チャンピオンになることを義務付けられた強豪フットボール・チームの苦悩と闘いを描く、製作ブライアン・グレイザー、監督、脚本ピーター・バーグ、主演ビリー・ボブ・ソーントンによるドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ピーター・バーグ
製作:ブライアン・グレイザー
製作総指揮
ジョン・キャメロン
ジェームズ・ウィテカー
原作:H・G・ビッシンジャー
脚本
ピーター・バーグ
デヴィッド・アーロン・コーエン
撮影:トビアス・A・シュリッスラー
編集
デヴィッド・ローゼンブルーム
コルビー・パーカーJr.
音楽:ブライアン・レイツェル
出演
ビリー・ボブ・ソーントン:ゲイリー・ゲインズ
デレク・ルーク:ジェームズ”ブービー”マイルズ
ジェイ・ヘルナンデス:ブライアン・チャヴェス
ルーカス・ブラック:マイク・ウィンチェル
ギャレット・ヘドランド:ドン・ビリングスリー
リー・トンプソン・ヤング:クリス・コーマー
リー・ジャクソン:アイヴォリー・クリスチャン
ティム・マッグロウ:チャールズ・ビリングスリー
コニー・ブリットン:シャロン・ゲインズ
クリスチャン・ケイン:ブライアン
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2004年製作 117分
公開
北米:2004年10月8日
日本:2005年5月14日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $61,188,090
世界 $61,950,770
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1988年8月6日、テキサス州、オデッサ。
アメリカン・フットボールのプレ・シーズン初日を迎えた強豪パーミアン高校”パンサーズ”は、各名門大学のスカウトらが見守る中、選手達はマスコミに囲まれながら練習を続ける。
州チャンピオンになることを義務付けられている選手達は、統率力あるキャプテン、ブライアン・チャヴェス(ジェイ・ヘルナンデス)を中心に、そのプレッシャーを力に変えられる花形ランニングバック、ジェームズ”ブービー”マイルズ(デレク・ルーク)以外は、周囲や家族からの重圧に思い悩む者もいた。
ヘッドコーチ、ゲイリー・ゲインズ(ビリー・ボブ・ソーントン)にもチームへの注文と異常な期待とがのしかかる。
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*(簡略ストー リー)
1988年8月、テキサス州、オデッサ。
強豪フットボール・チーム”パンサーズ”(パーミアン高校の)は、州チャンピオンになることを義務付けられていた。
そのプレッシャーを、力に変えられる選手もいれば、周囲や家族からの重圧に思い悩む者もいた。
ヘッドコーチのゲイリー・ゲインズにも、チームへの異常な期待がのしかかる。
そしてシーズン初戦、パンサーズの応援が加熱しながら試合は始まる。
予想通り、花形ランニングバックのブービーの活躍でパンサーズは大差をつける。
しかし、ブービーの交代を躊躇したゲインズの采配が裏目に出てしまう。
直後のプレイで、ブービーは負傷し、選手生命を絶たれ、その責任を追及され、ゲインズへの批判が集中してしまう・・・。
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1990年に発表された、H・G・ビッシンジャーの実話を基にした小説、”Friday Night Lights: A Town, a Team, and a Dream”の映画化。
テキサス州、オデッサのパーミアン高校の、1988年のシーズンを追った物語ではあるが、栄光を勝ち取り、感動を盛り上げようとする、お決まりのパターンの作品ではない。
監督ピーター・バーグは、カリスマ・コーチが目立つ姿や、中心選手の突出した活躍よりも、チームに関わる人々、選手自身への期待やそれに対する苦悩などを描き、スポ根映画というよりも、ヒューマン・ドラマに近い作風になっている。
カメラワークもそうだが、ドキュメンタリー・タッチで描かれ、リアルな描写が印象深い。
その後の人生に必ずや役に立つであろう、家族や仲間達との絆こそが尊いことだと、押し付けがましくなく描いたところも好感が持てる。
熱血コーチのワンマン映画に終わらせなかった、淡々と物静かに演ずる、ビリー・ボブ・ソーントンの、抑えた演技も注目だ。
試合の重圧や家族の問題、そして再起不能になり絶望して悩む高校生達デレク・ルーク、ジェイ・ヘルナンデス、ルーカス・ブラック、ギャレット・ヘドランドらも、それぞれ好演している。
優勝を逃した息子ドン(ヘドランド)を最後には称えるティム・マッグロウ、コーチの妻コニー・ブリットンなどが共演している。