1954年公開の「麗しのサブリナ」のリメイク。 大富豪と使用人の娘の恋を描く、製作、監督シドニー・ポラック、主演ハリソン・フォード、ジュリア・オーモンド、グレッグ・キニア他共演のロマンチック・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:シドニー・ポラック
製作
スコット・ルーディン
シドニー・ポラック
製作総指揮
ロナルド・L・シュワリー
リンゼイ・ドラン
脚本
バーバラ・ベネディック
デヴィッド・レイフィール
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
編集:フレドリック・スタインカンプ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演
ライナス・ララビー:ハリソン・フォード
サブリナ・フェアチャイルド:ジュリア・オーモンド
デヴィッド・ララビー:グレッグ・キニア
トーマス・フェアチャイルド:ジョン・ウッド
イングリッド・タイソン:アンジー・ディキンソン
パトリック・タイソン:リチャード・クレンナ
エリザベス・タイソン:ローレン・ホリー
モード・ララビー:ナンシー・マーチャンド
マック:ダナ・アイヴィ
イレーネ:ファニー・アルダン
ルイ:パトリック・ブリュエル
ローザ:ミリアム・コロン
スコット:ポール・ジアマッティ
ジョアンナ:エリザベス・フランツ
看護師:マーゴ・マーティンデイル
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1995年製作 127分
公開
北米:1995年12月15日
日本:1995年12月23日
製作費 $58,000,000
北米興行収入 $53,672,080
世界 $87,313,760
■ アカデミー賞 ■
第68回アカデミー賞
・ノミネート
歌曲・音楽賞(ミュージカル・コメディ)
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ロングアイランド。
大富豪ララビー家は、長男ライナス・ララビー(ハリソン・フォード)が事業を拡大し発展を続けていた。
ララビー家の運転手トーマス・フェアチャイルド(ジョン・ウッド)の娘サブリナ(ジュリア・オーモンド)は、奔放な性格の自由人である次男のデヴィッド・ララビー(グレッグ・キニア)に心を寄せていた。
いつものように木に登り、ララビー家のパーティーを眺めデヴィッドを見つめるサブリナに、父トーマスは声をかける。
トーマスは、デヴィッドに心を寄せるサブリナの気持ちは理解しつつ、娘のことを考えてパリに向かわせようとしていた。
旅支度をしたサブリナは、デヴィッドの部屋の電気が点いたのを確認して彼の元に向かう。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ロングアイランド。
大富豪ララビー家の長男ライナス・ララビーは、家族と自社の発展だけを考える中年の独身男性だった。
次男のデヴィッドは奔放な自由人であり、そんな彼に、ララビー家の運転手の娘サブリナは惹かれていた。
身分の違いを考える父トーマスの考えでパリに向かったサブリナは、デヴィッドを想いながら日々を送る。
その頃、大企業”タイソン・エレクトニクス”の令嬢エリザベスとデヴィッドが付き合っていることを知ったライナスは、それをビジネスチャンスと考えて、二人の結婚計画を進める。
デヴィッドの婚約を知ったサブリナは、洗練された女性となって戻り、彼の心を捉えてしまう。
それを知ったライナスは、婚約破棄の危機を回避しようとするのだが・・・。
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ロマンチック・コメディの傑作「麗しのサブリナ」(1954)のリメイクであり、製作、監督シドニー・ポラック、主演ハリソン・フォードという、ビッグな組み合わせが話題になった作品。
しかし、正に”妖精”と言っていいオードリー・ヘプバーンの魅力を最大限に生かしたビリー・ワイルダーの巧みな脚本と演出、大スター、ハンフリー・ボガートとウィリアム・ホールデンの共演による、ハリウッド映画史上に残る名作の再映画化ということで、流石の大物コンビによる作品も、それを超えるには荷が重かったと言うところだろうか。
旧作を考えるなというのは無理な話で、そればかりが気になり比較ばかりしてしまう。
逆に言えば、内容自体は現代のおとぎ話のようであり、旧作を知らずに観ると、シドニー・ポラックの小気味好い演出に加えた魅力的なキャスティングでもあり、かなり楽しめるかもしれない。
北米興行収入は約5300万ドル、全世界では約8700万ドルと期待ほどのヒットとはならなかった。
第68回アカデミー賞では、歌曲、音楽賞(ミュージカル・コメディ)にノミネートされた。
家族の財産と自社の発展だけを考え生きていたものの、サブリナとの関係で人生が変わるハリソン・フォード、ヒロインを魅力的に演ずるジュリア・オーモンド、奔放な自由人である大富豪一家の次男グレッグ・キニア、その婚約者ローレン・ホリー、その両親、アンジー・ディキンソンとリチャード・クレンナ、ララビー家の運転手でヒロインの父親ジョン・ウッド、主人公の母親ナンシー・マーチャンド、主人公の秘書ダナ・アイヴィ、ヒロインのパリ時代の心の支えとなるファニー・アルダン、ヒロインと親交を深めるカメラマン、パトリック・ブリュエル、ララビー家の使用人ミリアム・コロン、ポール・ジアマッティ、エリザベス・フランツ、看護師マーゴ・マーティンデイルなどが共演している。