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ミーン・ストリート Mean Streets (1973)

マーティン・スコセッシ(監督、脚本)とロバート・デ・ニーロが初めて組んだ作品。
社会に馴染めずに大人になりきれない青年と彼を見捨てられない友の挫折や友情を描く、ハーヴェイ・カイテルデヴィッド・プローヴァルエイミー・ロビンソンデヴィッド・キャラダイン他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト ■
監督:マーティン・スコセッシ

製作
マーティン・スコセッシ

ジョナサン・タプリン
脚本
マーティン・スコセッシ

マーディック・マーティン
撮影:ケント・ウェイクフォード
編集:シドニー・レヴィン

出演
ジョニー・ボーイ:ロバート・デ・ニーロ
チャーリー:ハーヴェイ・カイテル
トニー:デヴィッド・プローヴァル
テレサ:エイミー・ロビンソン
酔っ払い:デヴィッド・キャラダイン
銃を持った少年:ロバート・キャラダイン
マイケル:リチャード・ロマナス
ジョヴァンニ:チェザーレ・ダノーヴァ
マリオ:ヴィクター・アルゴ
ダイアン:ジーニー・ベル
ジョーイ:ジョージ・メモーリ
オスカー:マーレイ・モストン
兵士:ハリー・ノーサップ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

1973年製作 111分
公開
北米:1973年10月14日
日本:1980年11月
製作費 $500,000
北米興行収入 $32,650


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨークリトル・イタリー
27歳になるチャーリー(ハーヴェイ・カイテル)は、定職を持たず、マフィアの幹部でる叔父のジョヴァンニ(チェザーレ・ダノーヴァ)の会社の手伝いをしていた。

チャーリーは、高利貸しのマイケル(リチャード・ロマナス)らと、トニー(デヴィッド・プローヴァル)のバーに入り浸る毎日を送っていた。

そんなチャーリーは、トラブル・メイカーで仲間達が相手にしないジョニー・ボーイ(ロバート・デ・ニーロ)を見捨てられなかった。

ある夜、バーで、男(ロバート・キャラダイン)が酔った客(デヴィッド・キャラダイン)を銃殺する事件が起き、慌てたチャーリーとジョニーは店を出る。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
マフィアの幹部を叔父に持つ青年チャーリーは、周囲から白い目で見られている自堕落な男ジョニー・ボーイを、友として見捨てられずにいた。
叔父のジョヴァンニは、チャーリーがジョニーと付き合うことをよく思わなかった。
ジョニーと、そのいとこである恋人のテレサとも手を切ることを、ジョヴァンニに指示されたチャーリーは苦悩する。
さらにチャーリーは、高利貸しのマイケルの借金を返そうともしないジョニーに手を焼く。
そんなチャーリーは、ジョニーを突き放せずに、何とか立ち直らせようと手を尽くすのだが・・・。
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大都会の下町で、悶々とした毎日を送る若者達の姿を鋭く描く、マーティン・スコセッシの初期作品の力作で、ロバート・デ・ニーロハーヴェイ・カイテルなど、後にハリウッドの誇る演技派となる、彼らの才能が垣間見られる演技を堪能できる作品でもある。

19977年、アメリカ議会図書館が、国立フィルム登録簿に登録した作品でもある。

ほとんど無名と言える、主人公二人の凄まじい演技を見ていると、アメリカのショービジネス界の層の厚さを痛感し、そういう意味でも実に興味深い作品。

ハーヴェイ・カイテルのメリハリの利いた演技と、セリフには思えないロバート・デ・ニーロの自然な演技、マーティン・スコセッシを含めた彼らの現在の成功があるからとは言え、1970年代初頭の貴重な作品に数えられている。

バーのオーナー役のデヴィッド・プローヴァル、チャーリー(H・カイテル)の恋人役のエイミー・ロビンソン、バーで銃撃される男のデヴィッド・キャラダインと異母弟で彼を射殺するロバート・キャラダインの実生活の異母兄弟、高利貸しのリチャード・ロマナス、チャーリーの叔父役のチェザーレ・ダノーヴァ、その右腕のヴィクター・アルゴ、レストランのオーナー、マーレイ・モストン、ベトナム帰還兵ハリー・ノーサップなどが共演している。


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