート)は、同僚のスティーヴ(ライアン・ハンセン)から、元部下のイーサンが昇進したことを知らされる。
スティーヴらがイーサンの昇進を祝う様子を見ながらマギーとランチをしたカルヴィンは、明日の高校の同窓会には行きたくないと伝える。
知事になると思っていたのに単なる会計士?と言われるのが嫌なカルヴィンは、高校時代がピークでその後は落ち目だということを気にする。
オフィスに戻り”Facebook”を見ていたカルヴィンは、友達申請があったボブ・ストーンが、セントラル・ハイスクール卒業だということを知り承認する。
直後にかってきた電話に出たカルヴィンは、マギーだったためにランチのことを謝罪し、最近、おかしいと話すと、彼女からカウンセリングを受けることを提案される。
そこにメッセージが届き、ボブに改名したロビーだったためにカルヴィンは驚く。
ボブと会う約束をしたカルヴィンは、カウンセリングには行けないとマギーに伝える。
マギーにボブのことを話したカルヴィンは、明日、カウンセリングに行くことを約束する。
その夜、バーでボブに会ったカルヴィンは、昔の面影がないヘラクレスのような巨漢の筋肉男だったために驚く。
ボブが昔、好きだった両眼斜視の才女ダーラのことやマギーとの結婚の話をしたカルヴィンは話が弾む。
その後、客の男(スレイン)らにからまれたボブは、彼らを一瞬のうちに叩きのめしてカルヴィンと共にその場を去る。
興奮するカルヴィンから友人だと言われたボブは喜び、二人はバイクでセントラル・ハイスクールに向かう。
お気に入りの映画”すてきな片想い”を観て高校生活を楽しもうとしたボブだったが、現実は違っていたとカルヴィンに話し、トレヴァーらにからかわれた思い出などは忘れることにしたと伝える。
体育館での出来事の時に助けてくれたカルヴィンに感謝するボブは、ジャケットのことなども話す。
展示されている1996年のカルヴィンの活躍を称えるトロフィーなどを見て感激するボブだったが、今はただの会計士だと言ってカルヴィンは気落ちする。
ボブから、得意のバク転を見せてほしいと言われたカルヴィンは、それに失敗してしまう。
カルヴィンを家に送ったボブは、海外勤務の給与に関して会計士の彼に意見を求めるため、パソコンでそれを調べてもらう。
第三者預託用の海外口座などで大金が動いていることを知ったカルヴィンは、オークションサイトの情報なども確認し、明日が締め切りだということに気づくが、ボブがビールをキーボードの上にこぼしてしまう。
パソコンは動かなくなり、口座情報のことなどを不審に思ったカルヴィンだったが、ボブは、自分も初めて見たので意味が分からないと伝える。
泊めてもらうことになったボブは、”すてきな片想い”を観ながら眠ってしまう。
翌朝、訪ねて来たCIAのパメラ・ハリス(エイミー・ライアン)からボブの写真を見せられて所在を訊かれたカルヴィンは、居間で寝ていると答える。
銃を構えて家に押し入ったハリスらは、ボブがいないことを確認する。
カルヴィンから説明を求められたハリスは、ボブは殺人と反逆罪で手配中であり、入手した国家機密を敵側に売ろうとしていると伝える。
ボブがCIAのエージェントだと知ったカルヴィンは驚き、友人ではないと伝えるものの、緊急連絡先に名前があったと言われる。
家族もないボブが保証人にしたのが自分だったと言われたカルヴィンは、赤の他人だと伝えても信じてもらえない。
ボブは精神異常者だとハリスから知らされたカルヴィンは、友人ではないことを証明するようにと言われて戸惑う。
ハリスと共に会社のオフィスに向かったカルヴィンは、ボブからの電話を受けて、会いたいので2階にいると言われる。
それを知ったハリスは、部下のスタン・ミッチェル(ティム・グリフィン)とニック・クーパー(ティモシー・ジョン・スミス)と共にその場に向かう。
部屋にいるようにと言われたカルヴィンは、その場にボブが隠れていたために驚く。
自分がCIAだと認めたボブはタクシーを呼び、カルヴィンから協力できないと言われる。
カルヴィンのネクタイを外させたボブは、火災探知機に垂らして火を点ける。
