大統領暗殺を予言する事件に巻き込まれ記憶を失った男と町の治安を守ろうとするベテラン保安官の活躍を描く、監督マイケル・ハウスマン、主演ヴァル・キルマー、ネーヴ・キャンベル、サム・シェパード他共演のサスペンス。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:マイケル・ハウスマン
製作
ランドール・エメット
ジョージ・ファーラ
ヴィンセント・ニューマン
タッカー・トゥーリー
脚本
ポール・ベンツ
スティーヴ・トムリン
撮影:マックス・マルキン
編集:クインシー・グァンダーソン
音楽:マシーン・ヘッド
出演
ヴァル・キルマー:フランク・トーマス・キャヴァノー
ネーヴ・キャンベル:クローイ・リチャーズ
サム・シェパード:ジャック・コルブ保安官
ノーブル・ウィリンガム:シャール・キャッシュ保安官補
エイミー・スマート:リズ・カルペッパー
ギル・ベローズ:セオドア・コンウェイ医師
ジャンカルロ・エスポジート:J・C・レイノルズ
レオ・フィッツパトリック:スターリング
フェイ・ダナウェイ:ミセスK
アメリカ 映画
配給 Millennium Films
2000年製作 99分
公開
日本:2004年10月23日
製作費 $5,100,000
● 決行5日前。
ニューメキシコ州。
頭を撃たれて昏睡状態に陥った男(ヴァル・キルマー)が発見され、病院に運び込まれる。
ジャック・コルブ保安官(サム・シェパード)は、犯人を捕えるために全力をあげていた。
突然、意識を取り戻した男は、コルブ保安官と次期保安官候補シャール・キャッシュ保安官補(ノーブル・ウィリンガム)の質問を受けるが、事故前のことを思い出せない。
”ランバス”と記された名刺を持っていた男は、断片的に記憶が甦る。
● ”ランバス”(暗号名)まであと4日。
テレビで大統領の選挙遊説を見ていた男は、この町で大統領暗殺計画が実行されると叫びだす。
セオドア・コンウェイ医師(ギル・ベローズ)やコルブ保安官は、男を落ち着かせる。
男の発見現場で見つけた鍵が、ホテルのものだと分かったコルブとキャッシュは、男、フランク・キャヴァノーの婚約者だというクローイ・リチャーズ(ネーヴ・キャンベル)に出会い、彼女を病院に連れて行く。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ニューメキシコ州。
頭を撃たれ、昏睡状態に陥った男が発見され病院に運び込まれる。
事故前のことを思い出せない男は、コルブ保安官の質問を受け、断片的ではあるが記憶が甦る。
その後、男は、この町で大統領暗殺計画が実行されると騒ぎ始め、彼の発見現場の手掛かりから、名前が”フランク・キャヴァノー”だと分かる。
そして、フランクの婚約者だというクローイという女性が現れ、彼がIRS(合衆国内国歳入庁)シカゴ支部の役人だということが、明らかになるのだが・・・。
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ヴァル・キルマーとサム・シェパードという、魅力的な顔合わせの作品ではあるが、映画祭などでは上映されたものの、アメリカ国内では未公開に終わり、DVDリリースのみになった作品。
それほど斬新なストーリーでもなく、何となく先も読めてしまう展開が、今一物足りない気はする。
やや野暮ったい男ヴァル・キルマーが、記憶を取り戻して暗殺者に豹変するが、大統領暗殺を阻止し、何も知らない女性の元に、素朴な男として戻るラストは痛快でもある。
サム・シェパードにしては珍しい、田舎臭い保安官の役ながら、年齢を重ねた渋みがあり、人間味も感じる人物を好演している。
最初から、裏がありそうなところが気になるネーヴ・キャンベル、悪徳保安官補ノーブル・ウィリンガム、大金と愛を手に入れる看護師エイミー・スマート、医師のギル・ベローズ、記者のジャンカルロ・エスポジート、暗殺者仲間レオ・フィッツパトリック、そして、黒幕として大御所フェイ・ダナウェイも登場する。