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討伐隊 The Telegraph Trail (1933)

悪党と先住民に妨害される電信工事を進めるために奮闘する軍のスカウトの活躍を描く、監督テニー・ライト、主演ジョン・ウェインフランク・マクヒューマーセリン・デイ他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇

ジョン・ウェイン / John Wayne 作品一覧
ジョン・ウェイン / John Wayne/Pinterest


スタッフ キャスト
監督:テニー・ライト
製作:レオン・シュレシンジャー
脚本:クルト・ケンプラー
撮影:テッド・マコード
編集:ウィリアム・クレメンス
音楽:レオ・F・フォルブスタイン

出演
ジョン・トレント:ジョン・ウェイン
ティッピー伍長:フランク・マクヒュー
アリス・ケラー:マーセリン・デイ
ジーク・ケラー:オーティス・ハーラン
ガス・リンチ:アルバート・J・スミス
ハイ・ウルフ:ヤキマ・カナット
レイフ:ラフェ・マッキー リンチに対抗する町民
ジョン・ウェインの馬:デューク・ザ・ワンダー・ホース

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1933年製作 54分
公開
北米:1933年3月18日
日本:不明


ストーリー
1860年代。
電信線の施設工事が進む中、先住民の酋長ハイ・ウルフ(ヤキマ・カナット)は、それを妨害する。
軍のスカウト、ジョン・トレント(ジョン・ウェイン)は、ティッピー伍長(フランク・マクヒュー)が受けた友人ジョンジーからの電信で、先住民の襲撃を知る。
白人が絡んでいるという連絡を最後に、その電信は途絶える。
悪党のガス・リンチ(アルバート・J・スミス)は、ハイ・ウルフに、電信は軍人を集めるものだと言って騙し襲撃させたのだった。
そこに駅馬車が通りがかり、乗客のアリス・ケラー(マーセリン・デイ)とおじのジーク(オーティス・ハーラン)は、倒れていたジョンジーから、友人の写真などを受け取る。
砦の指揮官の許可を得たジョンは、ティッピーと共に町に向かう。
町に戻ったジークは、経営する雑貨店で、注文したものがすべて先住民に襲われて届かず、リンチから仕入れるしかないことをレイフ(ラフェ・マッキー)らに話す。
レイフは、その場に現われたリンチが電信工事を襲撃している黒幕だと考え、彼に脅されても怯まない。
リンチは、美しいアリスとの結婚を望むが、彼女には既に婚約者がいることを知る。
アリスは咄嗟にそう言ってしまい、困った彼女は、ジョンジーから受け取った写真を見せてジョンを指差す。
無理矢理に婚約させられたので、怖くて断れないと言うアリスだったが、リンチは相手を叩きのめすと彼女に伝える。
そこに、偶然にもジョンが現れ、アリスは恋人を装い彼に抱きつく。
ジョンは、殴りかかってきたリンチと手下を叩きのめしてその場を去り、ティッピーには、アリスのことを知らない女だと伝える。
アリスのことはどうでもいいジョンは、その夜、集会を開き、電信工事の必要性をレイフら町民に話すのだが・・・。


解説 評価 感想
長年、助監督として活躍したテニー・ライトが監督し、主演はジョン・ウェインフランク・マクヒューマーセリン・デイなどが共演した作品。

悪党と先住民に妨害される電信工事を進めるために奮闘する軍のスカウトの活躍を描く西部劇。

悪党に騙されて、軍と電信を敵視する先住民の襲撃や、血なまぐさい戦いの中でもユーモアあふれるシーンが多く、乱闘なども含めて、西部劇の醍醐味を味わえる作品。

主演のジョン・ウェインは、美しい愛馬デューク・ザ・ワンダー・ホースと共に、電信工事を進めるために奮闘する騎兵隊に所属するスカウトを熱演している。

主人公の友人である騎兵隊の伍長を愉快に演ずるフランク・マクヒュー、主人公と惹かれ合うようになる美しい女性マーセリン・デイ、そのおじで雑貨店の経営者オーティス・ハーラン、先住民を騙して手を組み悪事を繰り返すアルバート・J・スミス、彼に騙されて電信工事などを妨害するヤキマ・カナット、悪党に屈しない町民ラフェ・マッキーなどが共演している。


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