麻薬マフィアを追うソ連人の警官と協力するアメリカ人の刑事の活躍と友情を描く、製作、監督、脚本ウォルター・ヒル、主演アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェームズ・ベルーシ、ピーター・ボイル、エド・オロス、ローレンス・フィッシュバーン、ジーナ・ガーション、ブライオン・ジェームズ他共演のハード・アクション。 |
・アーノルド・シュワルツェネッガー / Arnold Schwarzenegger 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:ウォルター・ヒル
製作総指揮
マリオ・カサール
アンドリュー・G・ヴァイナ
製作
ゴードン・キャロル
ウォルター・ヒル
脚本
ハリー・クライナー
ウォルター・ヒル
トロイ・ケネディ・マーティン
撮影:マシュー・F・レオネッティ
編集
ドン・エイロン
カーメル・デイヴィス
フリーマン・A・デイヴィス
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演
イワン・ダンコ大尉:アーノルド・シュワルツェネッガー
アート・リジック刑事:ジェームズ・ベルーシ
ルー・ドネリー警部:ピーター・ボイル
ヴィクター・ロスタビリ:エド・オロス
チャーリー・スタッブス警部補:ローレンス・フィッシュバーン
キャサリン”キャット”マンゼッティ:ジーナ・ガーション
ギャラガー刑事:リチャード・ブライト
ストリーク:ブライオン・ジェームズ
アメリカ 映画
配給 トライスター・ピクチャーズ
1988年製作 103分
公開
北米:1988年6月17日
日本:1988年9月
北米興行収入 $34,994,650
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
モスクワ。
人民警察のイワン・ダンコ(アーノルド・シュワルツェネッガー)大尉は、アメリカとの麻薬密売ルートを仕切る組織のボス、ヴィクター・ロスタビリ(エド・オロス)を追いつめる。
しかし、隙をつかれたダンコはヴィクターに逃げられ、相棒も殺されてしまう。
シカゴ。
シカゴ市警のアート・リジック刑事(ジェームズ・ベルーシ)は、反りの合わない上司チャーリー・スタッブス警部補(ローレンス・フィッシュバーン)と、相棒のギャラガー(リチャード・ブライト)と共に麻薬ルートを追っていた。
ヴィクターがシカゴで捕まったという報告で、ダンコは彼を連れ戻す命令を受け、相棒を殺した罪を償わせようとする。
規則無視の常習リジックと相棒のギャラガーは、シカゴに着いたダンコを迎える。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
モスクワ。
人民警察のイワン・ダンコ大尉は、アメリカからの麻薬密売ルートを仕切るヴィクターを取り逃がしてしまう。
ヴィクターが、アメリカで逮捕されたとの報告を受けて、ダンコは彼の引渡しのためにシカゴに向かう。
現地に着いたダンコは、地元警察の刑事リジックらと共にヴィクターの元に向かう。
しかし、ダンコらは、ヴィクターの仲間達に襲われ彼の逃亡を許してしまう。
手に入れたある”鍵”を手がかりに、独自の捜査で、大きな取引があることを知ったダンコとリジックは、ヴィクターの妻だと言うキャットに接触する。
ダンコは、キャットの手引きでヴィクターに会い買収されそうになるがそれを断る。
そしてヴィクターは、ダンコを襲うと見せかけてその”鍵”を奪ってしまう・・・。
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ソ連崩壊前の米ソ冷戦下、社会情勢などをやや大袈裟に描いてはいるが、迫力あるアクションとして観ればまずまず楽しめる。
「ターミネーター」(1984)の主人公を思わせる、無表情な堅物警官アーノルド・シュワルツェネッガーと、いかにもアメリカ人らしい奔放な刑事役のジェームズ・ベルーシのタイプの違うデカ同士の、噛み合わないやり取りは結構笑わせてくれる。
当時、ウォルター・ヒルやシュワルツェネッガー作品を、度々手がけていたジェームズ・ホーナーが音楽を担当している。
アーノルド・シュワルツェネッガーは、当時、話題作が目白押しで、いよいよハリウッドの頂点を極めようとしていた頃の作品。
顔のつやもよく、見事な肉体美も素晴しく、訛りがかくせる少ないセリフで、外国人らしさがよく出ている。
よくいるタイプのアメリカ人、はみだし刑事をジェームズ・ベルーシは好演し、この頃が最も充実していた時期だと言える。
主人公二人に手を焼く警部ピーター・ボイル、ロシアン・マフィアを凄味と迫力で演ずるエド・オロス、 エリート警官ローレンス・フィッシュバーン、悪党の愛人がよく似合うジーナ・ガーション、リジック(J・ベルーシ)の相棒で殉職してしまうリチャード・ブライト、情報屋ブライオン・ジェームズなど、豪華出演者が脇を固めている。