”アラモの戦い”で知られるジム・ボウイの青年時代を描く、監督ゴードン・ダグラス、主演アラン・ラッド、ヴァージニア・メイヨ、ジョセフ・カレイア他共演のドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ゴードン・ダグラス
製作:ヘンリー・ブランク
原作:ポール・I・ウェルマン”The Iron Mistress”
脚本:ジェームズ・R・ウェッブ
撮影:ジョン・F・サイツ
編集:アラン・クロスランドJr.
音楽:マックス・スタイナー
出演
ジム・ボウイ:アラン・ラッド
ジュダロン・デ・ボルネイ:ヴァージニア・メイヨ
フアン・モレノ:ジョセフ・カレイア
ウルスラ・ベラメンディ:フィリス・カーク
フィリップ・ド・カバナル:アルフ・ケリン
ナルシス・ド・ボルネイ:ダグラス・ディック
ブラッディ・ジャック・スターデヴァント:アンソニー・カルーソ
アンリ・コントレクール:ネドリック・ヤング
ジョン・ジェームズ・オーデュボン:ジョージ・ヴォスコヴェック
リーズン・ボウイ:リチャード・カーライル
カニー将軍:ロバート・エムハート
クニー医師:ドン・ベドー
アンドリュー・マーシャルク:ハロルド・ゴードン
マドックス医師:ゴードン・ネルソン
クレイン判事:ジェイ・ノヴェロ
ネズ・クーペ:ニック・デニス
ボウイ夫人:サラ・セルビー
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1952年製作 110分
公開
北米:1952年11月19日
日本:1953年3月12日
■ ストーリー ■
1825年、ルイジアナ州。
バイユー・サラ付近で暮らす青年ジム・ボウイ(アラン・ラッド)は、故郷を離れてニューオーリンズで木材を売る商売を始めようとする。
現地に着いたジムは、芸術家志望のジョン・ジェームズ・オーデュボン(ジョージ・ヴォスコヴェック)と知り合い、彼が描いた絵のモデル、ジュダロン・デ・ボルネイ(ヴァージニア・メイヨ)が気になる。
ジョンと共にジュダロンの兄ナルシス(ダグラス・ディック)の行きつけの店に向かったジムは、ジョンに不満を抱くナルシスを怒らせてしまい決闘を申し込まれる。
ジムは、現われたナルシスの友人フアン・モレノ(ジョセフ・カレイア)とフィリップ・ド・カバナル(アルフ・ケリン)と決闘のことを話し、返事をすると伝える。
訪ねて来たジムと話したナルシスは、彼が気に入り決闘のことは忘れる。
ナルシスは、ジョンにジュダロンの絵を仕上げさせることにする。
ナルシスにジュダロンを紹介されたジムは、美しい彼女に惹かれ、舞踏会に招待される。
ナルシスと意気投合したジムは、彼に誘われてフェンシングを試し、得意のナイフの腕前を披露する。
ジムは、決闘を美化するアンリ・コントレクール(ネドリック・ヤング)と意見が合わない。
舞踏会の夜、ジムは、ジュダロンが、アンリをはじめ男性たちに求愛されていることを知る。
ジムは、ジュダロンがリールで自分を相手に選んだことで親しくなり、故郷に戻るつもりであることを伝えて、彼女に同行を求める。
そんな場所では生きている意味がないと言うジュダロンに、ジムは強引にキスする。
憤慨したジュダロンは、ジムの頬を平手打ちしてその場を去り、ジョンが描いた自分の絵を破ってしまう。
ジュダロンが侮辱されたことを知ったアンリは、ジムに決闘を申し込もうとする。
ナルシスは、甘やかされて育った傲慢なジュダロンが、ジムと問題を起こしたことを動揺する彼女から知らされ、ジムとアンリの決闘を止めようとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1951年に発表された、ポール・I・ウェルマンの小説”The Iron Mistress”を基に製作された作品。
短編映画を多く手掛け西部劇を得意としたゴードン・ダグラスが監督し、主演はアラン・ラッド、ヴァージニア・メイヨ、ジョセフ・カレイアなどが共演した作品。
”アラモの戦い”で知られるジム・ボウイの青年時代を描くドラマ。
アラン・ラッドが10年過ごしたパラマウントからワーナー・ブラザーズに移り出演した最初の作品。
歴史的事実とはかなり違った内容のドラマなのだが、魅力的なキャスティングは注目で、様々な登場人物の個性を生かしたゴードン・ダグラスのシャープな演出が見どころの作品。
主人公のジム・ボウイを演じるアラン・ラッドは、田舎者から成り上がっていく逞しい青年を好演している。
主人公と関係する、甘やかされて育った傲慢な令嬢ヴァージニア・メイヨ、その兄で主人公と友人になるダグラス・ディック、その友人で、綿花栽培者として主人公と対立するジョセフ・カレイア、ヒロインと結婚するもののギャンブルで身を亡ぼすアルフ・ケリン、主人公と出会い最終的には結婚するテキサス州知事の娘フィリス・カーク、主人公と対立するアンソニー・カルーソ、ヒロインに惹かれ、主人公に決闘を申し込むネドリック・ヤング、主人公が知り合う芸術家ジョージ・ヴォスコヴェック、主人公の兄リーズン・ボウイのリチャード・カーライル、主人公と親しくなる将軍ロバート・エムハートとドン・ベドー、主人公と対立する判事のジェイ・ノヴェロ、主人公の協力者ニック・デニス、主人公の母親サラ・セルビーなどが共演している。