国際テロリストのラシッドは、探知不可能な新開発の爆薬製造を確認する。
その後、武器輸出禁止法に賛成するサイム上院議員(フィリップ・ベイカー・ホール)に連絡したラシッドは、その件に関する裏金のことを話し現金を要求する。
爆死した議員のことを話すラシッドの脅しに動じないサイムだったが、どのような情況でも殺せると言われる。
爆破事件の原因を同僚のシェーン・ロジャース(ブレント・ジェニングス)と共に調べるオニールだったが、議員自身が爆発したとしか考えられなかった。
上司のジェームズ・ガーヴィー(アル・ワックスマン)から、十分に役目を果たしたため、そろそろ爆破物処理班から手を引くよう言われたオニールだったが、彼はそれを拒む。
爆死した議員のオフィスに向かったオニールはテリーに出くわし、昼食に誘うものの会議だと言われて断られる。
ガーヴィーとロジャースと共に、テロの調査委員長であるトラヴェレスと会ったオニールは、今回の事件で起爆装置が見つかっていないことの説明を求められる。
不明だと答えるオニールは、個人的な問題は抜きにして、調査委員長として監視しているとトラヴェレスに言われる。
テリーの件は街中の噂だと伝えるオニールは、自分の仕事を注意して見ているようにと言って不快感を示すが、個人の問題を持ち出すなとトラヴェレスに釘を刺される。
テリーに触れた場合はこの世から去ることになるとトラヴェレスに伝えたオニールは、その場を去る。
オニールが爆破物のプロとして疑わしいと意見するトラヴェレスに、彼とロジャースは一流であり、必ず解決して見せるとガーヴィーは伝える。
厳重な警備の中、サイムはリムジンに乗りその場を離れる。
運転手が持参した水を用意し、接着剤で冷蔵庫のドアが開かないように細工してあった。
車内の温度が上げた運転手は、エアコンが故障していることを知らせ、秘書から水を勧められたサイムはそれを断る。
水を飲んだ秘書が発作を起こしたため、車を止めてドアをロックした運転手は、護衛していたオートバイ警官に、サイムが発作を起こしたことを伝えてその場を離れる。
リムジンは爆発し、道路にいた運転手は車に轢かれて気を失う。
運転手が捕えられたため、ラシッドは始末するようアル=リドに命ずる。
ロジャースと共にサイムの爆死現場を調べたオニールは、今回も起爆装置がないことを確認する。
運転手の単独犯行だと指摘するトラヴェレスだったが、オニールは、口を閉ざしているのは仲間がいる証拠だと考える。
上位裁判所の審理が始り、オニールとトラヴェレスは傍聴席に座り、運転手カペリは被告人として現れる。
傍聴人席のアル=リドを確認したカペリは、裁判長が水を飲むと同時に、アル=リドが腕時計を見て席を立ったために興奮して叫び始める。
裁判長は発作を起こし、オニールはその場にいた者を退廷させる。
逃げようとするカペリは裁判長と共に爆死し、オニールはその一部始終を目撃しながら難を逃れる。
起爆装置は見つからず、水を飲んだ裁判長が汗をかき発作を起こして爆発したことを、オニールはロジャーズに話す。
オニールは、その水が特殊物質の爆薬ではないかと考える。
現場で水の入っていたポットを見つけたオニールは、分析ロボット”マドンナ”でその成分を調べたロジャースから、それが水ではないと言われる。
武器輸出禁止法の投票前に起きた事件により、首都は厳戒態勢となる。
オニールが心配だったテリーは、彼の家に向かう。
テリーを招き入れたオニールは、テリーを前に亡き娘を思い出して感傷的になる。
オニールはテリーに迫るものの拒まれ、皮肉を言ったため彼女に頬を叩かれる。
気持は分かると言うテリーは、娘の死を自分も辛く思うことを伝える。
それを乗り越える努力することを伝え、自分を責めないようにとオニールを励ましても無駄だと考えたたテリーは、その場を去る。
トラヴェレスの前に現れたラシッドは1000万ドルを要求し、白を切る彼に、武器輸出禁止の裏取引で儲けた5000万ドルの件をバラすと言って彼を脅す。
武器輸出禁止法の内容に賛同したと言うトラヴェレスの話を理解しようとしないラシッドは、自分の金を渡さなければ粉々にすると警告して立ち去る。
爆死した二人の議員が武器輸出禁止法に賛成だったとガーヴィーから知らされたオニールは、それを廃案にしたい者の犯行だと考える。
更にオニールは、トラヴェレスがそれに賛成していることを知らされる。
