レオポルドは、橋にいた男がその場にいることを知り後を追い、彼が発明のノートを開き見慣れない機械を使い何かをしていることに気づく。
男に声をかけたレオポルドは、危害を加えないことを伝えるが、彼はその場から逃げて馬車で走り去る。
ブルックリン橋。
建設工事中の足場に登った男を追ったレオポルドは、催涙スプレーをかけられ、彼と共に川に落下してしまう。
現代、ニューヨーク。
アパートに戻ったケイト・マッケイ(メグ・ライアン)は、上の階の物音が気になり、非常階段を上がり様子を見る。
ケイトは、元恋人のスチュアート・ベッサー(リーヴ・シュレイバー)が、”女”をソファーに寝かせていたために驚く。
スチュアートに電話したケイトは、自分の”パーム・パイロット”を返すよう伝えるが、電話を切られてしまう。
部屋にいるのがオルバニー公爵レオポルドだと確認したスチュアートだったが、再びケイトから電話を受けて”女”のことを追及され、部屋にいるのが男だと伝える。
スチュアートはケイトが電話を切らないため、遂に時空を超える入り口を発見したことを彼女に知らせる。
更にスチュアートは、エレベーターを発明したエンジニアでもあるレオポルドが、自分について来てしまったことをケイトに伝える。
それを信じないケイトは、スチュアートに傷つくことを言われて電話を切られる。
翌朝、目覚めたレオポルドは、テレビやオーディオのリモコンを触ってしまい、その音に驚く。
動揺するレオポルドは騒ぎに気づいたスチュアートに、目がおかしいことを伝える。
未来に来たと言われて混乱するレオポルドと説明するスチュアートは口論になり、その様子を見に来たケイトは、”パーム・パイロット”は返してもらうものの追い払われる。
レオポルドは、ケイトに見覚えがあるように思える。
スチュアートは、過去に帰すことをレオポルドに約束し、その入り口は翌週の月曜に開くことを伝える。
愛犬バートが散歩に行きたがるために外出しようとしたスチュアートは、レオポルドに自分の研究資料を読むように伝えて出かける。
スチュアートは、故障して止まっていたエレベーター・ボックスがその階になかったために階下に落下してしまう。
”パーム・パイロット”のペンを取りに来たケイトは、バートが廊下で吠えているため、レオポルドを連れてそとに出る。
レオポルドは街の様子を見て困惑し、人々は彼の服装を見て驚く。
勤務先の広告会社に向かうケイトは、付いてくるレオポルドに違う方向に向かうよう指示して、スチュアートに渡すケーブルテレビの請求書を預ける。
レオポルドは、バートがしたフンの始末をするよう婦人警官(ヴィオラ・デイヴィス)に言われる、それを拒否する。
条例違反だと言う警官は、レオポルドに名前を聞き、彼が長いフルネームで答えたため、持っていた請求書のスチュアートの名前を記入して違反切符を渡す。
出社したケイトは、秘書のダーシーから上司J.J.カムデン(ブラッドリー・ウィットフォード)が出張から戻ったことを知らされ、現れた彼に会議で会おうと言われる。
その後、レオポルドはブルックリン橋を見て驚き、世界が変わってしまったのに、目の前の橋がそのまま残っていることを知り感激する。
バートが消防車を追ったためについて行ったレオポルドは、エレベーター・シャフトで落下したスチュアートが救助され、救急車で運ばれる現場に遭遇する。
レオポルドはスチュアートに戻るよう言われて、何が起きたのか分からずに戸惑う。
会議中のケイトは、スチュアートから緊急電話が入ったことをダーシーから知らされ、転んでブラウスにコーヒーをこぼしてしまう。
アパートに戻ったレオポルドは、スチュアートからの電話を受けて、その場を動くなと言われる。
ブラウスを手配してくれたJ.J.にお礼を言ったケイトは、昇進のについての話を聞く。
レオポルドは、いつもスチュアートの部屋にテレビを見に来る少年ヘクターと話しをしていたが、そこに、ケイトの弟チャーリー(ブレッキン・メイヤー)が現れる。
昇進は、J.J.に誘われた食事の際に決まることをダーシーに伝えたケイトは、スチュアートが病院に入院したことを知らされる。
ケイトを病院に呼んだスチュアートは、19世紀の男レオポルドから目を離さないよう指示し、カメラのフィルムを現像すれば、自分の話が本当だと分かると言ってそれを渡そうとする。
しかし、その話を信じないケイトはその場を去る。
帰宅したケイトは、意気投合したレオポルドを食事に招くとチャーリーに言われ、仕方なく彼を招待する。
スチュアートの研究資料を読んだレオポルドは、その件で話を始める。
レオポルドが自分と同じ役者だと思っているチャーリーは聞き入るが、ケイトはうんざりして彼を追い払おうとする。
謝罪したレオポルドはその場を去り、チャーリーは、役者を理解しないケイトを批判する。
電話をかけようとしたスチュアートは、看護師にそれを阻止され、騒いだために鎮静剤を打たれてしまう。
上の階の火災警報器に気づき、トーストを焼けずに苛立っているレオポルドを落ち着かせたケイトは、彼の詩的な話し方が仕事で使えると考える。
翌日、レオポルドを会社に連れて行き、商品コマーシャルのためにカメラの前に立たせたケイトは、J.J.他皆を納得させる。
喜ぶケイトは、J.Jに下心があるため付き添いが必要ではないかとレオポルドに言われるが、それを聞き入れない。
タクシーに乗ろうとしたケイトは、男にバッグを奪われてしまい、ケイトはそれを追うものの諦める。
そこに、馬車の馬を借りたレオポルドが颯爽と現れ、ケイトを乗せて男を追う。
