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アフリカの奥地に向かう看護師の女性と黄金を手に入れようとする案内役のハンターの冒険を描く、監督ヘンリー・ハサウェイ、主演スーザン・ヘイワード、ロバート・ミッチャム、ウォルター・スレザック他共演のアドベンチャー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ヘンリー・ハサウェイ
製作:オットー・ラング
原作:ルイズ・A・スタイントーフ”White Witch Doctor”
脚本
アイヴァン・ゴッフ
ベン・ロバーツ
撮影:レオン・シャムロイ
編集:ジェームズ・B・クラーク
音楽:バーナード・ハーマン
出演
エレン・バートン:スーザン・ヘイワード
ジョン”ロニー”ダグラス:ロバート・ミッチャム
ハイズマン:ウォルター・スレザック
ジャレット:ティモシー・ケアリー
ジャック:マスフッド・オラビシ・アジャラ
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1953年製作 96分
公開
北米:1953年7月1日
日本:1953年11月13日
製作費 $2,020,000
■ ストーリー ■
1907年、ベルギー領コンゴ。
看護師のエレン・バートン(スーザン・ヘイワード)は、ニザムに到着する。
ハンターのジョン”ロニー”ダグラス(ロバート・ミッチャム)は、動物園のために動物を捕獲し、輸送の準備をしていた。
ロニーのパートナーであるハイズマン(ウォルター・スレザック)はエレンを歓迎し、流行り病が蔓延する川上の先住民の村に向かったメアリー医師の元に、彼女を案内する予定だった。
ハイズマンにエレンを紹介されたロニーは、川上に行くべきではないと警告し引き返すことを勧める。
その夜、ロニーは、アフリカを去る考えをハイズマンに伝える。
黄金を見つける夢を話しロニーを説得したハイズマンだったが、納得しない彼に分け前を要求される。
仕方なくハイズマンは金庫を開けるが、ロニーに見せたのは黄金の首飾りだった。
7年前に原住民から手に入れたと言うハイズマンは、情報を集めた結果、メアリー医師がいる場所に黄金があることをロニーに話す。
そこは危険な場所ではあったが、考えを変えたロニーは、その場に現れたエレンに、目的地に案内することを伝える。
自分を見下すロニーの態度が気になるエレンは、看護師としてベストを尽くす覚悟はあり、そのための準備をしてきたことを彼に伝える。
エレンの夫が死んだことを知ったロニーは、彼女と共に川上に向けて出発するのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1950年に発表された、ルイズ・A・スタイントーフの小説”White Witch Doctor”を基に製作された作品。
「砂漠の鬼将軍」(1951)、「ナイアガラ」(1953)などのヘンリー・ハサウェイが、当初の監督だったロイ・ウォード・ベイカーから演出を受け継ぎ、主演はスーザン・ヘイワード、ロバート・ミッチャム、ウォルター・スレザックなどが共演した作品。
アフリカの奥地に向かう看護師の女性と黄金を手に入れようとする案内役のハンターの冒険を描くアドベンチャー。
宣教師による伝道を目的とした医療従事が原作の内容だったが、ダリル・F・ザナックは、冒険アクションと主人公2人の恋の物語に変更させた。
レオン・シャムロイによる大自然の映像や、アフリカ現地の文化を映し出すシーンが興味深く、バーナード・ハーマンのダイナミックな音楽も印象に残る。
主演のスーザン・ヘイワードは、医療従事者としてアフリカの奥地に向かう看護師を魅力的に演じ、ロバート・ミッチャムは、当初は彼女を見下すものの、次第に惹かれ合うようになる逞しいハンターを熱演している。
ロニー(ロバート・ミッチャム)のパートナーで黄金探しに執着するウォルター・スレザック、その部下ティモシー・ケアリー、ロニーの下で働く現地人ジャック:マスフッド・オラビシ・アジャラなどが共演している。