ウエストワールド Westworld (1973)

ジョンから殺せと言われたピーターは、ガンスリンガーに黙れと言い返し、危険を感じた客たちはその場から逃げる。

向き合って決闘することになったピーターは、ガンスリンガーより一瞬早く銃を抜き、彼を射殺する。

ガンスリンガーは運び出され、ピーターはリアルな体験に満足する。

アンドロイドなので問題ないと言われたピーターは、人間を撃った場合のことをジョンに尋ねる。

ジョンに自分を撃てと言われたピーターは、彼に銃を向けて引き金を引くものの、発砲できなかった。

温度感知で人間には発砲できないことを知ったピーターは、機械が相手だと撃てることを確認する。

ミス・キャリー（メイジェル・バレット）の酒場に向かったジョンとピーターは、シンディとアルレット（リンダ・ゲイ・スコット）を紹介され、二階の部屋で楽しむことになる。

アンドロイドの売春婦アルレットと過ごしたピーターは、楽しい場所だとジョンに伝える。

ピーターらが眠った後、現われたスタッフは、撃ち合いで倒れているアンドロイドを回収して施設に運び込む。

アンドロイドは整備されて故障に関するデータは分析され、コンピューターで管理するシステムだった。

その故障の割合が増えていることを懸念する主任管理者（アラン・オッペンハイマー）は、感染のように広がっていると考える。

翌日、制御管制室では準備が整い、アンドロイドと施設が作動し始める。

目覚めたジョンは、陽気に歌い入浴するピーターの声を聴きながら、誰かが訪ねてきたために対応する。

現われたガンスリンガーに銃を向けられたジョンは、何しに来たのか尋ねる。

それに気づいたピーターは、ドアを蹴破りガンスリンガーを射殺する。

窓を突き破ったガンスリンガーは通りに落下し、人が集まる。

保安官（テリー・ウィルソン）に逮捕されたピーターは牢屋に入れられ、正当防衛だと言うジョンの意見は聞き入れられない。

判決は変わらず縛り首だとジョンに伝えた保安官は、彼を追い払う。

ジョンに頼まれた女は、ピーターに食事を運ぶ。

食事に隠された爆弾で壁を破壊したピーターは、牢屋から脱出する。

馬を用意していたジョンは、事務所から出てきた保安官を射殺し、ピーターと共に逃亡する。

町を離れたジョンとピーターは、西部劇の醍醐味に満足する。

中世区域。
騎士（ノーマン・バートールド）との不貞を続ける女王（ヴィクトリア・ショウ）は、黒騎士（マイケル・ミクラー）が決闘を申し込んでいることを彼に伝える。

女王は、黒騎士の左目の視力が低いという弱点を騎士に伝える。

最終日となるバンカー（ディック・ヴァン・パタン）は、保安官に任命される。

騎士は、使用人のダフネ（アン・ランドール）が気に入る。

ヘビが近づいたことに気づいたジョンは、発砲するものの嚙まれてしまう。

それを知り驚いた主任管理者は、ヘビを回収して調査するよう指示する。

回収されたアンドロイドのヘビは検査され、故障ではなかったことを主任管理者は会議で発表する。

客の安全の確保を第一に考える主任管理者だったが、他の技術者は楽観的だった。

食事の際、騎士と黒騎士は牽制し合う。

管制室の指示でミス・キャリーの酒場での喧嘩が始まり、ジョンとピーターも暴れ始め、現われたバンカーもそれに加わる。

その頃、ガンスリンガーが修理されるのを、主任管理者は確認する。

騎士に迫られたダフネはそれを拒み、それを監視していた管理室では、使用人が逆らったことを問題視する。

主任管理者は、ダフネを回収して修理するよう指示する。

その後、ダフネは検査されるものの、問題は見つからなかった。

翌朝、騎士は決闘の準備をする。

ピーターは、二日酔いのまま酒場で目覚める。

朝食を取ろうとした騎士は、現われた黒騎士に挑発される。

2人は、現われた女王の前で決闘を始めて剣を交える。

騎士が追い込まれたために、管制室はアンドロイドの黒騎士を制御しようとする。

その指示に従わない黒騎士は、騎士を傷つけて剣で刺し殺す。

シャットダウンするよう指示した主任管理者だったが、黒騎士の動作は止まらない。

酒場を出たジョンとピーターはホテルに戻ろうとするが、ガンスリンガーが待ち構える。

主任管理者はすべてをシャットダウンしようとするものの、アンドロイドを制御できない。

決闘するつもりのガンスリンガーは、相手になったジョンを容赦なく射殺する。

動揺するピーターはその場から逃れ、ガンスリンガーは、馬に乗って逃げた彼を追う。

電力が切れて制御できない主任管理者は、補助電源を入れて対処しようとするものの、主電源の復旧ができない。

その間、古代ローマでもアンドロイドの反乱が起きて、客が襲われる。

扉が開けられない管制室では、窒息してしまう恐れがあった。

山岳地帯に向かったピーターは、ガンスリンガーを待ち伏せするものの、逆に発砲されてその場から逃げる。

ドアが開かない管制室は、酸素濃度が低下する。

カートのタイヤ交換をしている修理要員（スティーヴ・フランケン）を見つけたピーターは、手のひらを見せて人間であることを証明し、アンドロイドが反乱を起こしていることを知る。

ガンスリンガーからは逃れられないと言われたピーターは、修理要員から、酸を浴びせて視力や聴力などを奪うよう指示される。

無駄な抵抗だと言われたピーターはその場を去り、修理要員はガンスリンガーに射殺される。

その後ピーターは立ち入り禁止の古代ローマ区域に入り、マンホールを開けて地下施設に向かう。

管制室に着いたピーターは、中の技術者が窒息死していることを知り、モニターに映ったガンスリンガーを確認する。

マンホールに着いたガンスリンガーは、地下施設に向かう。

メンテナンス室に着いたピーターは、その場にあった塩酸を手にする。

アンドロイドに扮して台に横たわっていたピーターは、近づいてきたガンスリンガーが気づいたために、彼の顔面に塩酸を浴びせる。

ガンスリンガーが苦しむ間に、その場から離れたピーターは、追ってきた彼に発砲される。

銃のバッテリー切れで発砲できなくなったガンスリンガーは、逃げたピーターを追う。

中世区域に着いたピーターは、女王と黒騎士のアンドロイドが停止していることに気づく。

そこに現われたガンスリンガーは、低下した視力でピーターの姿を追うが、松明の炎の灯りで彼を見失う。

松明を手にしたピーターは、ガンスリンガーに炎を当てる。

ガンスリンガーは火だるまとなり、ピーターはその場を離れる。

助けてという声を聴いたピーターは、拘束されていた女性を解放する。

女性に水を与えたピーターは、彼女がショートしたためにアンドロイドだと気づく。

その場を去ろうとしたピーターは、焼け焦げたガンスリンガーが現われたために驚く。

ガンスリンガーは、力尽きて倒れる。

ピーターは、再び立ち上がったガンスリンガーが、完全に機能を停止する様子を見つめる。

階段に座って考え込むピーターは、パークをアピールするコマーシャルの言葉を思い出す。
”Boy, have we got a vacation for you!”