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偽造紙幣組織を摘発しようとする財務省捜査官の命懸けの潜入捜査を描く、監督アンソニー・マン、主演デニス・オキーフ、メアリー・ミード、アルフレッド・ライダー、ウォレス・フォード、ジューン・ロックハート、チャールズ・マッグロー他共演のフィルム・ノワール。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:アンソニー・マン
製作:オーブリー・シェンク
原案:ヴァージニア・ケロッグ
脚本:ジョン・C・ヒギンズ
撮影:ジョン・アルトン
編集:フレッド・アレン
音楽:ポール・ソーテル
出演
デニス・オブライエン/ヴァニー・ハリガン:デニス・オキーフ
エヴァンジェリン:メアリー・ミード
トニー・ジェナーロ/トニー・ガルヴァーニ:アルフレッド・ライダー
ザ・スキーマー:ウォレス・フォード
メアリー・ジェナーロ:ジューン・ロックハート
モキシー:チャールズ・マッグロー
ダイアナ・シンプソン:ジェーン・ランドルフ
ヴァントゥッチ:アントン・コスタ
グレッグ:アート・スミス
カーソン局長:ハーバート・ヘイズ
ブラウニー:ジャック・オーバーマン
シヴ・トリアーノ:ジョン・ウェングラフ
リンゼイ捜査官:ジム・バノン
ポール・ミラー:ウィリアム・マルテン
アメリカ 映画
配給 Eagle-Lion Films
1947年製作 92分
公開
北米:1947年12月25日
日本:1948年3月15日
製作費 $450,000
■ アカデミー賞 ■
第20回アカデミー賞
・ノミネート
録音賞
■ ストーリー ■
ロサンゼルス。
検察局の捜査官ネスビットは、犯罪組織が偽造紙幣に使う紙を受け取るはずだった。
犯罪組織のギャング、モキシー(チャールズ・マッグロー)は、その場に現れた男ショーティを射殺して紙を奪い逃走する。
銃声を聴き駆けつけたネスビットは、接触するはずだったショーティの死を確認する。
ワシントンD.C.。
ロサンゼルスの事件の報告を受けた財務省のカーソン局長(ハーバート・ヘイズ)は、偽造紙幣組織を摘発するため、デトロイトのヴァントゥッチ(アントン・コスタ)の犯罪組織に潜入する捜査官デニス・オブライエン(デニス・オキーフ)とトニー・ジェナーロ(アルフレッド・ライダー)を現地に派遣する。
デトロイト。
デニスとトニーは、組織の詳細な調査を始めて情報を収集する。
組織に潜入するための準備を整えたデニスとトニーは、犯罪者のヴァニー・ハリガンとトニー・ガルヴァーニと名前を変えて行動を開始する。
デニスとトニーは、組織の隠れ家であるホテルに滞在し、経営者のパスクアーレを騙すために、警察の協力で逃亡する犯罪者であるように見せかける。
デニスとトニーを信用したパスクアーレは、2人をヴァントゥッチに紹介するのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
「偽証」(1947)などのアンソニー・マンが監督し、主演はデニス・オキーフ、メアリー・ミード、アルフレッド・ライダー、ウォレス・フォード、ジューン・ロックハート、チャールズ・マッグローなどが共演した作品。
偽造紙幣組織を摘発しようとする財務省捜査官の命懸けの潜入捜査を描くフィルム・ノワール。
多くの名作を世に送り出すことになるアンソニー・マンと、主人公を演じたデニス・オキーフにとってはキャリアを飛躍させた作品であり、2人は、翌年の「脱獄の掟」(1948)でも組むことになる。
セミドキュメンタリー・タッチの内容は緊迫感があり、体を張ったアクションなど、リアリズムを追及した内容と、アンソニー・マンのシャープな演出は見ものだ。
監督サム・ワナメイカー、主演ユル・ブリンナーにより「黄金線上の男」(1969)としてリメイクされた。
第20回アカデミー賞では録音賞にノミネートされた。
偽造紙幣組織に潜入をする財務省の捜査官を熱演するデニス・オキーフとアルフレッド・ライダー、ロサンゼルスの犯罪組織と関係するクラブの写真担当メアリー・ミード、犯罪組織の連絡係ウォレス・フォード、トニー(アルフレッド・ライダー)の妻ジューン・ロックハート、犯罪組織の一員チャールズ・マッグロー、同じくジェーン・ランドルフ、デトロイトの犯罪組織のボス、アントン・コスタ、検察局長のアート・スミス、財務省の局長ハーバート・ヘイズ、犯罪組織の一員ジョン・ウェングラフ、連絡係の捜査官ジム・バノン、偽造紙幣の技術者ウィリアム・マルテンなどが共演している。











