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最後の一人まで To the Last Man (1933)

代々続く二つの家族の対立を描く、監督ヘンリー・ハサウェイ、主演ランドルフ・スコットエスター・ラルストンノア・ビアリーSr.他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇


スタッフ キャスト
監督:ヘンリー・ハサウェイ
製作:ハロルド・ハーレイ
原作:ゼイン・グレイTo the Last Man
脚本:ジャック・カニンガム
撮影:ベン・F・レイノルズ
編集:ジャック・スコット
音楽
ジョン・ライポルド
ラルフ・レインジャー

出演
リン・ヘイデン:ランドルフ・スコット
エレン・コルビー:エスター・ラルストン
ジェド・コルビー:ノア・ビアリーSr.
ジム・ダッグス:ジャック・ラ・ルー
ビル・ヘイデン:バスター・クラッブ
ニール・スタンリー:バートン・マクレーン
アン・ヘイデン・スタンリー:ゲイル・パトリック
モリー・ヘイデン:ミュリエル・カークランド
マーク・ヘイデン:エゴン・ブレッチャー
ジェフ・モーリー:ファジー・ナイト
イーライ・ブルース:ジェームズ・イーグルス
スペルヴィン夫人:ユージェニー・ベッセラー
チェット・スペルヴィン:ハーラン・ナイト 祖父
ピート・ガロン:ジョン・キャラダイン(クレジットなし)
フレッド:ハリー・コーディング(クレジットなし)
メアリー・スタンリー:シャーリー・テンプル(クレジットなし)
タッド・スタンリー:デルマー・ワトソン(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1933年製作 70分
公開
北米:1933年9月15日
日本:不明


ストーリー
1865年、ケンタッキー州。
コルビー家とヘイデン家は代々対立し、それは南北戦争が終結しても続いていた。
ジェド・コルビー(ノア・ビアリーSr.)は、ヘイデン家の長老チェット・スペルヴィン(ハーラン・ナイト)を射殺する。
チェットの孫リンは、ジェドが祖父を殺したことを知り悲しむ。
戦争から戻ったチェットの父マーク(エゴン・ブレッチャー)は、復讐するべきだと言う母親(ユージェニー・ベッセラー)の意見を聞かずに、西部に向かおうとする。
殺人罪で告発されたジェドは、死刑は免れるものの15年の刑に処せられる。
マークは、母の元にリンを残し、娘のアンと息子のビルを連れて西に旅立ち、目的地に到着する。
15年後。
釈放が近づくジェドは、苦労させている面会に来た娘のエレン(エスター・ラルストン)を抱きしめる。
出所したジェドは、マークを捜すためにネバダに向かい、彼の牧場まで半日の場所に住むようになる。
ジェドは、刑務所仲間のジム・ダッグス(ジャック・ラ・ルー)と手を組み、マークの家畜などを盗んでいた。
ジェドは、自分を刑務所に送ったヘイデン家のマークに復讐する準備をしていた。
ジムは、マークの牧場を奪ってエレンと結婚することを考えていた。
マークの娘アン(ゲイル・パトリック)の夫ニール・スタンリー(バートン・マクレーン)は、家畜を盗まれたために、ジェドのいとこピート・ガロン(ジョン・キャラダイン)を射殺する。
アンの弟ビル(バスター・クラッブ)は戦いを好まず、結婚したばかりの彼の妻モリー(ミュリエル・カークランド)も事態を心配する。
マークは、ジェドと話し合うために、ニールとビルと共に彼の元に向かう。
渓谷の交易所でジェドと話したマークは、家畜を盗んで挑発しても戦わないことを伝えてその場を去る。
父マークの牧場に向かうリン(ランドルフ・スコット)は、水浴しているエレンに気づき、全裸の彼女をからかうジムを追い払う。
エレンはリンに感謝し、2人は家族が宿敵とは知らずに、互いに惹かれ合うのだが・・・。


解説 評価 感想
1921年に発表された、ゼイン・グレイの小説”To the Last Man”を基に製作された作品で、1923年に公開された同名作品のリメイク。

ヘンリー・ハサウェイ初期の監督作品で、主演はランドルフ・スコットエスター・ラルストンノア・ビアリーSr.などが共演した作品。
ノア・ビアリーSr.は、1923年の同名作品にも出演している。

ランドルフ・スコットシャーリー・テンプルは、「農園の寵児」(1938)、”Susannah of the Mounties”(1939)でも共演している。

個性豊かな魅力的なキャスティングに加え、代々続く二つの家族の対立を描いた、ヘンリー・ハサウェイの力強い演出が見どころの西部劇の力作。

主演のランドルフ・スコットは、対立する家族間の問題を解決しようとしながら、相手の家族の娘と愛し合うようになる青年を熱演している。

主人公と惹かれ合うようになる、対立する家族の娘を魅力的に演ずるエスター・ラルストン、その父親で対立する家族を追い払おうとするノア・ビアリーSr.、彼と手を組む刑務所仲間ジャック・ラ・ルー、主人公の弟バスター・クラッブ、その妻ミュリエル・カークランド、主人公の妹ゲイル・パトリック、その夫バートン・マクレーン、その娘シャーリー・テンプル、息子のデルマー・ワトソン、争いを嫌う主人公の父親エゴン・ブレッチャー、その友人ファジー・ナイト、ジェド(ノア・ビアリーSr.)の仲間ジェームズ・イーグルス、主人公の祖母ユージェニー・ベッセラー、その夫ハーラン・ナイト、ジェドのいとこジョン・キャラダイン、ジェドの仲間ハリー・コーディングなどが共演している。


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