ドナルド・A・ウォルハイムの短編”Mimic”を基に製作された作品。 遺伝子操作で生み出された新種の生物と人間の戦いを描く、監督、脚本ギレルモ・デル・トロ、主演ミラ・ソルヴィノ、ジェレミー・ノーサム、ジャンカルロ・ジャンニーニ、チャールズ・S・ダットン、ジョシュ・ブローリン、F・マーリー・エイブラハム他共演のSFホラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ギレルモ・デル・トロ
製作
ボブ・ワインスタイン
B・J・ラック
オーレ・ボールネダル
製作総指揮:マイケル・フィリップス
原作:ドナルド・A・ウォルハイム”Mimic”
脚本
マシュー・ロビンス
ギレルモ・デル・トロ
撮影:ダン・ローストセン
編集:パトリック・ルシア
音楽:マルコ・ベルトラミ
出演
スーザン・タイラー博士:ミラ・ソルヴィノ
ピーター・マン博士:ジェレミー・ノーサム
チューイ:アレクサンダー・グッドウィン
マニー:ジャンカルロ・ジャンニーニ
レナード・ノートン:チャールズ・S・ダットン
ジョシュ:ジョシュ・ブローリン
ゲイツ博士:F・マーリー・エイブラハム
レミー:アリックス・コロムゼイ
ロング・ジョン:ダグ・ジョーンズ
労働者:ジュリアン・リッチングス
デイヴィス:ジェイボン・バーンウェル
リッキー:ジェームズ・コスタ
ジェレミー:ノーマン・リーダス
アメリカ 映画
配給 ミラマックス
1997年製作 105分
公開
北米:1997年8月22日
日本:1998年1月24日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $25,480,500
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク、マンハッタン。
死の病”ストリックラー病”は、ゴキブリを媒体にして蔓延し、多くの子供達が命を奪われていた。
昆虫学者のスーザン・タイラー博士(ミラ・ソルヴィノ)は、その悲惨な現状を見せられ、ピーター・マン博士(ジェレミー・ノーサム)に協力を求められる。
その後スーザンは、国内の遺伝子工学研究施設の協力を得て、病原菌がを持つゴキブリを殺す新種の昆虫”ユダの血統”を生みだすことに成功した。
夫となったピーターと共に記者会見を開いたスーザンは、ストリックラー病を抑制したことを発表する。
スーザンの恩師であるゲイツ博士(F・マーリー・エイブラハム)は、納得できない表情でその場を離れる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ニューヨーク、マンハッタン。
死の病”ストリックラー病”の蔓延媒体のゴキブリを死滅させた、新種の昆虫”ユダの血統”を生みだした昆虫学者スーザン・タイラー博士は、夫のピーターと共に病を抑制させたことを発表する。
3年後、少年から珍しい昆虫を買い取ったスーザンは、それが、自殺遺伝子で死滅したはずの”ユダヤの血統”だと気づく。
昆虫が見つかった地下鉄を調べたスーザンとピーターだったが、手掛かりは掴めなかった。
恩師ゲイツ博士に意見を求めたスーザンは、ユダが進化して生き残ったこと指摘されて動揺する・・・。
__________
鬼才ギレルモ・デル・トロのハリウッド・デビュー作品で、進化したおぞましい新種の昆虫と人間との戦いを描くホラーであり、2001年と2003年に続編が公開された。
生物の造形や映像の雰囲気が「エイリアン」的でもあり、それ自体は新鮮味はないが、ギレルモ・デル・トロのその後の活躍などを考えながら観ると興味深い作品とも言える。
超大作ではないものの、生物の出来栄えや動きなどは製作費の範囲内で手抜きもなく、魅力的なキャスティングも注目であり、”殺人兵器”に立ち向かう人間の勇敢な姿なども確りと描かれている。
実際にもハーヴァード大学を優秀な成績で卒業しただけあり、隙の無いエリート学者が適役のミラ・ソルヴィノ、その夫である学者で終盤、敵と勇敢に戦うジェレミー・ノーサム、靴磨きのジャンカルロ・ジャンニーニ、その孫アレクサンダー・グッドウィン、交通局の警官チャールズ・S・ダットン、CDC局員ジョシュ・ブローリン、主人公の恩師F・マーリー・エイブラハム、主人公の助手アリックス・コロムゼイ、その友人ノーマン・リーダス、生物”ユダの血統”を演ずるダグ・ジョーンズなどが共演している。