2007年に発表された、リサ・ジェノヴァのベストセラー小説”Still Alice”を基に製作された作品。 若年性アルツハイマー病と診断された言語学者の苦悩と家族の絆を描く、監督、脚本リチャード・グラツァー、ワッシュ・ウェストモアランド、主演ジュリアン・ムーア、アレック・ボールドウィン、クリステン・スチュワート、ケイト・ボスワース他共演のドラマ。 |
・ドラマ
・ジュリアン・ムーア / Julianne Moore / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督
リチャード・グラツァー
ワッシュ・ウェストモアランド
製作
レックス・ルッツス
ジェームズ・ブラウン
パメラ・コフラー
製作総指揮
マリー・サヴァレ
クリスティーン・ヴェイコン
原作:リサ・ジェノヴァ”Still Alice”
脚本
リチャード・グラツァー
ワッシュ・ウェストモアランド
撮影:ドニ・ルノワール
編集:ニコラ・ショドールジュ
音楽:イラン・エシュケリ
出演
アリス・ハウランド:ジュリアン・ムーア
ジョン・ハウランド:アレック・ボールドウィン
リディア・ハウランド:クリステン・スチュワート
アナ・ハウランド=ジョーンズ:ケイト・ボスワース
トム・ハウランド:ハンター・パリッシュ
チャーリー・ジョーンズ:シェーン・マクレー
フレデリック・ジョンソン:セス・ギリアム
ベンジャミン医師:スティーヴン・クンケン
エリック・ウェルマン:ダニエル・ジェロル
ジェニー:エリン・ダーク
アメリカ 映画
配給 ソニー・ピクチャーズ・クラシックス
2014年製作 101分
公開
北米:2015年1月16日
日本:2015年6月27日
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $18,656,400
世界 $43,884,650
■ アカデミー賞 ■
第87回アカデミー賞
・受賞
主演女優賞(ジュリアン・ムーア)
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
コロンビア大学の言語学教授アリス・ハウランド(ジュリアン・ムーア)は、50歳の誕生日をレストランで家族に祝ってもらう。
アリスは、医師である夫のジョン(アレック・ボールドウィン)、長女アナ(ケイト・ボスワース)と夫のチャーリー(シェーン・マクレー)、息子のトム(ハンター・パリッシュ)と共に楽しい時を過ごす。
女優志願の次女リディア(クリステン・スチュワート)がオーディションのために不在だったが、家族は皆の幸せを願い乾杯する。
ロサンゼルス、UCLA。
認知科学准教授フレデリック・ジョンソン(セス・ギリアム)は、フォーラムの講師として招いたアリスを紹介する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ニューヨーク。
コロンビア大学の著名な言語学者アリス・ハウランド教授は50歳の誕生日を迎え、家族に祝福される。
物忘れや道に迷うことが気になったアリスは、神経科医の診察を受け、若年性アルツハイマー病と診断される。
夫ジョンと共に医師から話を聞いたアリスは、病気は家族性で遺伝することを知らされ、それを娘のアナとリディア、息子のトムに話す。
症状が進行するアリスは、人生を捧げた家族や知識が消え去る不安と恐怖を感じながら苦悩する・・・。
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若年性アルツハイマー病と診断された言語学者と家族が、苦悩しながらも現実を受け入れて向き合う姿を描くドラマ。
アルツハイマー病と診断されるのが医師を夫に持つ大学教授であり、経済的な不安は感じさせないものの、知識が財産である言語学者が全てを失うことを知ったショックは窺い知れる。
更には、3人の子供を育てた母である主人公は、肉体的な衰えがないまま自分を失っていくため、家族と別れなければならない彼女の辛さなどが切実に描かれている。
監督のリチャード・グラツァーは、筋萎縮性側索硬化症を患いながら撮影を続け、ワッシュ・ウェストモアランドの協力を得て本作を完成させるものの、公開の4か月後に亡くなった。
主演のジュリアン・ムーアは、著名な言語学者としてコロンビア大学で教鞭をとる教授を演じ、ハリウッド屈指の演技派らしく、仕草や表情を重視する押さえた演技で観る者に訴え、第87回アカデミー賞では念願の主演女優賞を受賞した。
不安が募る妻の心情を察し献身的に見守る夫アレック・ボールドウィン、将来を心配する母の意見に反し演技者の道を選ぶものの、世話をする決心をする次女のクリステン・スチュワート、長女のケイト・ボスワース、その夫シェーン・マクレー、主人公の息子ハンター・パリッシュ、その恋人エリン・ダーク、UCLAの認知科学准教授セス・ギリアム、主人公の主治医である神経科医のスティーヴン・クンケン、学部長ダニエル・ジェロルなどが共演している。