イギリス人女性が連れてきた”ヘレフォード種”の牛を過酷な条件で育てようとするカウボーイの信念と行動を描く、監督アンドリュー・V・マクラグレン、主演ジェームズ・スチュワート、モーリン・オハラ、ブライアン・キース他共演の西部劇。 |
・西部劇
・ジェームズ・スチュアート / James Stewart / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
製作:ウィリアム・アランド
脚本:リック・ハードマン
撮影:ウィリアム・H・クローシア
編集:ラッセル・F・スコーンガース
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演
サム・バーネット:ジェームズ・スチュワート
マーサ・プライス:モーリン・オハラ
アレキサンダー・ボーエン:ブライアン・キース
ヒラリー・プライス:ジュリエット・ミルズ
ディーク・サイモンズ:ジャック・イーラム
ジェイミー・ボーエン:ドン・ギャロウェイ
チャールズ・エルスワース:デヴィッド・ブライアン
ジェフ・ハーター:ベン・ジョンソン
ガート:バーバラ・ワール
ジョン・テイラー:アラン・ケイルー
エド・メイブリー:ハリー・ケリーJr.
ホアン:ペリー・ロペス
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1966年製作 97分
公開
北米:1966年2月2日
日本:1966年4月2日
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1884年、セントルイス、全国牧畜博覧会。
カウボーイのサム・バーネット(ジェームズ・スチュワート)の”角倒し”を見ていた、イギリス人女性のマーサ・プライス(モーリン・オハラ)と娘ヒラリー(ジュリエット・ミルズ)は、買付人のチャールズ・エルスワース(デヴィッド・ブライアン)に声をかけられ、牛を運んできたことを伝える。
エルスワースは、イギリス出身の牧場主ジョン・テイラー(アラン・ケイルー)をマーサに紹介しようとする。
バーネットは、テイラーの牧童だったジェフ・ハーター(ベン・ジョンソン)とガート(バーバラ・ワール)に出くわす。
牛の角に突かれたジェフだったが、テイラーからの援助が不十分であることをガートから知らされる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1884年、セントルイス、全国牧畜博覧会。
亡き夫の遺志を継ぎイギリスから”ヘレフォード種”の牛を運んだマーサは、娘ヒラリーと共にそれをボーエン牧場に売る。
種牛となる”ビンディ”の移送をすることになったカウボーイのサム・バーネットは、牧場主テイラーからそれを横取りするため1000ドルを渡される。
バーネットは、現金を元テイラーの牧童で怪我をしているジェフに渡し、ビンディを連れてダッジ・シティに向かう。
ビンディの様子を見届ようとするマーサとヒラリーも列車に乗っていることに驚いたバーネットは、テイラーの牧童サイモンズに妨害されながらも、ボーエンの牧場に向かうのだが・・・。
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ジョン・フォードの秘蔵っ子であるアンドリュー・V・マクラグレンが監督し、ジェームズ・スチュワートとモーリン・オハラなど、魅力的なキャスティングがファンにはたまらない正統派西部劇。
作品によってその出来にムラがあるのが気になるアンドリュー・V・マクラグレンの演出はまずまずといったところで、前半のコメディ・タッチの展開から、後半は主人公の信念を貫く姿を力強く描く内容となっている。
ジョン・ウィリアムズが音楽を担当しているのも注目で、美しい曲は印象に残る。
主人公を演ずるジェームズ・スチュワートは、序盤は華やかな雰囲気のモーリン・オハラとジュリエット・ミルズ母娘に華を持たせているという感じでやや控えめだが、後半は信念に燃える男を熱演する。
気丈なイギリス人女性を彼女らしく演ずる、美しいモーリン・オハラ、同じく気の強い娘のジュリエット・ミルズ、ヒロインに惹かれる豪快な演技が印象的な牧場主役のブライアン・キース、その息子のドン・ギャロウェイ、牛を横取りしようとする牧童ジャック・イーラム、その相棒ハリー・ケリーJr.、怪我をした元牧童ベン・ジョンソンとバーバラ・ワール、仲買人役のデヴィッド・ブライアン、牛を奪おうとする牧場主アラン・ケイルー、牧場の使用人ペリー・ロペスなどが共演している。