テリーが危険にさらされていることで苛立つオニールは、トラヴェレスに近づくなと言うガーヴィーの忠告を無視して、彼の屋敷に向かう。
屋敷に侵入したオニールは、テリーと一緒にいたトラヴェレスに近づき、テロリストの標的であるため妻に近づくなと警告する。
テリーを連れて帰ろうとするオニールだったが、彼女はそれを拒む。
トラヴェレスのことを調べたオニールは、彼の年収で豪邸に住む生活ができることを疑問に思う。
翌朝、テリーを監視したまま車で眠ってしまったオニールは、ロジャースからの電話で呼び出される。
例の”水”を使った実験を見せられ、ごく少量で発火することを確認したオニールは、液体が混成結合した酸に反応する爆薬だと知らされる。
トラヴェレスが出席する式典にテリーも向かうことを知っていたオニールは、それを心配する。
式典は始り、ラシッドとアル=リドは会場に現れる。
出席者に恋人のような紹介をするトラヴェレスに意見するテリーだったが、彼はそれを望んでいることを伝える。
その場に現れたオニールとロジャースは、テロの可能性を伝えてその場にいた人々を退避させる。
テリーが水を飲もうとしていたためそれを制止したオニールだったが、ロボット”マドンナ”で分析したロジャースが安全を確認する。
その場を去ろうとするラシッドだったが、決行するしかないと言うアル=リドは会場に戻る。
アル=リドの不審な行動に気づいたオニールは、噴水で彼に襲いかかり叩きのめす。
その場の水を飲んでしまったアル=リドは、発作を起こす。
オニールは、噴水の水が爆薬であることをロジャースに伝え、アル=リドを車いすに乗せてその場から離れる。
アル=リドをできるだけ離れた場所で爆死させたオニールは、無事だったテリーを見つめる。
買収していたトラヴェレスの秘書を責めるラシッドは、彼に次の命令を出す。
オニールと共に家に戻ったテリーは、トラヴェレスには二度と会わないと彼に伝え、二人は愛を確かめ合う。
屋敷に戻ったトラヴェレスは、ラシッドからの電話を受けて再び脅されるが、そこにオニールが現れて彼に銃を向ける。
電話を代わったオニールは、トラヴェレスの命はどうでもいいと言うラシッドに、式典会場の子供達のはどうなってもいいのかを問う。
相手がオニールだと分かったラシッドは、テリーがその場に向かうよう手を打ったことを伝えて電話を切る。
実家にいるテリーに電話をしたオニールだったが、彼を嫌っている義母は娘に電話を代わらないで切ってしまう。
再び電話をしたオニールだったが、つながらないために線を切られたと考える。
現れたラシッドと手を組む秘書から、テリーはトラヴェレスの指示で迎えに来たと言われる。
外の護衛が殺されていることに気づいたオニールは銃撃されたため、トラヴェレスと共に屋敷に戻る。
行くことを拒んだテリーは、秘書に銃を向けられて連れて行かれる。
裏金が爆死した二人の議員の策謀であり、自分は禁止法自体に賛同したと言うトラヴェレスの言葉を信じないオニールは、キッチンのガス管を破損させて発火装置を造り仕掛ける。
現れたラシッドらは屋敷に押入り、彼の手下は仕掛けにより焼死しオニールに射殺される。
異常性癖者でもあったトラヴェレスの秘密の部屋に向い、キッチンから持ってきた材料で爆薬を作ったオニールは、電源スイッチ部分にそれを仕掛ける。
テリーを連れてきた秘書が役目を終えたと言って帰ろうとしたため、ラシッドは彼を殺す。
オニールは銃弾を受けるものの、スイッチを入れて爆破を起こして相手を倒す。
屋根裏部屋に向かったオニールは、その場にあった配管を外そうとして、壁の中に隠されていた大金を見つける。
配管と釘、そしてその場の電源を利用して、オニールは現れた敵を倒す。
警察が到着するが、テリーを人質にしたラシッドは、液体爆薬を手にしてオニールを脅す。
ラシッドは爆薬を飲んでしまい、オニールはテリーを助けて外に出て彼女を下に降ろす。
ラシッドは爆死し、オニールとトラヴェレスは爆風により落下する。
トラヴェレスは死亡し、一命を取り留めたオニールにテリーが駆け寄る。
ガーヴィーとロジャースに声をかけられたオニールは、テリーと共に救急車で病院に搬送される。
1年後。
現場に復帰したオニールは、1年前にハイウェイで爆弾を仕掛けられた女性の車を調べる。
爆弾の処理を始めたオニールは、テリーが出産しそうだと知らされ、爆破を解除して病院に向かう。