脱獄犯を追う刑事とそれに協力させられる囚人の事件捜査を描く、監督、脚本ウォルター・ヒル、主演ニック・ノルティ、エディ・マーフィ共演の刑事アクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ウォルター・ヒル
製作総指揮:D・コンンスタンティン・コンテ
製作
ローレンス・ゴードン
ジョエル・シルヴァー
脚本
ロジャー・スポティスウッド
ウォルター・ヒル
ラリー・グロス
スティーヴン・E・デ・スーザ
撮影:リック・ウェイト
編集
フリーマン・デイヴィス
マーク・ワーナー
ビリー・ウェーバー
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演
ジャック・ケイツ:ニック・ノルティ
レジー・ハモンド:エディ・マーフィ
エレイン・マーシャル:アネット・オトゥール
アルバート・ギャンズ:ジェームズ・レマー
ルーサー:デヴィッド・パトリック・ケリー
ヘイデン:フランク・マクレー
ビリー・ベア :ソニー・ランダム
ベン・キーホー:ブライオン・ジェームズ
ロザリン:ケリー・シャーマン
アルグレン:ジョナサン・バンクス
キャンディ:オリヴィア・ブラウン
サリー:デニーズ・クロスビー
ケイシー:マーゴット・ローズ
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1982年製作 96分
公開
北米:1982年12月8日
日本:1983年10月
北米興行収入 $78,868,508
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
水を貰うために作業中の囚人に近付いた大柄な先住民ビリー・ベア(ソニー・ランダム)は、囚人のアルバート・ギャンズ(ジェームズ・レマー)に侮辱される。
二人は喧嘩になり、ビリーは隠し持っていた拳銃で看守を銃撃し、ギャンズと共に逃走する。
サンフランシスコ。
市警の刑事ジャック・ケイツ(ニック・ノルティ)は、恋人のエレイン・マーシャル(アネット・オトゥール)に、きつい仕事の愚痴をこぼしながらアパートを出る。
その頃、街に現れたギャンズとビリーは、昔の仲間ルーサー(デヴィッド・パトリック・ケリー)を捕らえ、銃を向けて隠した金を奪おうとして脅す。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
凶悪犯ギャンズは、仲間のビリーの協力で、作業中に看守を襲い逃走する。
サンフランシスコ市警の刑事ジャック・ケイツは、盗難クレジットカードが使われたホテルに向かった同僚の手助けをする。
しかし、同僚は、その犯人のギャンズとビリーに殺され、ジャックは彼らを取り逃がしてしまう。
署に戻ったジャックは、ギャンズらの情報を入手し、彼らの仲間で服役中のレジー・ハモンドの元に向かう。
出所を条件に協力すると言うレジーの要求をのんだジャックは、裏工作で48時間だけ彼を出所させる。
ジャックは、半ば強制的にレジーを捜査に協力させて、盗難届けのでない、賭博場から盗んだ50万ドルの金のことを知る。
ギャンズらが、その金を狙っていることを知ったジャックは、レジーと共に彼らを捜すのだが・・・。
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1990年には続編「48時間PART2」も公開された。
男臭いアクションを得意とするウォルター・ヒル作品の中でも、ベストと言っていい仕上がりで、ややひねくれた友情以外には、きれい事や美談がほとんど登場しない、それがまた痛快であもる作品。
口が減らないレジー(エディ・マーフィ)に手古摺っていたジャック(ニック・ノルティ)が、上司に罵倒されてキレてしまい、非難されたレジーをかばう、唯一とも言える友情を描く場面が強烈に印象に残る。
後に手がける「コマンドー」(1985)の音楽に、非常に似ているジェームズ・ホーナーの曲も独特だ。
期待の若手俳優として、既に長いキャリアを積んでいたニック・ノルティが、40歳を過ぎて、トップスターの仲間入りをするきっかけとなった作品であり、不器用な荒くれ刑事を熱演して好評を得た。
センス抜群、洗練されたサラブレッドのようなエディ・マーフィの衝撃的デビュー作であり、21歳の彼は、親子ほど年の違う”相棒”ニック・ノルティに全く引けをとらない、見事な”パフォーマンス”を見せてくれる。
出番が少ないのがやや残念な、粗暴な男のジャック(ニック・ノルティ)に負けていない恋人役のアネット・オトゥール、極悪非道の脱獄犯ジェームズ・レマー、小悪党という役どころがよく似合う、その仲間デヴィッド・パトリック・ケリー、怒鳴り通しの巨漢の警部役フランク・マクレー、同じく迫力満点の悪党ソニー・ランダム、ジャックの同僚ブライオン・ジェームズとジョナサン・バンクス、ルーサー(デヴィッド・パトリック・ケリー)の恋人ケリー・シャーマン、レジー(エディ・マーフィ)がクラブで会う女性オリヴィア・ブラウン、ビリー(ソニー・ランダム)の女友達デニーズ・クロスビー(ビング・クロスビーの孫)とマーゴット・ローズなどが共演している。