銃を渡すボブの話を聞こうとしないカルヴィンは、外に出て騒ぎ始め、それを制止したボブは彼を人質に取る振りをする。
戻ってきたミッチェルとクーパーと銃撃戦が始まり、二人と格闘になったボブは、カルヴィンの助けを借りるものの、応援を呼んだハリスらに包囲される。
銃を捨てたボブは、火災探知機によりスプリンクラーが作動した隙に、窓を突き破り会社の前のゴリラの風船に落下する。
無事だったボブは、ハリスらから発砲されたために、到着したタクシーに乗りカルヴィンと共にそれに逃走する。
ハリスは、報奨金を2倍にすると全班とラリーに連絡するようミッチェルとクーパーに伝える。
コードネーム”ブラック・バッジャー”という敵に偵察衛星の暗号キーを盗まれ、それが闇オークションで転売されると話すボブは、衛星を失えば、国中がテロのターゲットとなるとカルヴィンに伝える。
それを防ぐには、落札者の銀行取り引き番号を突き止める必要があり、カルヴィンの協力を得てブラック・バッジャーを捕えようとしていることをボブは話す。
廃墟の倉庫に向かったボブは車のGPSを外し、自分が暗号キーを盗んだとハリスから聞いたと言うカルヴィンに、彼女を信じるなと伝える。
ブラック・バッジャーが相棒を殺したにも拘らず、自分が犯人だと思うハリスに追われていると伝えたボブは、カルヴィンに真相を話す。
暗号が盗まれた後で相棒のフィル・スタントン(アーロン・ポール)と共にブラック・バッジャーを見つけたのだが、エレベーターに閉じ込められたフィルは爆死したのだった。
家に帰りたいと言うカルヴィンに、ハリスらに見張られ殺し屋も送り込まれているかもしれないと伝えたボブは、現れたバイクの男に銃撃される。
それが殺し屋のラリーだと知ったボブだったが、カルヴィンがバイクで逃げてしまう。
マギーに連絡したカルヴィンは、家には帰るなと言って直接カウンセラーの元に向かうようにと指示する。
現れたハリスの車に乗せられたカルヴィンは、精神障害で妄想性障害と診断されボブが、架空の敵ブラック・バッジャーを作り上げたことを知らされる。
ボブの相棒はブラック・バッジャーに殺されたのではないと言われたカルヴィンは、暗号を盗み相棒を裏切ったボブがブラック・バッジャーだと知り驚く。
暗号を直ぐに売らないのは、取引の場所と日時は闇オークションが場所を指定するのだが、それを知るには取引番号が必要であり、そのために彼が自分を捜すと言われたカルヴィンは、おとりになることを強要される。
ハリスは、ボブに会ったら知らせるようにと言ってカルヴィンに発信機を渡す。
マギーの元に向かうことを指示されたカルヴィンは、この件は秘密にするようにと言われる。
カウンセリングを受けるマギーの元に向かったカルヴィンは、カウンセラーがボブだったために驚き去ろうとする。
カルヴィンを引き留めたマギーはボブのカウンセリングを受けるが、カルヴィンが不真面目なために、気分を害してその場を去ってしまう。
ボブから、協力し合わなければマギーとの仲は戻らないと言われたカルヴィンは、カウンセラーのダン医師がクローゼットに拘束されていることを知る。
発信機を手にしたカルヴィンは、暗号を持っているのかをボブに尋ねる。
持っていないから苦労していると言うボブは、協力してくれなければ取引番号が入手できないとカルヴィンに伝える。
昨夜の調べで、取引は今夜行われることが分かったと言うボブは、場所は取引番号で知ることができると伝えてカルヴィンを説得する。
金融街に向かったボブは、カルヴィンから、ある銀行員に暗号を渡せば取引番号を教えてもらえると言われ、それがトレヴァーだと知り過去を思い出す。
トレヴァーに会ったボブは動揺し、取引番号が分かった彼から、20年前のことを謝罪される。
芝居をしていたトレヴァーから罵倒され、からかわれても何も言い返せないボブはその場を去る。
トレヴァーから取引番号を受け取ったカルヴィンは、昔と変わらない彼を非難してボブを追う。
ハリスからの連絡を受けたカルヴィンは、マギーが共謀罪で逮捕されるかもしれないと言われ、ボブの逮捕に協力するしかなかった。
マギーを守るために居場所を教えたとボブに伝えたカルヴィンは、彼に謝罪する。
