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トゥルー・カラーズ True Colors (1991)

政治家を目指す野心家と法律家の青年の友情と愛憎を描く、製作、監督ハーバート・ロス、主演ジョン・キューザックジェームズ・スペイダーイモジェン・スタッブスマンディ・パティンキンリチャード・ウィドマーク他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ハーバート・ロス

製作
ローレンス・マーク
ハーバート・ロス
製作総指揮:ジョセフ・M・カラシオロ
脚本:ケヴィン・ウェイド
撮影:ダンテ・スピノッティ
編集
ロバート・M・ライターノ
スティーヴン・A・ロッター
音楽:トレヴァー・ジョーンズ

出演
ピーター・バートン/ピーター・バートコウスキー:ジョン・キューザック
ティム・ゲリティ:ジェームズ・スペイダー
ダイアナ・スタイルズ:イモジェン・スタッブス
ジョン・パルメリ:マンディ・パティンキン
ジェームズ・スタイルズ上院議員:リチャード・ウィドマーク
ジョーン・スタイルズ:ダイナ・メリル
フランク・スチューベンス上院議員:フィリップ・ボスコ
ジョン・ローリー:ポール・ギルフォイル
アバーナシーFBI捜査官:ブラッド・サリヴァン

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1991年製作 111分
公開
北米:1991年3月15日
日本:未公開
北米興行収入 $418,810


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
1990年。
下院議員に立候補して選挙戦を戦ったピーター・バートン(ジョン・キューザック)は、投票結果を見守る。

そんなピーターと妻のダイアナ・スタイルズ(イモジェン・スタッブス)を、親友のティム・ゲリティ(ジェームズ・スペイダー)は複雑な思いで見つめる。

1983年、バージニア大学ロー・スクール。
寮に入るピーターは、駐車場でティムに車をぶつけられて憤慨する。

部屋に向かったピーターは、ティムと同室だったために驚く。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
1983年、バージニア大学ロー・スクールで親友となったピーター・バートンとティムは、それぞれ、スタイルズ上院議員の事務所と司法省に入る。
野心家のピーターは政治家を目指し手段を選ばない行動で突き進み、弁護士になったティムの恋人で、スタイルズの娘ダイアナも奪ってしまう。
その後、宅地造成業者パルメリとの裏取引きにティムを利用したピーターは、スタイルズの忠告も聞かずに下院に立候補する。
利用されたことを知ったティムは、FBIに協力して、ピーターの違法性を探るために彼の選挙参謀となるのだが・・・。
__________

製作、監督ハーバート・ロス、当時の期待の若手ジョン・キューザックジェームズ・スペイダーが共演した愛憎のドラマ。

映画ファンにとっては、名優リチャード・ウィドマークの出演は嬉しいのだが、残念ながら、本作が俳優としての彼の遺作となった。
映画界に残した彼の功績に相応しい、存在感のある上院議員役を演じている。

全体的には、往年の名作「イヴの総て」(1950)と「オール・ザ・キングスメン」を足して二で割ったような内容でもある。

ハーバート・ロスの演出にしては奥深さに欠ける平凡な作品とも言えるが、勧善懲悪的のようでそうでもない、名誉挽回を誓う主人公の野心が消え去っていない結末も興味深い。

大物になるためには手段を選ばない政治家志望の青年を熱演する、撮影当時まだ20代前半の若きジョン・キューザック、彼との友情と憎しみの狭間で苦悩する親友の法律家ジェームズ・スペイダー、彼の恋人だったが主人公の妻となるイモジェン・スタッブス、主人公らを利用する実業家マンディ・パティンキン、主人公を雇い行いを戒める上院議員のリチャード・ウィドマーク、その妻ダイナ・メリル、主人公に弱みを握られる上院議員のフィリップ・ボスコ、スタイルズ(リチャード・ウィドマーク)の補佐官ポール・ギルフォイル、主人公の違法性を探るFBI捜査官のブラッド・サリヴァンなどが共演している。


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