スティーヴン・スピルバーグ(製作総指揮)とマイケル・ベイ(監督)が初めてコンビを組み、全世界で7億ドル以上の興行収入を上げたSFアドベンチャー・アクションの大ヒット作「トランスフォーマー」(2007)の続編。 主演シャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、ケヴィン・ダン、ジョン・タトゥーロ、ラモン・ロドリゲス、ジョシュ・デュアメル他共演。 |
・スティーヴン・スピルバーグ / Steven Spielberg 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:マイケル・ベイ
製作総指揮
スティーヴン・スピルバーグ
マイケル・ベイ
ブライアン・ゴルドナー
製作
ドン・マーフィー
トム・デサント
ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ
イアン・ブライス
脚本
アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー
アーレン・クルーガー
撮影:ベン・セレシン
編集
ロジャー・バートン
ポール・ルベル
ジョエル・ネグロン
トム・マルドゥーン
音楽:スティーブ・ジャブロンスキー
主題歌:リンキ・ンパーク”New Divide”
出演
サム・ウィトウィッキー:シャイア・ラブーフ
ミカエラ・ベインズ:ミーガン・フォックス
シーモア・シモンズ:ジョン・タトゥーロ
レオ・スピッツ: ラモン・ロドリゲス
ロン・ウィトウィッキー:ケヴィン・ダン
ジュディ・ウィトウィッキー:ジュリー・ホワイト
ウィリアム・レノックス:ジョシュ・デュアメル
ロバート・エップス:タイリース・ギブソン
セオドア・ギャロウェイ:ジョン・ベンジャミン・ヒッキー
アリス:イザベル・ルーカス
モーシャワー将軍:グレン・モーシャワー
R・A・コーラン教授:レイン・ウィルソン
エジプト国境警備員:ディープ・ロイ
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2009年製作 150分
公開
北米:2009年6月24日
日本:2009年6月20日
製作費 $200,000,000
北米興行収入 $402,076,690
世界 $836,297,230
■ アカデミー賞 ■
第82回アカデミー賞
・ノミネート
録音賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
上海。
オートボットとディセプティコンの戦いから2年、秘密攻撃部隊”ネスト”は、悪のトランスフォーマー軍団ディセプティコンの残党を追っていた。
戦いの末、追い詰められたデモリッシャーは”ザ・フォールンが蘇る”といいながら破壊される。
大学に進学することになったサム・ウィトウィッキー(シャイア・ラブーフ)は、家族の誇りだと言って父ロン(ケヴィン・ダン)に励まされ、母ジュディ(ジュリー・ホワイト)は息子との別れを惜しむ。
旅立ちの身支度をしていたサムは、メガトロンを倒した時の”キューブ”の破片を見つける。
その破片は、サムの体内にある情報を入力し、家のあらゆる金属機械を”トランスフォーム”してしまい、大騒動になる。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「トランスフォーマー」(2007)
・「トランスフォーマー:リベンジ」(2009)
・「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」(2011)
・「トランスフォーマー/ロストエイジ」(2014)
・「トランスフォーマー/最後の騎士王」(2017)
*(簡略ストー リー)
オートボットとディセプティコンの戦いから2年、アメリカ政府は、ディセプティコンの残党を倒す目的で精鋭部隊”ネスト” を組織していた。
その戦いで活躍した、大学生になったサム・ウィトウィッキーは、”キューブ”の破片を見つけて情報をインプットされた後、それを恋人のミカエラに預ける。
ディセプティコンは、軍事衛星をハッキングして、地球上の情報を入手しサムを追う。
その後ディセプティコンは、オールスバーグの破片を奪い、海底に葬られたメガトロンを甦らせる。
復活したメガトロンは、師であるザ・フォールンから、人類を滅ぼすための情報を握るサムを利用し、オートボットのリーダー、オプティマス・プライムの抹殺命令を受ける。
サムは、自分に入力された文字の謎を解くため、閉鎖させられた”セクター7”の元捜査官シモンズ、ミカエラやルームメイトのレイ、そして”愛車”であるバンブルビーらの協力を得て、地球を救うために戦いを挑む・・・。
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スタッフと主なキャストは前作とほぼ同じで、製作費が1億5000万ドルから2億ドルにアップされた。
興行収入は、北米で4億ドルを突破し、全世界では約8億3600万ドルを記録し、前作を上回る大ヒットとなったが、批評家の評価は最悪に近かったのも事実だ。
第82回アカデミー賞では、録音賞にノミネートされた。
大学生となり、2年で随分と大人に成長した感じがする主人公シャイア・ラブーフと共に、そのスケールは前作を格段に上回る。
前作は、アメリカ国内での戦いを描いているが、今回は上海、パリ、ヨルダン、エジプトなど世界中を駆け巡る。
前作同様、その迫力は目を見張るものがあるが、精巧に作られたトランスフォーマー達の見分けと、敵味方の違いが判断し難いために混乱してしまい、興味もなく見に行ってしまうと、ただのドタバタ・アクションにしか思えない、マニア向けの作品だという感じがするのも事実だ。
予備知識が多少あれば、今回はそのもどかしさがかなり解消されて楽しめるのも確かだ。
これだけ派手な作品であるにも拘わらず、途中で眠くなってしまい、世界遺産でもあるカフラー王のピラミッドや遺跡を容赦なく破壊するシーンなどは、やり過ぎな感じもして冷や冷やしてしまう。
また、ギザの大ピラミッドと、ヨルダンの位置関係が、隣町のように描写されているのが気になるのだが・・・?
急に成長した感じのする主演のシャイア・ラブーフは、どの作品でも同じようなキャラクターと代わり映えのしない役柄を、無難に演じているという感じで、良くもなく悪くもなくというところだろうか・・・。
こちらはさらに色気が増したミーガン・フォックス、前作以上に彼らしい軽妙な演技を見せ好感度が高いジョン・タトゥーロ、大人びた学生の雰囲気で登場するが、ドジな役柄でもあったラモン・ロドリゲス、巣立つ息子に対しエールを送るケヴィン・ダンと子離れできないジュリー・ホワイト、前作よりかなり逞しくなりネストの指揮官として大活躍するジョシュ・デュアメルとタイリース・ギブソン、嫌味な大統領補佐官のジョン・ベンジャミン・ヒッキー、美しきディセプティコンのイザベル・ルーカス、ネストの司令官役のグレン・モーシャワー、カリスマ教授のレイン・ウィルソン、エジプト国境警備員でディープ・ロイも登場する。