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ヴァージニアン The Virginian (1929)

カウボーイと東部から来た新任教師の恋を描く、監督ヴィクター・フレミング、主演ゲイリー・クーパーウォルター・ヒューストンリチャード・アーレンメアリー・ブライアン他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇


スタッフ キャスト
監督:ヴィクター・フレミング
製作
ルイス・D・ライトン
B・P・シュールバーグ
原作
The Virginian
オーウェン・ウィスター
カーク・ラ・シェル
脚本
ハワード・エスタブルック
グローヴァー・ジョーンズ
エドワード・E・パラモアJr.
キーン・トンプソン
撮影
J・ロイ・ハント
エドワード・クロンジャガー
編集:ウィリアム・シー
音楽:カール・ハヨス

出演
ヴァージニアン:ゲイリー・クーパー
トランパス:ウォルター・ヒューストン
スティーヴ:リチャード・アーレン
モリー・スターク・ウッド:メアリー・ブライアン
ヒューイ:チェスター・コンクリン
”ハニー”ウィギン:ユージン・パレット
ネブラスキー:ヴィクター・ポテル
ヘンリー判事:E・H・カルバート
テイラー夫:ヘレン・ウェア
バグ・イヤーズ:ジョージ・チャンドラー
ライダー:ランドルフ・スコット(クレジットなし)
酒場の女:ニーナ・クアルテロ(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1929年製作 91分
公開
北米:1929年11月9日
日本:1930年1月
製作費 $425,000


ストーリー
ワイオミング州、メディシンボウ
”ボックスH”牧場の牧場頭ヴァージニアン(ゲイリー・クーパー)は、牛の群れを追って町に到着する。
親友スティーヴ(リチャード・アーレン)に再会したヴァージニアンは酒場に向かい、その場に居た女(ニーナ・クアルテロ)と話をする。
そこに悪党のトランパスが現れ、女の気を引こうとしたために、ヴァージニアンと言い争いになる。
トランパスは、素早く抜いた銃をヴァージニアンに突きつけられ、仕方なくその場は引き下がる。
ヴァージニアンは、スティーヴを連れて線路を塞いでいる牛の群れに戻る。
東部から来た教師のモリー・スターク・ウッド(メアリー・ブライアン)が列車で到着し、スティーヴや牧童の”ハニー”ウィギン(ユージン・パレット)、ネブラスキー(ヴィクター・ポテル)に声をかけられる。
スティーヴは、モリーの荷物を持って駅馬車乗り場に案内しようとする。
その時、少女が連れていた牛が列車に驚き暴走し、それを怖がったモリーは逃げ出し、ヴァージニアンが彼女を救う。
ヴァージニアンに感謝したモリーだったが、少女の牛が大人しいことを知る。
恥をかいたモリーは、自分をからかったヴァージニアンを恨み、スティーヴは彼女を駅馬車に乗せる。
その後モリーは、学校の隣に住むテイラー夫人(ヘレン・ウェア)に歓迎され、彼女の世話になる。
ヴァージニアはモリーに惹かれるが、実はモリーもヴァージニアが気になる存在になっていた。
ヴァージニアは、スティーヴがトランパスと行動を共にしていることを気にする。
ある夜、ダンスパーティーが開かれ、ヴァージニアはモリーを誘うものの断られてしまい、彼女はスティーヴと踊る。
ヴァージニアは、ヘンリー判事(E・H・カルバート)の助けを借りて、モリーと話しをすることができる。
その後ヴァージニアとスティーヴは、洗礼式が行われる赤ん坊を入れ替えて騒ぎを起こす。
それをスティーヴのせいにした、ヴァージニアンの悪だくみを知ったモリーは、彼を痛烈に非難する。
それがきっかけとなり、ヴァージニアとモリーは親しくなるのだが・・・。


解説 評価 感想
1902年に発表された、オーウェン・ウィスターカーク・ラ・シェルの小説”The Virginian”を基に製作された作品。

1914年公開のセシル・B・デミルのサイレント映画”The Virginian”のリメイクであり、後にジョエル・マクリー主演の「落日の決闘」(1946)でもリメイクされた。

多くのサイレント映画を手がけていたヴィクター・フレミングの初のトーキー作品。

主演は本作が出世作となるゲイリー・クーパーウォルター・ヒューストンリチャード・アーレンメアリー・ブライアンなどが共演した作品。

カウボーイと東部から来た新任教師の恋を描く西部劇。

主演のゲイリー・クーパーは、線が細いためにやや頼りない感じはするが、ユーモアをまじえながら、悪党に敢然と立ち向かう主人公を熱演している。

悪事を繰り返す悪党のリーダー、ウォルター・ヒューストン、彼の悪事に加担する主人公の友人リチャード・アーレン、当初は恥をかかされて嫌うものの、主人公と惹かれ合うようになる教師のメアリー・ブライアン、町民のチェスター・コンクリン、主人公の同僚ユージン・パレットヴィクター・ポテル、判事のE・H・カルバート、ヒロインの世話をする婦人ヘレン・ウェア、町民のジョージ・チャンドラー、端役でランドルフ・スコットも出演し、酒場の女ニーナ・クアルテロなどが共演している。


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