それぞれ悩みを抱えた中年バイカー4人組みの西海岸への旅を描く、出演ティム・アレン、ジョン・トラボルタ、ウィリアム・H・メイシー、マーティン・ローレンス、レイ・リオッタ、マリサ・トメイ、ピーター・フォンダ他共演、監督ウォルト・ベッカーによる痛快アクション・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ウォルト・ベッカー
製作総指揮
シャーラ・サンプター・ブリジット
エイミー・セイアーズ
製作
マイケル・トーリン
ブライアン・ロビンズ
トッド・リーバーマン
脚本:ブラッド・コープランド
撮影:ロビー・グリーンバーグ
編集
クリストファー・グリーンバリー
スチュアート・パペ
音楽: テディ・カステルッチ
出演
ダグ・マドセン:ティム・アレン
ウディ・スティーヴンス:ジョン・トラボルタ
ダドリー・フランク:ウィリアム・H・メイシー
ボビー・デイヴィス:マーティン・ローレンス
ジャック・ブレイド:レイ・リオッタ
マギー:マリサ・トメイ
ケリー・マドセン:ジル・ ヘネシー
カレン・デイヴィス:ティチナ・アーノルド
ゲイのハイウェイ・パトロール警官:ジョン・C・マクギンリー
マードック:M・C・ゲイニー
レッド:ケヴィン・デュランド
保安官チャーリー:スティーヴン・トボロウスキー
ダミアン・ブレイド:ピーター・フォンダ
アメリカ 映画
配給 タッチストーン・ピクチャーズ
2007年製作 100分
公開
北米:2007年3月2日
日本:2008年2月9日
製作費 $60,000,000
北米興行収入 $168,273,550
世界 $253,625,430
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
シンシナティ。
閑静な住宅街に住む4人の男性は、週末になるとバイクに乗って出現する。
歯科医のダグ・マドセン(ティム・アレン)は、太り過ぎを気にしながらストレスを感じる日々を送っていた。
下水配管工のボビー・デイヴィス(マーティン・ローレンス)は、小説家志望の夢が破れつつあった。
コンピューター・プログラマーのダドリー・フランク(ウィリアム・H・メイシー)は、女運もなく寂しい毎日を送っていた。
リッチな弁護士ウディ・スティーヴンス(ジョン・トラボルタ)は、破産した上にスーパーモデルの妻と離婚調停中で、苛立ちを隠せない。
いつものように、週末に集まった4人は、ウディの提案で1週間の休暇をとり、太平洋まで旅をする計画を練る。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
歯科医師のダグ、小説家志望の配管工ボビー、コンピューター・プログラマーのダドリー、破産して離婚調停中の弁護士ウディは、それぞれの悩みを抱え、ストレスを感じる日々を送っていた。
そんな時ウディは、日頃の鬱憤を晴らして冒険することを目的に、バイクで向かう太平洋までの旅に3人を誘う。
気乗りしなかった3人だったが、結局は旅立つ決心をして、4人組の”ワイルド・ボッグス”は、バイクで西海岸を目指す。
ちょっとしたトラブルに遭いながらも、まずまず順調に旅を続ける4人だったが、街道のバーでバイカー・ギャング”デル・フエゴス”のリーダー、ジャックに言いがかりをつけられる。
4人は揉め事を嫌うが、ダドリーがバイクを奪われてしまい、納得のいかないウディがそれを奪い返す。
ウディは、いたずらのつもりでジャックらのバイクの燃料パイプを切断するのだが、それが原因で彼らのバーが爆破炎上してしまう。
その後、ガス欠となった4人は、ある田舎町にたどり着きフェスティバルを楽しむのだが、彼らの所在を知ったジャックが復讐のため町に現れる・・・。
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主人公の実力派スター4人の個性が活かされた異色のロード・ムービー。
その中でも超大物のジョン・トラボルタが、目立ち過ぎずにやや控えめに演じているため程よいバランスで描かれる痛快作に仕上がっている。
アクションや冒険、正義や勇気が伴う戦いや、押し付けがましくない友情と人情ドラマの要素も兼ね備えた作品でもある。
アメリカ独特の文化とも言えるバイカーの豪快なライフスタイルが実に興味深い。
”オレンジ・カウンティ・チョッパーズ”のCEO・ポール・タトルSr.と息子ポール・タトルJr.も、バイカー役でカメオ出演している。
また、クライマックスで登場するピーター・フォンダが、彼自身の出演作する「イージー・ライダー」(1969)の冒頭で時計を捨てるシーンへのオマージュで、 主人公達に”時計を捨てろ”と助言する場面も面白い。
批評家の受けはよくなかったが、北米だけで何と約1億6800万ドルの興行収入を記録し、全世界では2億5000万ドルを超す大ヒットとなった。
健康を気にし過ぎていた歯科医師のティム・アレン、破産と離婚で自暴自棄になり、冒険を決意する弁護士ジョン・トラボルタ、小説家を夢みる下水配管工役のマーティン・ローレンス、冴えないコンピューター・プログラマー役のウィリアム・H・メイシー、バイカー・ギャングのリーダーで、はまった役を演じ印象に残るレイ・リオッタ、田舎町のダイナーのオーナーで男臭いストーリーの中でホッとする存在のマリサ・トメイ、ダグ(T・アレン)の妻役のジル・ヘネシー、ボビー(M・ローレンス)の妻役ティチナ・アーノルド、ゲイであるハイウェイ・パトロール警官ジョン・C・マクギンリー、バイカー・ギャングで迫力のM・C・ゲイニー、ケヴィン・デュランド、保安官のスティーヴン・トボロウスキー、そして、全てを丸く収める伝説のバイカー、ピーター・フォンダの出演が嬉しい。