アメリカ沿岸警備隊の伝説的隊員である教官と訓練生の心の葛藤と絆を描く、監督アンドリュー・デイヴィス、主演ケヴィン・コスナー、アシュトン・カッチャー、ニール・マクドノー他共演のドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:アンドリュー・デイヴィス
製作
ボー・フリン
トリップ・ヴィンソン
脚本:ロン・L・ブリンカーホフ
撮影:スティーヴン・セント・ジョン
編集
トーマス・J・ノードバーグ
デニス・ヴァークラー
音楽:トレヴァー・ラビン
出演
ケヴィン・コスナー:ベン・ランドール
アシュトン・カッチャー:ジェイク・フィッシャー
ニール・マクドノー:ジャック・スキナー
メリッサ・サージミラー:エミリー・トーマス
クランシー・ブラウン:ウィリアム・ハドリー大佐
セーラ・ウォード:ヘレン・ランドル
ジョン・ハード:フランク・ラーソン大佐
アメリカ 映画
配給 タッチストーン・ピクチャーズ
2006年製作 139分
公開
北米:2006年9月29日
日本:2007年2月10日
製作費 $80,000,000
北米興行収入 $55,011,730
世界 $94,973,500
■ ストーリー ■
アメリカ沿岸警備隊員ベン・ランドール(ケヴィン・コスナー)は、数々の命を救った伝説的な隊員だった。
しかし、救助できなかった遭難者や同僚の死を経験し、心に深い傷を負っていた。
そんなベンを、沿岸救助隊の指揮官ウィリアム・ハドリー大佐(クランシー・ブラウン)は、陸上勤務のレスキュー隊員の養成校・Aスクール教官に赴任させる。
50%しか残れないという、過酷な競争にチャレンジする訓練生の中に、高校の水泳チャンピオンであるジェイク・フィッシャー(アシュトン・カッチャー)の姿もあった。
人命に関わる人材育成のため、ベンは訓練生を厳しく鍛える。
脱落者が続出する中、優等生振りを発揮するフィッシャーだったが、その思い上がりを戒めようとするベンの気持ちを、彼は素直に受け入れられない。
ベンは、大学から水泳選手としての誘いを蹴ってまで、この養成校に来たフィッシャーの経歴を調べ、彼も自分と同じく、自らの過失で友人を事故で亡くした過去があったことを知る・・・。
ケヴィン・コスナーの出演する作品が、 どうして魅力がなくなってしまったのか?
伝説のヒーローに相応しい、クールな演技も、全くその存在感や斬新さを感じないのは、彼が1990年代前半で燃え尽きてしまったからかもしれない。
彼の演技を見ていて、自信を感じることが出来ない。
まだ50代前半なので、じっくり役を選んで復活してほしいものだ。
フィッシャー役のアシュトン・カッチャーも、それほどの魅力を感じない。
クライマックスの展開も、想像ができてしまう物足りなさばかり感じる、アンドリュー・デイヴィスにしては平凡な作品。
「ショーシャンクの空に」(1994)で、悪徳看守なのになぜか憎めず印象深かったクランシー・ブラウンの出演は興味深い。