北アフリカ某国の独裁者が核開発で国際社会の非難を受ける中、国連で側近の陰謀に巻き込まれる姿を描く、監督ラリー・チャールズ、製作、脚本、主演サシャ・バロン・コーエン、アンナ・ファリス、ベン・キングズレー、ジョン・C・ライリー他共演の爆笑過激コメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ラリー・チャールズ
製作総指揮
ピーター・ベイナム
ダン・メイザー
マリ=ジョーウィンクラー
製作
アレック・バーグ
サシャ・バロン・コーエン
ジェフ・シェーファー
デヴィッド・マンデル
スコット・ルーディン
脚本
サシャ・バロン・コーエン
アレック・バーグ
ジェフ・シェーファー
デヴィッド・マンデル
撮影:ローレンス・シャー
編集
エリック・キサック
グレッグ・ヘイデン
音楽:エラン・バロン・コーエン
出演
ハファズ・アラジーン将軍/エファード:サシャ・バロン・コーエン
ゾーイ:アンナ・ファリス
タミール:ベン・キングズレー
ナダル:ジェイソン・マンツォーカス
クレイトン:ジョン・C・ライリー
ラオ:ボビー・リー
アンカーマン:クリス・パーネル
デニース:ジェシカ・セント・クレア
ウェイター:フレッド・アーミセン
医師:アーシフ・マンドヴィ
妊婦:キャスリン・ハーン
本人:ミーガン・フォックス
本人:エドワード・ノートン
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2012年製作 83分
公開
北米:2012年5月16日
日本:2012年9月7日
製作費 $65,000,000
北米興行収入 $59,650,220
世界 $177,547,350
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
北アフリカ。
ワディヤ共和国の独裁者ハファズ・アラジーン将軍(サシャ・バロン・コーエン)の圧政、そして、核開発に対する国際批判の高まる。
しかしアラジーンは、世界の声を気にもせずに核開発を進める。
側近であるおじのタミール(ベン・キングズレー)と共に、核施設を訪れたアラジーンは、開発の遅れを非難する。
アラジーンは、責任者である”核”のナダル(ジェイソン・マンツォーカス)を、自分が2年前に処刑してしまったことを知らさせる。
現責任者も処刑してしまったアラジーンは、核保有を否定し、制裁が解除された後に石油の採掘権を売るべきだとタミールに助言される。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
北アフリカの国ワディヤの独裁者ハファズ・アラジーン将軍は、圧政に加えて核開発を推進し、国際社会の非難を浴びる。
国連決議で空爆も迫る中、アラジーンは、それを回避するため、国連での声明発表を求められる。
ニューヨークに着いたアラジーンだったが、側近であるおじタミールの陰謀で拉致され、影武者と入れ替わる事態となる。
タミールは、独裁国家脱却を宣言させて、石油の利権を得ようと企む。
殺し屋だった、警護のクライトンに捕えられたアラジーンは、隙を見てその場を逃れタミールの陰謀を知る。
身分を証明できないアラジーンは捕えられそうになるが、自然食品店を営むゾーイに救われる。
アラジーンは、自分が処刑を命じたものの生きていた核開発者ナダルに会い、復帰を条件にして彼の協力を得て、陰謀の対抗策を考えるのだが・・・。
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何かと話題を振りまくイギリスのコメディアン、サシャ・バロン・コーエン製作、脚本、主演、ヒットした「ブルーノ」(2009)でも組んだラリー・チャールズの監督作品。
彼らの元に集結し出演する、豪華共演陣も見逃せない。
善悪を問わず、世の中の全ての物を皮肉ったどぎついジョークと過激な描写、サシャ・バロン・コーエンの特異な”才能”が生かされた爆笑コメディ。
馬鹿げていると言えばそれまでだが、各方面への配慮など全く無視した内容、作風、下ネタの連発、ここまで徹底すれば許せるというところだろうか。
製作費は6500万ドル、北米興行収入は約6000万ドル、全世界では約1億7800万ドルのヒットとなった。
主人公を救い、退け、そして愛が芽生えるアンナ・ファリス、主人公のおじで、石油の利権を手にしようとするベン・キングズレー、核開発者ジェイソン・マンツォーカス、主人公を拉致する殺し屋のジョン・C・ライリー、中国大使ボビー・リー、アンカーマン、クリス・パーネル、コメンテーターのジェシカ・セント・クレア、反体制派レストランのウェイター役フレッド・アーミセン、医師アーシフ・マンドヴィ、妊婦キャスリン・ハーン、本人役でミーガン・フォックス、エドワード・ノートンなどが共演している。