包囲されたボブは逮捕され、ハリスの尋問を受ける。
暗号の在りかを訊かれたボブが何も話さないために、拷問を始めたハリスだったが、クーパーの銃を奪ったカルヴィンがボブを解放し、逆に拘束されてしまう。
居場所を教えたことを謝罪されたボブはカルヴィンから友達だと言われたために彼を許し、現れた男達を叩きのめす。
その場から脱出して車を奪い逃走したボブは、携帯端末に取引番号を入力するようカルヴィンに指示する。
それが取引番号ではなく地図アプリに打ち込む座標だと知ったカルヴィンは、取引場所がボストンであることを確認する。
パイクスヴィル、民間飛行場。
カルヴィンが係員の気を引く隙に、軽飛行機を奪ったボブは飛び立つ。
言動が怪しいハリスがブラック・バッジャーだと思うカルヴィンは、ガス欠で墜落しそうだと言うボブに騙される。
ボストン、ボストンコモン。
目的地に着くものの誰もいなかったために、地下の駐車場が取引場所だとカルヴィンが気づく。
一人で駐車場に向かったボブは、待っていたバイヤー(トーマス・クレッチマン)と話す。
ハリスが現れて地下に向かったためにボブに電話をしたカルヴィンだったが、留守電になっていた。
仕方なく地下に向かったカルヴィンは、バイヤーに相棒だと言うボブに撃たれてしまう。
取引しようとしたボブは、死んだはずのフィルが現れたために驚き、彼がブラック・バッジャーだということを知り、本物の暗号の入ったUSBメモリを見せられる。
階段の前で倒れて無事だったカルヴィンは、自分がブラック・バッジャーだと言うボブとフィルの様子を見守る。
バイヤーは二人のUSBを奪おうとするが、そこにハリスらが現れて銃撃戦になる。
USBを奪ったカルヴィンはその場から走り去り、彼を追うバイヤーの車にボブが激突する。
自分を撃ったボブを非難するカルヴィンは、その場から逃れて公園の橋に向かう。
現れたボブはフィルと一触即発になり、自分を巻き込むなと言うカルヴィンを無視して撃ち合いになる。
ボブとフィルは格闘になり、銃を拾ったカルヴィンは発砲する。
銃弾を脚に受けたボブを殴り倒したフィルは、暗号を上官に渡すと伝えたカルヴィンに信用してもらえない。
弾がないことに気づいたカルヴィンが投げた銃を受け止めたフィルは、弾倉を装着する。
弱すぎるボブがブラック・バッジャーであるはずがないと言うフィルは、ボブを裏切った真相をカルヴィンに話す。
カルヴィンがバク転をして気を引いた隙に、ボブがフィルの喉をかき切り川に突き落とす。
撃ったのは守るためだったとカルヴィンに伝えたボブは、自分を撃ったのはフィルを欺くためだったことをことを確認して、これは天職かもしれないと言って、ハリスに暗号を渡してから同窓会に向かおうとする。
セントラル・ハイスクール。
ヘリコプターで送られたボブとカルヴィンは、ハリスから感謝される。
ハリスから、転職を考えている場合は連絡が欲しいと言われたカルヴィンは、電話番号も分からないと伝えるものの、家の電話を盗聴していることを知らされる。
現れたマギーは、カウンセラーのダン医師がその場にいたために驚く。
ボブは、同級生のドビーでCIAであり、カルヴィンの協力で国家の敵を追っていたとマギーに話す。
カルヴィンとマギーと共に会場に向かったボブは動揺するが、自分がミスター・セントラル・ハイに選ばれたために驚く。
ボブをステージに向かわせたカルヴィンは、選考結果を不思議に思うマギーに、投票サイトを操作したと伝える。
その場にいたトレヴァーにからかわれたボブは、彼を殴り倒してしまう。
スピーチしたボブは20年前のことを話し、ベスト・フレンドのカルヴィンを紹介する。
全てをさらけ出すと言って全裸になったボブは出席者からの声援を受け、ロビー・コールが始まる。
ダーラ・マクガキン(メリッサ・マッカーシー)から声をかけられたボブは、彼女のメガネを外しキスして、楽しい時間を過ごす。
数か月後。
妊娠したマギーの体調を気にしながら、待っていたボブの元に向かったカルヴィンは、CIA局員となった初日であるために緊張する。
高校時代のジャケットを返してもらったカルヴィンは、ボブと共に支局に向かう。