重度の免疫不全症であるため家から一歩も出たことがない少女と隣に越してきた少年との恋を描く、監督ステラ・メギー、主演アマンドラ・ステンバーグ、ニック・ロビンソン、アニカ・ノニ・ローズ、アナ・デ・ラ・レゲラ他共演の恋愛ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ステラ・メギー
製作
レスリー・モーゲンスタイン
エリーサ・ダットン
製作総指揮:ビクター・ホー
原作:ニコラ・ユン”Everything, Everything”
脚本:J・ミルズ・グッドロー
撮影:イゴール・ジャデュー=リロ
編集:ナンシー・リチャードソン
音楽:ルードヴィッヒ・ヨーランソン
出演
マデリン”マディ”ホイッター:アマンドラ・ステンバーグ
オリー・ブライト:ニック・ロビンソン
ポーリン・ホイッター医師:アニカ・ノニ・ローズ
カーラ:アナ・デ・ラ・レゲラ
カイラ・ブライト:テイラー・ヒクソン
ジョー・ブライト:ダン・ペイン
メー・ブライト:フィオナ・ローウィ
ウォーターマン:ロバート・ローレンソン
宇宙飛行士:セイジ・ブロックルバンク
チェイス医師:ピーター・ベンソン
フランシス医師:フランソワーズ・イップ
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2017年製作 96分
公開
北米:2017年5月19日
日本:2017年8月5日
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $34,121,100
世界 $61,621,100
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
18歳になるマデリン”マディ”ホイッター(アマンドラ・ステンバーグ)は、”SCID”重症複合免疫不全症であるため、完璧に殺菌された家の中から一歩も出れない生活を送っていた。
ネットや部屋の中でのエクササイズを楽しむしかないマディは、読んだ本の書評も書いていた。
建築学をネットで受講しているマディは、作った模型には必ず宇宙飛行士を入れていた。
宇宙で独りさ迷う宇宙飛行士は、自分と同じだった。
何の変化もないある日、マディは、家族と共に隣に引っ越してきたオリー・ブライト(ニック・ロビンソン)が気になる存在になる。
医師である母親ポーリン(アニカ・ノニ・ローズ)に常に”監視”されているマディは、二人だけで誕生日を祝って過ごす。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
18歳になるマデリン”マディ”ホイッターは、”SCID”重症複合免疫不全症であるため、完璧に殺菌された家の中から一歩も出れない生活を医師である母ポリーンと共に送っていた。
そんなマディは、家族と共に隣に引っ越してきた少年オリーが気になる。
気さくで優しそうなオリーとメールや電話のやり取りをするようになったマディは、普通の女の子と同じように彼を意識し始める。
その後、看護師のカーラの協力でオリーを家に招いてもらったマディは、彼との親交を深めるのだが・・・。
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2015年に発表された、ニコラ・ユンのベストセラー、ヤング・アダルト小説”Everything, Everything”を基に製作された作品。
”SCID”重症複合免疫不全症という重病を抱える少女の切ない恋と、隣人との少年との出会いで彼女が新たな人生を踏み出すまでを描くラブ・ロマンス。
自宅ではあるが、完璧な殺菌状態の環境下で生活する思春期の少女の心情を、女性の目線から描くステラ・メギーが見どころの作品。
経済的には恵まれている少女だが、難病を抱えてどのようにして長い人生を送って行くのか不安しか感じられない序盤から中盤にかけての物語が、思わぬ展開となる終盤からは希望に変わる、清々しい思いで終わるラストもいい。
難病と闘う日々にも悲壮感が感じられず、運命と言っていい出会いで更に前向きな人生を送ろうとする主人公を好演するアマンドラ・ステンバーグ、彼女を愛する心優しい素朴な少年ニック・ロビンソン、夫と息子を亡くした辛い過去から娘を失うことへの不安を抱える主人公の母親アニカ・ノニ・ローズ、主人公の世話をする看護師のアナ・デ・ラ・レゲラ、少年の妹テイラー・ヒクソン、その両親ダン・ペインとフィオナ・ローウィ、宇宙飛行士のセイジ・ブロックルバンク、マウイ島で主人公を診察する医師フランソワーズ・イップ、地元の医師ピーター・ベンソン、他ロバート・ローレンソンなどが共演している。