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ムーンライター The Moonlighter (1953)

悪の道に走った男と元恋人との関係を描く、監督ロイ・ローランド、主演バーバラ・スタンウィックフレッド・マクマレイウォード・ボンド他共演の3D西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇


スタッフ キャスト
監督:ロイ・ローランド
製作:ジョセフ・バーンハード
脚本:ニーヴェン・ブッシュ
撮影:バート・グレノン
編集:テリー・O・モース
音楽:ハインツ・ロームヘルド

出演
レラ:バーバラ・スタンウィック
ウェス・アンダーソン:フレッド・マクマレイ
コール・ガードナー:ウォード・ボンド
トム・アンダーソン:ウィリアム・チン
ドーズ保安官:ジョン・ディークス
アレクサンダー・プリンス:モリス・アンクラム
スリム:ジャック・イーラム
ジョー:マイロン・ヒーリー
クレモンス・アスクボー:チャールズ・ハルトン
タイディ:ノーマン・リーヴィット
モット:サム・フリント
アンダーソン夫人:マイラ・マーシュ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1953年製作 78分
公開
北米:1953年9月19日
日本:未公開
北米興行収入 $1,000,000


ストーリー
20世紀初頭。
町に着いたリンチ集団を率いる牧場主のアレクサンダー・プリンス(モリス・アンクラム)は、縛り首用のロープを手下のスリムに買いに行かせる。
保安官のドーズ(ジョン・ディークス)は、絞首刑になる”ムーンライター”と呼ばれる牛泥棒ウェス・アンダーソン(フレッド・マクマレイ)のことを気遣う。
ドーズと保安官補のジョー(マイロン・ヒーリー)が食事をしている間に、プリンスらは、牛を盗んだ男ムーンライターを吊るすために保安官事務所に押し入る。
スリムは、ドーズを痛めつけて留置場の鍵を奪い、ムーンライターが3号房の男だということを知る。
掃除をしたタイディ(ノーマン・リーヴィット)が3号房にいたため、プリンスらは彼をムーンライターだと思い込み、痛めつけて連れ出す。
人違いだと言うウェスは、プリンスの手下に殴られて意識を失う。
意識が戻ったウェスは、落ちていた鍵を拾い、牢屋を開けて銃を奪い、タイディが殺されて川に投げ捨てられる様子を確認して逃亡する。
町に着いたウェスの元恋人レラ(バーバラ・スタンウィック)は、クレモンス・アスクボー(チャールズ・ハルトン)の葬儀社を訪ねる。
レラは、ウェスは既に埋葬され、親戚が費用を出し立派な葬儀が行われたことを知る。
__________
葬儀を頼んだのはウェスで、式に集まった者たちから強制的に募金を集め、それを葬儀費用にしてアクスボーに渡し、その場から逃走する。
__________
その話を聞いたレラは、ウェスが生きている可能性を考える。
ウェスに5年間会っていなかったレラは、銀行に勤めるウェスの弟トム(ウィリアム・チン)と付き合っていた。
リオ・ホンドー。
町に戻ったレラは、駅に迎えに来たトムに、吊るされたのは別人で、ウェスは生きているだろうと伝える。
その後ウェスは、罪のない者を殺したプリンスに復讐しようとするのだが・・・。


解説 評価 感想
多くの短編映画なども手がけたロイ・ローランドが監督し、主演バーバラ・スタンウィックフレッド・マクマレイウォード・ボンドなどが共演した作品。

オープニングクレジットの表示が独特であることが注目の3D映画。

自分の身代わりとなって死んだ罪のない者を殺した男への復讐劇かと思いきや、その後も仲間と組んで銀行を襲った男と元恋人の複雑な関係が描かれた西部劇。

重量級のフレッド・マクマレイウォード・ボンドの、格闘シーンなどは迫力満点。

主演のバーバラ・スタンウィックは、悪の道から抜けきれない元恋人との関係に苦悩する逞しい女性を好演し、その元恋人を演ずるフレッド・マクマレイは、悪の道から抜けきれない男を熱演している。

ウェス(フレッド・マクマレイ)と手を組む無法者のウォード・ボンド、ウェスの弟で主人公と惹かれ合うウィリアム・チン、保安官のジョン・ディークス、リンチ集団を率いる牧場主のモリス・アンクラム、その手下ジャック・イーラム、保安官補のマイロン・ヒーリー、葬儀屋のチャールズ・ハルトン、ウェスと間違われた殺される男ノーマン・リーヴィット、銀行の頭取サム・フリント、ウェスの母親マイラ・マーシュなどが共演している。


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