富裕層だけが居住できるスペース・コロニー”エリジウム”を支配する者に対する抵抗計画に加わる男の命を懸けた戦いを描く、製作、監督、脚本ニール・ブロムカンプ、主演マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、アリシー・ブラガ他共演のSFアクション。 |
・SF
■ スタッフ キャスト ■
監督:ニール・ブロムカンプ
製作
サイモン・キンバーグ
ビル・ブロック
ニール・ブロムカンプ
製作総指揮
スー・ベイドン=パウエル
ビル・ブロック
脚本:ニール・ブロムカンプ
撮影:トレント・オパロック
編集
ジュリアン・クラーク
リー・スミス
音楽:ライアン・エイモン
出演
マックス・ダ・コスタ:マット・デイモン
ジェシカ・デラコート:ジョディ・フォスター
C・M・クルーガー:シャールト・コプリー
スパイダー:ヴァグネル・モーラ
フレイ・サンティアゴ:アリシー・ブラガ
ジョン・カーライル:ウィリアム・フィクナー
フリオ:ディエゴ・ルナ
パテル総裁:ファラン・タヒール
マチルダ・サンティアゴ:エマ・トレンブレイ
ドレイク:ブランドン・オーエット
クロウ:ジョシュ・ブラッカー
マニュエル:エイドリアン・ホームズ
サンドロ:ホセ・パブロ・カンティーヨ
CCBエージェント:カーリー・ポープ
CCBエージェント:マイケル・シャンクス
パテル総裁:ファラン・タヒール
夫人:タリサ・ソト
技術者:テリー・チェン
アメリカ 映画
配給 TriStar Pictures
2013年製作 109分
公開
北米:2013年8月9日
日本:2013年9月20日
製作費 $115,000,000
北米興行収入 $92,572,090
世界 $286,140,700
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
21世紀。
大気汚染や人口増加による生活環境の激変で、超富裕層は豊かな暮らしを維持するために地球を逃れ、軌道上に作られたスペース・コロニー”エリジウム”に移住した。
2154年、ロサンゼルス。
スラム化する地球上では、ドロイドによる監視下で市民は過酷な生活を強いられていた。
家族もなく孤児院で育ったマックス・ダ・コスタ(マット・デイモン)は、アーマダイン社でドロイド製造に従事する労働者だった。
ある日、マックスは出勤する際、ドロイドに前科などを問われ左腕を折られてしまう。
病院に向かったマックスは、幼馴染である看護師となっていたフレイ・サンティアゴ(アリシー・ブラガ)に再会して手当てを受ける。
フレイと再会を約束したマックスは、その後、保護観察期間を延長されてしまい、工場に向かい作業を始める。
エリジウムに向かおうとする密航者が絶えない中、反移民法強硬論者であるエリジウム防衛長官ジェシカ・デラコート(ジョディ・フォスター)は、コードを偽装して接近するシャトルを確認する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
2154年、ロサンゼルス。
環境汚染と人口増加で崩壊寸前の人類は超富裕層だけが居住できるスペース・コロニー”エリジウム”を地球の軌道上に作り上げていた。
アーマダイン社でドロイドの製造に従事する労働者マックス・ダ・コスタは、作業中の事故で放射能を浴びてしまい、余命5日を宣告される。
エリジウムの人体再生医療ポッドで治療するしかないマックスは、密航業者スパイダーに会い億万長者の情報を入手する条件で、エリジウム行きを約束される。
マックスは、アーマダイン社CEOカーライルを襲い情報を入手しようとする。
カーライルは契約を継続するために、エリジウムの防衛長官デラコートの企むクーデターに加担して、リブート・プログラムを盗み出して飛び立つ。
マックスはカーライルの情報を手に入れるが、それを奪い返そうとする、デラコートの差し向けた工作員クルーガーの魔の手が迫る・・・。
__________
「第9地区」(2009)で世界中を驚かせたニール・ブロムカンプが、同作スタッフの多くを起用して再び監督したSF超大作であり、大物スターのマット・デイモンが主演ということで大いに話題になった作品。
全く違った役柄であるが、「第9地区」の主演者のシャールト・コプリーの出演もあり、なんとなく雰囲気が同作に似ている。
物語自体はそれほど新鮮味もなく、単なる労働者が、子供時代に言われた”お告げ”のような言葉通りに、特別なことを成し遂げる者に”突然”変貌する姿など、特殊スーツを装着したにしても、感情まで激変してしまうのはやや都合がよ過ぎる展開だ。
とは言え、特撮やVFXアクションなども見応えがあり、無難には仕上がっている。
北米興行収入だけでは製作費を上回ることができず
約9300万ドルだったが全世界では2億8600万ドル
のヒットとなった。
*製作費 $115,000,000
スキンヘッドのマット・デイモンは無敵のヒーロー風でもない、平民に近い雰囲気がいいと思うし、完全悪役のジョディ・フォスターの防衛長官役には注目。
防衛長官の指示で動く工作員シャールト・コプリー、密航業者ヴァグネル・モーラ、主人公の幼馴染である看護師アリシー・ブラガ、その娘エマ・トレンブレイ、アーマダイン社CEOのウィリアム・フィクナー、主人公の友人ディエゴ・ルナ、エリジウム総裁のファラン・タヒールなどが共演している。