レオポルドは男を追い詰めて諦めさせて、呆然とするケイトを馬車に乗せてアパートに向かう。
出かけようとしたケイトは、レオポルドに再び付き添いが必要ではないかと聞かれ、必要ないと答えて彼に見送られる。
ところが、レストランで席に着いたケイトは、レオポルドとの関係などを聞いてくるJ.J.の言葉が気になり始める。
チャーリーはレオポルドをクラブに連れて行き、惹かれているパトリス(シャーロット・アヤナ)などを紹介する。
ケイトは、傷心をちらつかせながらのJ.J.の誘いを受ける。
話を茶化して騒いでいるだけのチャーリーは鬱陶しく思われるだけで、女性の気持ちを知るレオポルドはパトリスらの心を捉える。
その場を出たチャーリーは、レオポルドに恋の指南を受ける。
チャーリーは、ケイトを気にするレオポルドが、彼女に惹かれていると考える。
レストランに向い、ケイトとJ.J.の邪魔をすることを提案したチャーリーは、レオポルドの恋の行方を確かめようとしてはしゃぐ。
ケイトは、食事も終わろうとしているのに、昇進の件ではなく、目的が違うように思えるJ.J.に意見する。
そこにチャーリーとレオポルドが現れ、4人は話しを始める。
J.J.が上辺だけの男だということをケイトに理解させたレオポルドは、彼に強烈な皮肉を言ってその場を去る。
帰宅したケイトが口もきいてくれないため、レオポルドは彼女に手紙を書く。
翌朝、ケイトがそれに気づかないまま家を出たため、チャーリーは彼女を追いバッグに手紙を入れる。
ケイトは会議中に手紙に気づき、それには、レオポルドの謝罪の気持ちと8時に屋上で食事の誘いが記されていた。
その頃、スチュアートは精神異常を疑われ、ガイスラー医師(スポルディング・グレイ)のカウンセリングを受ける。
返事を渋っていたケイトはダーシーに後押しされ、食事の招待を受けるというFAXをレオポルドに送る。
レオポルドの助言を受けながら、チャーリーはパトリスに花を贈り、電話をして映画に誘い好意を伝える。
7時に迎えに来てと言うパトリスの返事に喜ぶチャーリーは、夢見心地になる。
屋上でレオポルドに迎えられたケイトは席に着き、恋愛に失敗ばかりしていることなどを話し、彼に相手が違っていたのではないかと指摘される。
両親の死後、財産を失ったレオポルドは、結婚をしないことについて叔父に恥だと言われた。
財産目当てで富豪令嬢を探すためにアメリカに来たと言うレオポルドは、時空を超えたあの日に誰かを結婚相手として指名するはずだったことを話す。
食事も終り、レオポルドはケイトをダンスに誘い、二人は惹かれ合いキスする。
翌朝、パトリスともうまくいったチャーリーに、そろそろ正体を明かすよう言われたレオポルドは、姉を愛する男だと答える。
翌朝、ケイトと街に出たレオポルドは、自分が住んでいた叔父の家を見つけて内部に入り、隠してあった宝箱を確認する。
ブルックリン橋に向かった二人は愛を確かめ合い、アパートに戻り心地よい時間を過ごす。
翌日、CM撮影を始めたレオポルドは、まずい商品であるダイエット・バターを消費者に売りつけるための、ケイトの仕事への協力を拒む。
双方納得せず、意見が合わないまま二人は帰宅する。
スチュアートは監視されていたものの、話を聞かせた看護師に同情されて病院を抜け出す。
アパートに戻ったスチュアートは、留守の間に色々あったことを知り、レオポルドに帰る日であることを伝えてブルックリン橋に向かう。
イギリスに旅立つJ.J.はケイトを呼び、この場のボスに昇進させることを伝える。
レオポルドに電話をしたケイトは昨日のことを謝罪して、会いたいというメッセージを残すが、それをスチュアートが聞いていた。
その場に現れたチャーリーは、レオポルドが帰ったことと、スチュアートが19世紀で撮った写真を見て、話しが本当だったことを知る。
チャーリーは、その写真を見てあることに気づき、それを確認したスチュアートは焦る。
1876年。
レオポルドは、結婚相手探しのための舞踏会の準備をするよう叔父ミラードに言われる。
ケイトは、合併成立のパーティーに向かうが、会場はレオポルドの叔父の家だった。
市内では、再びエレベーターの異常が頻発していた。
スチュアートは、時間が絡み合いケイトも過去に行ってしまったと言って、チャーリーとパーティー会場に向い会場に押し入ってしまう。
スチュアートはケイトに写真を渡し、自分と結ばれた理由はレオポルドに導くためだったことを伝え、彼女に過去に行くよう指示する。
それを信じられないケイトは、スピーチを行うために特設ステージに向かう。
トゥリー嬢と踊っていたレオポルドは、スチュアートに気づく。
ケイトは、スピーチをしながら渡された写真を確認し、それに自分が写っていることに気づく。
愛を選ぶことを心に決めたケイトはスピーチを打ち切り、スチュアートとチャーリーと共にブルックリン橋に向かう。
ケイトはスチュアートに簡潔な説明を求め、自分の未来は過去にあることを知らされる。
レオポルドを愛しているのなら橋桁の先端に行くようスチュアートに指示されたケイトは、チャーリーに愛を伝える。
その場に現れた警官はそれを制止しようとするが、ケイトは姿を消す。
過去に着いたケイトはレオポルドの家に向かい、エレベーターにあった文字で閃き、執事のオーティス(フィリップ・ボスコ)に声をかける。
レオポルドは花嫁を発表することになり、現れたケイトに気づき、彼女の名前を呼ぶ。
二人は愛を確かめ合い、そして踊り始める。
時計の針は、12時15分を指していた。