1959年に公開された、スティーヴ・マックイーン主演の”The Great St. Louis Bank Robbery”を基に製作された作品。 まともな人生を歩もうとした矢先に出所した兄に誘われて銀行強盗計画に加わった青年の運命を描く、製作、監督サリク・アンドレアシアン、主演ヘイデン・クリステンセン、エイドリアン・ブロディ、ジョーダナ・ブリュースター他共演の犯罪アクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:サリク・アンドレアシアン
製作
トーヴ・クリステンセン
ゲオルギー・マルコフ
サリク・アンドレアシアン
ゲヴォンド・アンドレアシアン
ウラジミール・ポリャコフ
原作:チャールズ・グッゲンハオム”The Great St. Louis Bank Robbery”
脚本:ラウル・イングリス
撮影:アントニオ・カルヴァッシュ
編集
キリル・コジロフ
キラン・パレガッダ
音楽:エイコン
出演
ジェームズ/ジミー・ケリー:ヘイデン・クリステンセン
フランキー・ケリー:エイドリアン・ブロディ
エミリー:ジョーダナ・ブリュースター
シュガー:エイコン
レイ:トリー・キトルズ
スプーニー:ルイス・ダ・シルバ
整備工場のオーナー:ランス・E・ニコルズ
サリヴァン警部:ジョー・クレスト
目撃者:レイチェル・ビルソン
貸付係:ローラ・カユーテ
アメリカ 映画
配給
サバン・キャピタル・グループ
Films Glacier
2014年製作 94分
公開
北米:2015年7月24日
日本:2015年11月7日
製作費 $10,000,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューオーリンズ。
爆弾製造の罪で服役歴があるジェームズ/ジミー・ケリー(ヘイデン・クリステンセン)は、自動車整備工として新しい人生を歩み始めていた。
ジェームズの兄フランキーは、10年の刑を終えて出所し、迎えに来た仲間のシュガー(エイコン)とスプーニー(ルイス・ダ・シルバ)共にクラブに向かい、久しぶりに羽目を外す。
その後、現れたフランキーを殴ったレイ(トリー・キトルズ)は、ジェームズを呼び出そうとする。
独立を考えるジェームズだったが、融資を受けられずに悩んでいた。
そんなジェームズは、車の修理に来た元恋人のエミリー(ジョーダナ・ブリュースター)に声をかける。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ニューオーリンズ。
爆弾製造の罪で服役歴があるジェームズ/ジミー・ケリーは、自動車整備工として独立し新しい人生を歩もうとしていた。
そんな時ジェームズは、10年の刑を終えて出所した兄フランキーが現れたため、自分を陥れた彼を責める。
フランキーから謝罪されたジェームズは、一応、納得するものの、その後、銀行から融資を断られて落胆する。
そんなジェームズは、元恋人のエミリーと再会し、彼女の車を直したことがきっけとなり寄りを戻す。
その後、ジェームズは、フランキーに誘われて仲間のレイとシュガーを紹介され、銀行強盗計画に加わることになるのだが・・・。
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全体的には犯罪アクションなのだが、共に犯罪者として服役した兄弟が、社会から疎外されながら苦悩し、悲しい運命を歩む姿を描くドラマでもある。
銀行強盗計画が進行する緊迫感やアクションなどは迫力に欠けるが、辛い人生を歩んできた兄弟愛などは深く描かれている。
魅力的なキャスティングと、アルメニア出身であり、本作がハリウッド・デビューとなる製作も兼ねるサリク・アンドレアシアンの演出は注目ではあるものの内容は平凡で、拡大公開もされず商業的には成功しなかった作品。
終始、悲壮感が漂う、夢が打ち砕かれてしまう青年を演ずるヘイデン・クリステンセン、その兄を演ずる、小作にも拘らず手抜きをすることなく、実力派らしく熱演するエイドリアン・ブロディ、主人公と寄りを戻す恋人で、警察の通信指令オペレーターをする、クライマックスでは辛い立場となるジョーダナ・ブリュースター、銀行強盗計画のリーダー、トリー・キトルズ、その仲間エイコンとルイス・ダ・シルバ、整備工場のオーナー、ランス・E・ニコルズ、銀行に駆け付ける警部ジョー・クレスト、事件の目撃者レイチェル・ビルソン、銀行の貸付係ローラ・カユーテなどが共演している。