| 白人と先住民との和平を描く、監督アンドレ・ド・トス、主演カーク・ダグラス、エルザ・マルティネッリ、ウォルター・マッソー、ダイアナ・ダグラス、ウォルター・エイベル他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:アンドレ・ド・トス
製作:ウィリアム・ショール
原案:ロバート・L・リチャーズ
脚本
フランク・デイヴィス
ベン・ヘクト
撮影:ウィルフリッド・M・クライン
編集:リチャード・カフーン
音楽:フランツ・ワックスマン
出演
ジョニー・ホークス:カーク・ダグラス(先住民と親交があるスカウト)
オナティ:エルザ・マルティネッリ(ジョニーと惹かれ合う先住民レッド・クラウドの娘)
ウェス・トッド:ウォルター・マッソー(金を狙う悪党)
スーザン・ロジャース:ダイアナ・ダグラス(幌馬車隊の未亡人)
トラスク大尉:ウォルター・エイベル(砦の指揮官)
チヴィントン:ロン・チェイニーJr.(金を狙う悪党)
レッド・クラウド:エドゥアルト・フランツ(ラコタの酋長)
ウィル・クラブツリー:アラン・ヘイルJr.(スーザンに惹かれる幌馬車隊の一員)
ブリッグス:エリシャ・クックJr.(幌馬車隊の写真家)
モーガン:レイ・ティール(幌馬車隊の一員)
ジョー:フランク・ケイディ(幌馬車隊の一員)
トミー・ロジャース:マイケル・ウィンケルマン(スーザンの息子)
ブレイク中尉:ウィリアム・ピップス(騎兵隊員)
グレイ・ウルフ:ハリー・ランダース(レッド・クラウドの弟)
クレイジーベア:ハンク・ウォーデン(先住民/騎兵隊員)
開拓者のリーダー:レーン・チャンドラー(クレジットなし)
シェーファー中尉:バズ・ヘンリー(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1955年製作 88分
公開
北米:1955年12月21日
日本:1956年4月19日
北米興行収入 $2,450,000
■ ストーリー ■
先住民と親交があるジョニー・ホークス(カーク・ダグラス)は、ラコタ(スー族)の酋長レッド・クラウド(エドゥアルト・フランツ)の元に向かう。
ジョニーは、現れたレッド・クラウドの弟グレイ・ウルフ(ハリー・ランダース)から、この場を去るよう警告されるものの、従う気はなかった。
川で水浴していたレッド・クラウドの娘オナティ(エルザ・マルティネッリ)は、2人の様子を見守る。
集落に着いたジョニーはレッド・クラウドと話し、砦で待機している、オレゴンへ向かう幌馬車隊が通る許可を得ようとする。
法を犯すもの以外には危害を加えないというレッド・クラウドは、金を探す白人は許さないことと、ウィスキーと金の交換も禁止だとジョニーに伝える。
砦に来て話し合うことをレッド・クラウドに勧めたジョニーは、川から戻ったオナティに惹かれる。
部族と共に夜を明かすことにしたジョニーは、強引にオナティに迫るものの、それを拒まれる。
悪党のウェス・トッド(ウォルター・マッソー)とチヴィントン(ロン・チェイニーJr.)は、ウイスキーを金と交換する取引をしていたが、金の交換はしないと言う部族の男を射殺する。
チヴィントンは逃れるものの、トッドは捕らえられてしまう。
ジョニーはトッドを非難するが、殺されそうになった彼を助け、証人として砦に連れ帰すことをレッド・クラウドに伝える。
ジョニーは、納得しないグレイ・ウルフと、トッドの命を賭けて戦うことになり、グレイ・ウルフを打ち負かす。
トッドを連れて砦に帰ろうとするジョニーは、話し合いに来ることを再びレッド・クラウドに勧める。
レッド・クラウドが砦に行くことを約束したために、ジョニーは、それを信じて砦に向かうのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“Serving as the maiden production for Kirk Douglas’s Bryna Productions, The Indian Fighter blends high-stakes Frontier diplomacy, breathtaking Oregon landscapes, and a fiery romance with Elsa Martinelli under Andre De Toth’s kinetic direction.”
(カーク・ダグラス率いるブライナ・プロダクションズの記念すべき第一作となった『赤い砦』は、アンドレ・ド・トス監督の躍動感あふれる演出のもと、フロンティアにおける命懸けの和平交渉、息をのむオレゴンの大自然、そしてエルザ・マルティネッリとの情熱的なロマンスをみごとに融合させている。)
「スプリングフィールド銃」(1952)、「土曜日正午に襲え」(1954)などのアンドレ・ド・トスが監督し、主演はカーク・ダグラス、エルザ・マルティネッリ、ウォルター・マッソー、ダイアナ・ダグラス、ウォルター・エイベル他共演の西部劇。
カーク・ダグラスが設立した”Bryna Productions”の最初の製作作品。
雄大な自然を映し出し、迫力ある砦の攻防なども注目のシネマスコープを活かした映像と共に、アンドレ・ド・トスが、先住民との和平を乱す事件を描いた本格西部劇。
幌馬車隊の旅に付き添う、先住民と親交を深める男を演ずる、圧倒的な存在感で画面を支配するカーク・ダグラスのワンマン映画のようにも思えるが、脇を固める実力派スターの個性を生かすアンドレ・ド・トスのシャープな演出が見どころの作品。
主人公と惹かれ合うようになる、先住民の酋長の娘を魅力的に演ずるエルザ・マルティネッリ、先住民を騙し金を狙う悪党のウォルター・マッソーとロン・チェイニーJr.、既に離婚してはいたが、元夫カーク・ダグラスとの絡みも注目のダイアナ・ダグラスの出演も興味深い。
他、先住民の酋長レッド・クラウド役エドゥアルト・フランツ、幌馬車隊の一員で、アラン・ヘイルJr.、同じく写真家のエリシャ・クックJr.などが共演している。
