殺された弟の復讐のためマフィアの抗争に身を投ずる元刑事の戦いを描く、ジェット・リーのハリウッド初主演作であり、監督アンジェイ・バートコウィアク、アリーヤ、イザイア・ワシントン、DMX、デルロイ・リンド他共演のハードアクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:アンジェイ・バートコウィアク
製作
ジョエル・シルヴァー
ジム・ヴァン・ウィック
共同製作:ウォーレン・カー
製作総指揮:ダン・クラッチオロ
脚本
エリック・バーント
ジョン・ジャレル
撮影:グレン・マクファーソン
編集:デレク・G・ブリーキン
音楽
スタンリー・クラーク
ティンバランド
出演
ジェット・リー:ハン・シン
アリーヤ:トリシュ・オーデイ
イザイア・ワシントン:マック
ラッセル・ウォン:カイ
DMX:シルク
デルロイ・リンドー:アイザック・オーデイ
D・B・ウッドサイド:コリン
ヘンリー・オー:チュウ・シン
ジョン・キット・リー:ポー・シン
エドアルド・バレリーニ:ビンセント・ロス
アンソニー・アンダーソン:モリース
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2000年製作 115分
公開
北米:2000年3月22日
日本:2000年5月13日
製作費 $25,000,000
北米興行収入 $55,973,340
世界 $91,036,760
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
チャイニーズ・マフィアのボス、チュウ・シン(ヘンリー・オー)の息子ポー(ジョン・キット・リー)が何者かに殺される。
チュウは、抗争を続けるアイザック・オーデイ(デルロイ・リンドー)の手下の仕業だと考える。
誤解を解くために、オーディは話し合いの場を持つのだが、やがて報復が始まってしまう。
元刑事で、ポーの兄のハン(ジェット・リー)は、香港マフィアだった父の身代わりになり投獄されていたが、弟の訃報を聞き脱獄してアメリカに渡る。
オーディは、息子のコリン(D・B・ウッドサイド)と娘のトリッシュ(アリーヤ)を守るために護衛をつけるが、彼女は姿を消してハンと出会う。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
チャイニーズ・マフィアのボス、チュウを父を持つ元刑事のハン・シンは、父の身代わりになり香港で服役していた。
しかし、弟ポーが殺されたことを知り、ハンは脱獄してアメリカに向かう。
チョウは、息子を殺した犯人が、抗争を続けるオーデイの手下の仕業だと思い込む。
オーディは、誤解を解こうとするが無駄に終わり、やがて報復が始まってしまう。
息子コリンと娘トリッシュの安全を確保しようとしたオーディだったが、彼女は姿を消してしまいハンと出会う。
ハンは、ポーがかけた最後の電話が、トリシュの店の番号だと知り、彼女の協力を得て弟殺しの犯人を捜すのだが・・・。
__________
小柄でごく平凡なアジア人という感じのジェット・リーが、小林拳の腕前を、ワイヤーアクションを駆使して存分に見せてくれる格闘場面は迫力満点。
香港マフィアの息子で元刑事という役が、なんとも不思議な感じを受けるが、善人風で優しそうな顔立ちの彼が、突然拳をふるい暴れまわる、その俊敏な身のこなしとスピード感は見応え十分。
長身で、二枚目のラッセル・ウォンを全く寄せ付けない、全身からみなぎるオーラを感じる。
悪人だが情のある、見かけは厳ついデルロイ・リンドーも、貫禄あるところを見せている。
その手下のアンソニー・アンダーソンのドジな下っ端役が笑わせてくれる。
ジェット・リーとはミスマッチのような、共演のアリーヤや、DMXの参加する音楽もなかなか印象的で、結局は、クールなジェット・リーのイメージに合っているというところなども興味深い。
オーディ(D・リンド)の右腕イザイア・ワシントン、オーディの息子D・B・ウッドサイド、主人公の父でチャイニーズ・マフィアのボス、ヘンリー・オー、その息子ジョン・キット・リーなどが共演している。