1996年に起きた、エベレストでの大量遭難事故の当事者であるベック・ウェザースが2000年に発表した著書”Left For Dead: My Journey Home from Everest”を基に製作された作品。 製作、監督バルタザール・コルマウクル、主演ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン、ジョン・ホークス、マイケル・ケリー、エミリー・ワトソン、ジェイク・ジレンホール、サム・ワーシントン、ロビン・ライト、キーラ・ナイトレイ他共演の山岳アドベンチャー実録ドラマ。 |
・ヴァネッサ・カービー / Vanessa Kirby / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:バルタザール・コルマウクル
製作
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
バルタザール・コルマウクル
ニッキー・ケンティッシュ・バーンズ
タイラー・トンプソン
ブライアン・オリヴァー
製作総指揮
アンジェラ・モリソン
ライザ・チェイシン
エヴァン・ヘイズ
ランドール・エメット
ピーター・マルーク
マーク・マルーク
原作
”Left For Dead: My Journey Home from Everest”
ベック・ウェザース
脚本
ウィリアム・ニコルソン
サイモン・ボーファイ
撮影:サルヴァトーレ・トティーノ
編集:ミック・オーズリー
音楽:ダリオ・マリアネッリ
出演
ロブ・ホール:ジェイソン・クラーク
ベック・ウェザース:ジョシュ・ブローリン
ダグ・ハンセン:ジョン・ホークス
ジョン・クラカワー:マイケル・ケリー
ヘレン・ウィルトン:エミリー・ワトソン
アンディ“ハロルド”ハリス:マーティン・ヘンダーソン
マイク・グルーム:トーマス・ライト
アン・ドルジェ:アン・フーラ・シェルパ
キャロライン・マッケンジー医師:エリザベス・デビッキ
難波康子:森尚子
ルー・カシシケ:マーク・ダーウィン
ジョン・タースケ:ティム・ダンテイ
スチュアート・ハッチスン:ディミトリ・ゴリトサス
スコット・フィッシャー:ジェイク・ジレンホール
アナトリ・ブクレーエフ:イングヴァール・E・シーグルソン
ニール・ベイドルマン:トム・グッドマン=ヒル
ロプサン・ジャンブ:ペンバ・シェルパ
サンディ・ヒル・ピットマン:ヴァネッサ・カービー
シャーロット・フォックス:エイミー・シンドラー
ガイ・コター:サム・ワーシントン
ピーチ・ウェザーズ:ロビン・ライト
ジャン・アーノルド:キーラ・ナイトレイ
メグ・ウェザーズ:ミア・ゴス
バブ・ウェザーズ:ストルムル・ヨン・コルマウクル・バルタサールソン
デイヴィッド・ブリーシヤーズ:マイカ・ハウプトマン
エド・ヴィエスチャーズ:クライヴ・スタンデン
イアン・ウッダル:ジャスティン・サリンジャー
マダン中佐:ヴィジャイ・ラマ
副操縦士:アヴィン・シャー
アメリカ/イギリス/アイスランド 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2015年製作 121分
公開
イギリス:2015年9月18日
北米:2015年9月18日
日本:2015年11月6日
製作費 $55,000,000
北米興行収入 $43,482,300
世界 $202,394,680
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1953年、ニュージーランド出身の登山家エドモンド・ヒラリーとチベット出身のシェルパ、テンジン・ノルゲイによりエベレストの初登頂が成功した。
約40年後の1992年、ロブ・ホールがエベレスト商業登山を開始し、4年間に19人の顧客の登頂を成功させた。
1996年。
ロブ・ホールに続き、スコット・フィッシャー他、20以上の遠征隊が、エベレスト登頂を競っていた。
6週間前、ニュージーランド、クライストチャーチ。
商業登山専門のガイド会社”アドベンチャー・コンサルタンツ”のロブ・ホール(ジェイソン・クラーク)、チームマネージャーのヘレン・ウィルトン(エミリー・ワトソン)とガイドのガイ・コター(サム・ワーシントン)らは、出発の準備をする
