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東京ジョー Tokyo Joe (1949)

戦前に東京でクラブを経営していたアメリカ人が戦後に現地に向かい事件に巻き込まれる姿を描く、監督スチュアート・ヘイスラー、主演ハンフリー・ボガートアレクサンダー・ノックスフローレンス・マーリー早川雪洲他共演のフィルム・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

ハンフリー・ボガート / Humphrey Bogart / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:スチュアート・ヘイスラー
製作:ロバート・ロード
原案:スティーヴ・フィッシャー
脚本
バートラム・ミルハウザー
シリル・ヒューム
ウォルター・ドニガー(脚色)
撮影:チャールズ・ロートンJr.
編集:ヴィオラ・ローレンス
音楽:ジョージ・アンタイル

出演
ジョセフ”ジョー”バレット:ハンフリー・ボガート
マーク・ランディス:アレクサンダー・ノックス
トリーナ・ペチンコフ・ランディス:フローレンス・マーリー
キムラ男爵:早川雪洲
ダニー:ジェローム・コートランド
アイダホ:ゴードン・ジョーンズ
イトー:島田テル
カンダ:ヒデオ・モリ
アイアトン将軍:チャールズ・メレディス
ダールグレン大佐:リス・ウィリアムズ
アーニャ:ローラ・リー・ミシェル
ナニ:キョーコ・カモ(クレジットなし)
カミカゼ:ジーン・ゴンドウ(クレジットなし)
ウィノウ大尉:ウィット・ビッセル(クレジットなし)
J・F・X・ルーミス少佐:ハロルド・グッドウィン(クレジットなし)
憲兵隊長:ジェームズ・カードウェル(クレジットなし)
トラック運転手:フランク・クマガイ(クレジットなし)
”ザ・ブッチャー”タケノブ中将:テツ・コマイ(クレジットなし)
ハラ:オットー・ハン(クレジットなし)
五郎:ヨーサン・ツルタ(クレジットなし)
憲兵司令官少佐:ヒュー・ボーモント(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1949年製作 89分
公開
北米:1949年11月
日本:1993年12月18日


ストーリー
第二次大戦中にアメリカ陸軍航空軍の大佐だったジョセフ”ジョー”バレット(ハンフリー・ボガート)は、戦前の日本で経営していたクラブ”東京ジョー”が残っているか確かめるために東京に向かう。
アメリカ軍が管理する羽田空港に着いたジョーは、GHQのダールグレン大佐(リス・ウィリアムズ)に監視される。
占領下の街に向かったジョーは、様々な手続き後に60日間の滞在許可を得る。
ようやく東京ジョーに着いたジョーは、店を任せた友人の日本人イトー(島田テル)と再会する。
喜ぶイトーだったが、日本人は、占領するアメリカ人を恐れていることをジョーに話す。
ジョーは、自分に遠慮するイトーとの友情を確認し、戦争で死んだと思っていた妻トリーナ(フローレンス・マーリー)が生きていることを知り驚く。
イトーからトリーナの住所を聞いたジョーはその場に向かい、彼女と再会して、GHQの法務部で働く弁護士マーク・ランディス(アレクサンダー・ノックス)と結婚したことを知る。
一方的に離婚されたことに納得いかないジョーは、帰宅したマークと話し、自分たちの過去をすべて知る彼に、トリーナを必ず取り戻すと伝えてその場を去る。
トリーナは、幼い娘アーニャ(ローラ・リー・ミシェル)のこともあり、ここが自分の居場所だと考え、危険な男ジョーを国外に追い払ってほしいとマークに伝えるが、彼が60日間は滞在できることを知る。
ジョーは、滞在許可が切れた後も日本に滞在するために、元秘密警察を指揮していたキムラ男爵(早川雪洲)に会い、彼の勧めで、航空貨物フランチャイズを立ち上げるための協力を得るのだが・・・。


解説 評価 感想
編集技師としても活躍したスチュアート・ヘイスラーが監督し、主演はハンフリー・ボガートアレクサンダー・ノックスフローレンス・マーリー早川雪洲などが共演した作品。

戦前に東京でクラブを経営していたアメリカ人が戦後に現地に向かい事件に巻き込まれる姿を描くフィルム・ノワール

戦後間もない東京でロケされたために、当時の様子を伝える映像が注目の作品。

しかし、セリフは仕方ないとしても、早川雪洲他、日系人俳優の素人っぽい演技は見るに堪えない場面があり、興味深い内容のマイナス要因になっている。
当時のことを考えれば、アメリカ側から見れば、日本の雰囲気を出しているだけで、これで十分だったのかもしれない。

主演のハンフリー・ボガートは、戦前に経営していた東京のクラブに向かい、元妻と娘を守ろうとしながら事件に巻き込まれる男を好演している。

主人公の元妻の夫である、GHQの法務部で働く弁護士アレクサンダー・ノックス、その妻で主人公の元妻フローレンス・マーリー、主人公を利用して戦犯を呼び戻そうとする元秘密警察の指揮官早川雪洲、主人公が雇うパイロットのジェローム・コートランドゴードン・ジョーンズ、主人公がクラブを任せた友人の島田テル、その部下ヒデオ・モリ、キムラ男爵(早川雪洲)の陰謀を阻止しようとするGHQの将軍チャールズ・メレディス、その部下である大佐リス・ウィリアムズ、主人公とトリーナ(フローレンス・マーリー)の娘ローラ・リー・ミシェル、その子守キョーコ・カモ、主人公に雇われるパイロットでGHQのスパイだったジーン・ゴンドウ、アメリカ軍の大尉ウィット・ビッセル、その上官ハロルド・グッドウィン、憲兵隊長のジェームズ・カードウェル、トラック運転手のフランク・クマガイ、キムラ男爵が呼び戻そうとする戦犯テツ・コマイ、オットー・ハン、ヨーサン・ツルタ、憲兵司令官少佐のヒュー・ボーモントなどが共演している。


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