落雷で暴走し始めた軍事用戦略ロボットが意思を持ち自由を奪おうとする者達と戦う姿を描く、監督、出演ジョン・バダム、主演アリー・シーディ、スティーヴ・グッテンバーグ、フィッシャー・スティーヴンス他共演のSFアクション・コメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・バダム
脚本
S・S・ウィルソン
ブレント・マドック
製作
デヴィッド・フォスター
ローレンス・ターマン
製作総指揮
マーク・デーモン
ジョン・ハイド
音楽:デヴィッド・シャイア
撮影:ニック・マクリーン
編集:フランク・モリス
出演
ステファニー・スペック:アリー・シーディ
ニュートン・クロスビー:スティーヴ・グッテンバーグ
ベン・ヤビタヤ:フィッシャー・スティーヴンス
ハワード・マーナー:オースティン・ペンドルトン
スクルーダー:G・W・ベイリー
フランク:ブライアン・マクナマラ
デューク:マーヴィン・J・マッキンタイア
ナンバー5(声):ティム・ブレイニー
オーティス:ジョン・ガーバー
セペダ夫人:ペニー・サントン
カメラマン:ジョン・バダム
アメリカ 映画
配給 トライスター・ピクチャーズ
1986年製作 98分
公開
北米:1986年5月9日
日本:1986年7月5日
北米興行収入 $40,697,760
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ワシントン州。
世界最先端のロボット開発会社”ノヴァ・ロボティックス”の社長で科学者でもあるハワード・マーナー(オースティン・ペンドルトン)は、冷戦下での戦略兵器として、ロボット部隊の”セイント”の開発に成功し、それを軍関係者他の前で披露する。
その後、社内でレセプションが始まり、マーナーは、ロボットの開発者ニュートン・クロスビー(スティーヴ・グッテンバーグ)を呼ぶよう、同じ研究員ベン・ヤビタヤ(フィッシャー・スティーヴンス)に命ずる。
その時、落雷のショックを受けたロボットの一体ナンバー5(ティム・ブレイニー/声)が異常をきたし、行方不明になってしまう。
ゴミ運搬車で社外に運ばれてしまったナンバー5は、牧場の付近で車から落下してしまう。
社内は混乱し、警備主任のスクルーダー(G・W・ベイリー)が捜索を始め、ニュートンがナンバー5の位置を確認する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ワシントン州。
戦略戦闘ロボット、ナンバー5は、落雷を受けて異常をきたし逃亡してしまう。
動物愛護家のステファニー・スペックと出会ったナンバー5は、あらゆる情報をインプットして、自らプログラムに改良を加えて、意思を持つようになる。
一方、ナンバー5の開発者であるニュートン・クロスビーは、社長マーナーの指示でロボットを追跡し、警備隊のスクルーダーも捜索を始める。
ナンバー5は、あえなく捕らえられて移送されるのだが、再び逃走してステファニーの元に戻る。
ステファニーは、ナンバー5の意見を聞き入れて、ニュートンと話し合うことにするのだが、先回りしたスクルーダーに、捕らえられそうになる・・・。
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スマッシュ・ヒットとなった本作の好評を受け、続編「ショート・サーキット2」(1988)も公開された。
*北米興行収入 $40,697,760
なんと言っても、大活躍する、意思を持った戦略ロボット”ナンバー5”の大活躍、そして、その特撮を駆使した映像の楽しさは、当時の技術を最大限に生かした、見事な仕上がりになっている。
動物愛護家の女性が、次第に生き物のように変化していくロボットと親交を深め、また、開発者と衝突し合いながらも恋が芽生えていくという、ジョン・バダムの軽快な演出と共に見所が多く、最先端の技術を扱う一方で、古風な雰囲気のストーリーもなかなかいい。
ジョン・バダムの出世作「サタデー・ナイト・フィーバー」(1977)も登場し、ナンバー5がダンスを覚えるシーンや、鑑賞した映画などに影響を受ける設定も楽しい。
ナンバー5(ティム・ブレイニー/声)に情が移り、ペットのように接するアリー・シーディ、彼女との恋も芽生えるロボット開発者スティーヴ・グッテンバーグ、同僚の研究員フィッシャー・スティーヴンス、ロボット開発会社社長オースティン・ペンドルトン、警備隊長G・W・ベイリー、そしてジョン・バダムも、マスコミの中のカメラマンでカメオ出演している。