ロブは、雑誌”Outside”のアメリカ人記者ジョン・クラカワー(マイケル・ケリー)が今回の登山に加わったことをヘレンに伝える。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1996年。
エベレスト公募隊とその運営会社”アドベンチャー・コンサルタンツ”の設立者ロブ・ホールは、マネージャーのヘレンやガイドのガイと共にネパールに向かう。
顧客の病理学医ベック・ウェザースや雑誌記者ジョン・クラカワーらとカトマンズで合流したロブは、ベースキャンプに向い既に準備をしていたヘレンに迎えられる。
”マウンテン・マッドネス”のスコット・フィッシャーら他の隊と競い合うことになったロブは、混雑する登山に不安を感じる。
そのため、スコットの隊と協力し合うことで合意したロブらは、体調を整えて準備を終え山頂を目指すことになるのだが・・・。
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1996年に起きたエベレスト大量遭難事故の生還者である病理学医ベック・ウェザースの原作を基に、登頂と遭難、そして救助までを描く山岳アドベンチャー・ドラマ。
過酷極まりないエベレスト登頂をスリリングに描く内容、苦しみながら山頂を目指す登山家の、到達した者しか体験できない様子を伝える素晴らしい映像などは必見だ。
そのリアルな3D映像は見事であり、極限状況で描き出す人間ドラマも心を打つ、製作も兼ねたバルタザール・コルマウクルの丁寧な演出が光る作品。
各国を代表する実力派スター豪華競演、ベースキャンプ他、現地で実際に行われたロケも注目である、見応えある作品に仕上がってはいる。
事実を淡々と描いているドキュメンタリー・タッチであるため、ドラマチックな場面を期待しているとやや物足りない感じは否めず、アメリカではそれほど受けなかった。
そのせいか、北米興行収入は約4300万ドルに終わる。
しかし、全世界では2億ドルを超すヒットとなった。
命を落とすものの、七大陸最高峰を制覇した難波康子が、山頂に日の丸を立てて神に感謝するシーンが日本人としては印象に残る。
エベレスト公募隊とその運営会社”アドベンチャー・コンサルタンツ”の設立者で、登山家であるニュージーランド人の冒険家ロブ・ホールのジェイソン・クラーク、原作者である生還者、病理学医のベック・ウェザース役のジョシュ・ブローリン、郵便局員などをしながら登頂に挑戦し、それを成し遂げるものの死亡するダグ・ハンセン役のジョン・ホークス、雑誌”Outside”のアメリカ人記者ジョン・クラカワーのマイケル・ケリー、ベースキャンプで状況を見守るマネージャーのエミリー・ワトソン、死亡するニュージーランド人のガイド、アンディ“ハロルド”ハリスのマーティン・ヘンダーソン、オーストラリア人のガイド、マイク・グルームのトーマス・ライト、シェルパ頭のアン・ドルジェ役のアン・フーラ・シェルパ、医師エリザベス・デビッキ、七大陸最高峰を制覇しながら死亡する日本人の登山家、難波康子の森尚子、登頂を断念する三人、アメリカ人弁護士ルー・カシシケのマーク・ダーウィン、オーストラリア人麻酔科医のジョン・タースケ役ティム・ダンテイ、カナダ人心臓専門医スチュアート・ハッチスンのディミトリ・ゴリトサス、主人公らを見守るガイドのサム・ワーシントン、”マウンテン・マッドネス”の設立者で死亡するスコット・フィッシャーのジェイク・ジレンホール、鉄人のような働きをするロシア人ガイドのアナトリ・ブクレーエフ役イングヴァール・E・シーグルソン、アメリカ人ガイドのニール・ベイドルマン役トム・グッドマン=ヒル、シェルパ頭のロプサン・ジャンブ役ペンバ・シェルパ、アメリカ人ジャーナリスト、サンディ・ヒル・ピットマンのヴァネッサ・カービー、アメリカ人の顧客シャーロット・フォックスのエイミー・シンドラー、ロブ・ホールの妻キーラ・ナイトレイ、ベック・ウェザースの妻ロビン・ライト、娘ミア・ゴス、息子ストルムル・ヨン・コルマウクル・バルタサールソン、IMAX隊のアメリカ人登山家で映画製作者デイヴィッド・ブリーシヤーズのマイカ・ハウプトマン、同じくエド・ヴィエスチャーズのクライヴ・スタンデン、ロブ・ホールの提案する協力体制を拒む南アフリカ隊のイギリス人登山家イアン・ウッダルのジャスティン・サリンジャー、救助に向かうヘリコプターのパイロット、ヴィジャイ・ラマ、副操縦士のアヴィン・シャーなどが共演している。