友人3人と旅をする末期がんの青年が絆や人生そして死の意味を考える姿を描く、主演トム・バーク、ベネディクト・カンバーバッチ他共演、監督ハッティー・ダルトンによるドラマ。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ハッティー・ダルトン
製作:ケリー・ブロード
製作総指揮:マーガレット・マシスン他
脚本:ヴォーン・シヴェル
撮影:カルロス・カタラン
編集:ピーター・クリステリス
音楽:スティーヴン・ヒルトン
出演
デイヴィー:トム・バーク
ジェームズ・キンバリー・グリフィス:ベネディクト・カンバーバッチ
マイルズ:JJ・フィールド
ビル:アダム・ロバートソン
海岸の男:ヒュー・ボネヴィル
イギリス 映画
配給 Western Edge Pictures
2010年製作 92分
公開
イギリス:2010年6月
北米:2011年6月25日
日本:2013年10月26日
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ウェールズ。
ジェームズ・キンバリー・グリフィス(ベネディクト・カンバーバッチ)は、29歳の誕生日を迎えるものの、末期ガンのため30歳にはなれないことを悟っていた。
広告会社のトップだったデイヴィー(トム・バーク)は、失業後にジェームズの世話をしている。
今回の旅でビル(アダム・ロバートソン)は、仕事と恋人から逃れられることを喜んでいた。
周囲の哀れみに耐え切れなくなったジェームズは、友人達が自分の”大好きな場所”のバラファンドル湾に連れて行ってくれることを喜ぶ。
作家のマイルズ(JJ・フィールド)は、16歳の時に父親をガンで亡くしていた。
両親や姉に見送られたジェームズは、3人の友人と共に旅立つ。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ウェールズ。
29歳になった末期ガンのジェームズは、友人のデイヴィー、マイルズ、ビルと共に、自分が大好きな場所”バラファンドル湾”に旅することになる。
4人は途中で車を降り、野宿をしながら徒歩で目的地を目指す。
余命短いジェームズは、目的を持たずに生きる3人の人生に意味があるのかを問いながら旅を続ける。
トラブルや衝突を繰り返しながらも目的地に辿り着いた4人は、海岸で楽しいひと時を過ごす。
そしてジェームズは、3人に感謝してこの場に来た目的を話すのだが・・・。
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各方面で活躍するイギリス人俳優ベネディクト・カンバーバッチの初主演作として、ファン注目の作品。
末期ガン患者の青年を演ずるカンバーバッチの、旅の目的が衝撃的であるように宣伝されたが、それは容易に想像がつく。
それはともかく、それぞれ違う道を歩む友人達と、死を待つしかない青年の絆、そして人生の意味などを考えさせられる、深いドラマに仕上がっている。
世界的人気スターとなったカンバーバッチは、当然、派手さもない地味な役柄なのだが、生きることへの執着を残しながら、究極の選択をする苦しい立場の青年を見事に演じている。
主人公の世話を続ける友人トム・バーク、作家であり、主人公の病を恐れ、彼を避けてしまっていたJJ・フィールド、仕事や恋人との関係に悩むアダム・ロバートソン、海岸の男役ヒュー・ボネヴィルなどが共演している。