移転が決まった美術品をそれに魅了されていた警備員が強奪しようとする騒動を描く、主演モーガン・フリーマン、クリストファー・ウォーケン、ウィリアム・H・メイシー、マーシャ・ゲイ・ハーデン他共演、監督ピーター・ヒューイットによる犯罪コメディ。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ピーター・ヒューイット
製作総指揮:モーガン・フリーマン他
製作
ロブ・パリス
ロリー・マックレアリー
ボブ・ヤーリ
脚本:マイケル・ルシュール
撮影:ウェリ・スタイガー
編集:キャロル・クラヴェッツ
音楽:ルパート・グレッグソン=ウィリアムズ
出演
チャールズ・ピーターソン:モーガン・フリーマン
ロジャー・バーロウ:クリストファー・ウォーケン
ジョージ・マクレンドン:ウィリアム・H・メイシー
ローズ・バーロウ:マーシャ・ゲイ・ハーデン
画家:ブレッキン・メイヤー
ガイド:ウィン・エヴェレット
リード・ヴィライン:ジョゼフ・マッケンナ
アメリカ 映画
配給 ヤーリ・フィルム・グループ
2009年製作 90分
公開
北米:2009年10月27日(DVD)
日本:未公開
製作費 $20,000,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ボストン。
美術館のベテラン警備員ロジャー・バーロウ(クリストファー・ウォーケン)は、展示作品”孤独な少女”を愛し魅了されながら日々を送っていた。
ロジャーの妻ローズ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)は、フロリダに旅行する考えで資金を貯めていた。
ある日ロジャーは、キュレーターが館内の作品を刷新して、”孤独な少女”を含めた展示品を移転する考えを知る。
展示品がコペンハーゲンに移されることを知ったロジャーは、それをキュレーターに確認するものの、既に決定事項だった。
ローズに不満をぶつけるロジャーは、彼女に引退を勧められるのだが、そんな気になれるはずはなかった。
そんな時ロジャーは、同僚警備員チャールズ・ピーターソン(モーガン・フリーマン)も、絵の移転を残念に思っていることを知る。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
美術館のベテラン警備員ロジャーは、愛する絵画”孤独な少女”が、コペンハーゲンに移転されることを知る。
妻ローズがフロリダ旅行を計画する中、それどころではなくなったロジャーは、同僚の警備員チャールズも、今回の件で心を痛めていることに気づく。
チャールズは、絵を自分達の物にするために、盗み出すことを提案し、ロジャーも仕方なくそれに同意する。
彫刻を偏愛するジョージも仲間に引き入れて、三人は美術品の強奪計画を進める。
三人は、移転作業に志願して、贋作を用意し、本物とすり替えることを考えるのだが・・・。
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ベテランの実力派スターが顔を揃えた作品で、このキャスティングだけでも見る価値がある。
しかし、2007年に撮影された作品は、ヤーリ・フィルム・グループの倒産により公開が遅れ、結局、北米で劇場公開されることはなくDVDリリースとなった。
もちろん日本でも劇場未公開。
ファースト・クレジットはモーガン・フリーマンなのだが、主人公は明らかにクリストファー・ウォーケンで、60代も半ばの彼は、いい雰囲気で熱演し楽しませてくれる。
モーガン・フリーマンにしては、やや深みのない役柄なのだが、純然たるコメディということで納得できる演技で、存在感を示している。
二人とは違い、”変質者”に近い一風変わった同僚を演ずるウィリアム・H・メイシーが、作品にアクセントを加える役で好演している。
主人公の妻を演じている、愚痴ばかりこぼすマーシャ・ゲイ・ハーデンが、女神のような存在になるクライマックスも実に微笑ましい。
贋作を依頼される貧しい画家のブレッキン・メイヤー、美術館ガイド、ウィン・エヴェレット、主人公の幻想で登場する襲撃犯ジョゼフ・マッケンナなどが共演している。