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バタリアン The Return of the Living Dead (1985)

米軍の極秘ガスが漏れ、死者が脳を求めて疾走する。
絶望と笑いのパンク・ホラー。
監督、脚本ダン・オバノン、主演クルー・ギャラガージェームズ・カレントム・マシューズドン・カルファ他共演のコメディ・ホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:ダン・オバノン
製作:トム・フォックス
製作総指揮
ジョン・デイリー
デレク・ギブソン
原案
ジョン・ルッソ
ルディ・リッチ
ラッセル・ストライナー
脚本:ダン・オバノン
撮影:ジュールス・ブレンナー
編集:ロバート・ゴードン
音楽:マット・クリフォード

出演
バート・ウィルソン:クルー・ギャラガー(ユニーダ医療用品倉庫のオーナー)
フランク・ジョンソン:ジェームズ・カレン(ユニーダ医療用品倉庫の管理者)
アーニー・カルテンブルナー:ドン・カルファ(バートの友人である葬儀屋)
フレディ・ハンスコム:トム・マシューズ(ユニーダ医療用品倉庫の新入社員)
ティナ:ビヴァリー・ランドルフ(フレディの恋人)
スパイダー:ミゲル・A・ヌネスJr.(フレディの友人)
チャック:ジョン・フィルビン(フレディの友人)
ケイシー:ジュエル・シェパード(フレディの友人)
スクーズ:ブライアン・ペック(フレディの友人)
トラッシュ:リネア・クイグリー(フレディの友人)
スーサイド:マーク・ヴェンチュリニ(フレディの友人)
ホレス・グローヴァー大佐:ジョナサン・テリー(軍の責任者)
エセル・クローヴァー:キャスリーン・コーデル(クローヴァーの妻)
ジェリー:ドリュー・デイガン(救急隊員)
トム:ジェームズ・ダレサンドロ(救急隊員)
砲兵軍曹:ロバート・リブマン
ジェファーソン巡査部長:デリック・ブライス
タールマン・ゾンビ:アラン・トラウトマン
冷凍庫の死体ゾンビ:テレンス・フーリハン
足のない死体ゾンビ:ジェローム・コールマン
女性胴体ゾンビの声:チェリー・デイヴィス
ゾンビ:ジョン・ダービン
ゾンビ:デヴィッド・ボンド

アメリカ 映画
配給 オライオン・ピクチャーズ
1985年製作 91分
公開
北米:1985年8月25日
日本:1986年2月1日
製作費 $4,000,000
北米興行収入 $14,237,880


ストーリー
1984年7月3日、東部夏時間17時30分、ケンタッキー州、ルイヴィル
ユニーダ医療用品倉庫のオーナー、バート・ウィルソン(クルー・ギャラガー)は、倉庫の管理者フランク・ジョンソン(ジェームズ・カレン)が、新人のフレディ・ハンスコム(トム・マシューズ)に仕事を教えるために残業することを知り後を任せる。
フランクは、冷凍保存されている死体などをフレディに見せた後で、オフィスに戻り、死者が蘇る恐怖映画”ナイト・オブ・ザ・リビングデッド”は事実を基にしていると言いながら、その内容について話す。
それに関係した死体が、地下室にあることをフレディに話したフランクは、その場に向かう。
フランクは、数年前の配送ミスでその場にある、有害なトリオキシン・ガスの軍用ドラム缶の中にある死体をフレディに見せる。
フランクは、ドラム缶の側面を叩き安全を証明しようとするが、誤って有毒ガスが放出されてしまう。
ドラム缶の中の死体は溶けて、そのガスが通気口を通り冷凍庫に入り、保管されていた死体が蘇る。
太平洋夏時間16時、サンディエゴ
軍の責任者ホレス・グローヴァー大佐(ジョナサン・テリー)は、配送ミスで行方が分からなくなったドラム缶を捜していた。
フレディの恋人ティナ(ビヴァリー・ランドルフ)と友人のスパイダー(ミゲル・A・ヌネスJr.)、トラッシュ(リネア・クイグリー)、チャック(ジョン・フィルビン)、ケイシー(ジュエル・シェパード)、スクーズ(ブライアン・ペック)、スーサイド(マーク・ヴェンチュリニ)は、フレディが仕事を終えるのを待つ間、付近の墓地に向かう。
気を失っていたフランクとフレディは意識が戻り、ドラム缶の死体が消えていることを確認する。
フランクとフレディは、犬の標本が生き返り、冷凍庫の死体が蘇ったことを知り驚く。
焦るフランクは取り乱しそうになり、バートに電話する。
駆けつけたバートは、ドラム缶を開けたフランクを非難する。
バートは、フランクとフレディと共に、蘇生した死体(テレンス・フーリハン)の脳をつるはしで突き刺し、頭部を切断して殺そうとするが失敗に終わる。
バートらは、ゾンビの体のあらゆる部分が独立して生存できることに気づく。
バートは、向かいの葬儀屋の友人アーニー・カルテンブルナー(ドン・カルファ)に頼み、火葬場でゾンビを焼却してもらうために死体をバラバラにする。
フランクとフレディと共に死体を運んだバートは、アーニーに事情を話し焼却してもらう。
その際に発生したガスが周辺の空気を汚染し、有毒な雨が墓地にも降り注ぐ。
ティナはフレディを迎えに倉庫に向かい、スパイダーらは車に戻る。
雨は墓地の地中に染みわたり、墓地の死体を蘇らせてしまう・・・。


解説 評価 感想
“A nihilistic, punk-rock reinvention of the zombie mythos that traded slow-crawling dread for hyper-kinetic chaos, famously introducing the world to the terrifyingly articulate hunger for ‘Braaaaains!’”

(ゆっくりと這い寄る恐怖を、ハイパーな動的カオスへと置き換えた、ゾンビ神話の虚無的かつパンク・ロック的な再構築。死者が「脳みそをぉぉ!」と叫び、恐ろしいほど明快に空腹を訴えるというスタイルを世界に知らしめた金字塔である。)

参考:
・「バタリアン」(1986)
・「バタリアン2」(1987)
・「バタリアン リターンズ」(1993)
・「バタリアン4」(2005)TVムービー
・「バタリアン5(2005)TVムービー

エイリアン」(1979)の原案と脚本で知られるダン・オバノンの初監督作品であり、主演はクルー・ギャラガージェームズ・カレントム・マシューズドン・カルファ他共演のコメディ・ホラー。

まともなエド・ウッド風映画程度なのかと思いきや、流石にダン・オバノンが脚本を務めた演出作品だけあり、コメディタッチで進行するナンセンスなシーンもあるのの、細部にまでこだわるゾンビの造形など、凝った内容は注目だ。

ジョージ・A・ロメロの傑作ホラー「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968)への敬意も感じられる、ファンの心を捉えるに値する怪作に仕上がっている。

部下の不祥事により最悪の事態を招き、その対処に奔走する医療用品倉庫のオーナー、クルー・ギャラガー、その部下で、ゾンビ集団を世に送り出してしまうジェームズ・カレントム・マシューズ、彼らに協力する葬儀屋ドン・カルファなどが共演している。


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