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青い鳥 The Blue Bird (1940)

1908年に上演された、モーリス・メーテルリンクの戯曲”青い鳥”を基に製作された作品。
わがままで気難しい少女の幸せの探求を描く、製作ダリル・F・ザナック、監督ウォルター・ラング、主演シャーリー・テンプルジョニー・ラッセルゲイル・ソンダガード他共演のファンタジー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ファンタジー


スタッフ キャスト
監督:ウォルター・ラング
製作
ダリル・F・ザナック
ジーン・マーキー(共同プロデューサー)
原作:モーリス・メーテルリンク青い鳥”(戯曲)
脚本
アーネスト・パスカル
ウォルター・ブロック
撮影
アーサー・C・ミラー
レイ・レナハン
編集:ロバート・ビショフ
音楽:アルフレッド・ニューマン

出演
ミチル:シャーリー・テンプル
チルチル:ジョニー・ラッセル
タイレット:ゲイル・ソンダガード
タイロ:エディ・コリンズ
マミー・チル:スプリング・バイイントン
ラグジュアリー:ナイジェル・ブルース
アンジェラ・ベルリンゴット:シビル・ジェイソン
妖精ベリリュンヌ:ジェシー・ラルフ
ライト:ヘレン・エリクソン
ラグジュアリー夫人:ローラ・ホープ・クルーズ
ダディ・チル:ラッセル・ヒックス
グラニー・チル:セシリア・ロフタス
グランパ・チル:アル・シーン

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1940年製作 88分
公開
北米:1940年1月15日
日本:未公開
製作費 $2,000,000


アカデミー賞
第13回アカデミー賞
・ノミネート
撮影(カラー)・特殊効果賞


ストーリー
ナポレオン戦争下、プロイセン王国
貧しい木こりチル(ラッセル・ヒックス)の娘ミチル(シャーリー・テンプル)は、弟チルチル(ジョニー・ラッセル)と共に、立ち入り禁止の王家の森で、珍しい鳥を見つけて捕まえる。
町に戻ったミチルは、病気の友人アンジェラ・ベルリンゴット(シビル・ジェイソン)に声をかけられ、鳥を見た彼女から、人形と交換してほしいと言われるものの、それを断る。
帰宅したミチルが、自分たちだけが不幸だと考えていることを知ったチルと妻(スプリング・バイイントン)は、わがままな娘の態度を残念に思う。
その夜、ナポレオン軍が迫ることを知ったチルは兵役に召集され、家族は悲しむ。
その後、ベッドで眠っていたミチルとチルチルは、ドアをノックする音で目覚める。
2人は、現れた妖精ベリリュンヌ(ジェシー・ラルフ)から、青い鳥を探す旅に出るよう指示される。
ベリリュンヌは魔法を使い、飼い犬のタイロ(エディ・コリンズ)と猫のタイレット(ゲイル・ソンダガード)を人間の姿に変えて、ミチルとチルチルに同行させる。
どこに行けばいいのか分からないミチルとチルチルは、ベリリュンヌが、ラタンを人間に変えた美しい女性ライト(ヘレン・エリクソン)の案内で、青い鳥を探すことになるのだが・・・。


解説 評価 感想

1908年に上演された、モーリス・メーテルリンクの戯曲”青い鳥”を基に製作された作品。

製作ダリル・F・ザナック、「小公女」(1939)などのウォルター・ラングが監督し、主演はシャーリー・テンプルジョニー・ラッセルゲイル・ソンダガードなどが共演している。

わがままで気難しい少女の幸せの探求を描くファンタジー。

前年に公開されたMGMの「オズの魔法使」(1939に対する作品として、20世紀フォックスが大スターのシャーリー・テンプル主演で製作し、テクニカラーで撮影された。

物語の世界観を映し出す美しい映像やセットなどの出来もよく、「オズの魔法使」より先に公開されたとしたら、それなりに評価された作品とも思えるが、やはり、すべてにおいて見劣り感は否めない。

第13回アカデミー賞では、撮影(カラー)、特殊効果賞にノミネートされた。

主演のシャーリー・テンプルは、わがままで気難しい少女が、様々な経験をして幸せを理解するミチルを愛らしく演じている。

主人公の弟チルチル役ジョニー・ラッセル、主人公と共に行動する猫から人間に変わったタイレットのゲイル・ソンダガード、犬から人間に変わるタイロ役エディ・コリンズ、ラタンから人間に変わるライトのヘレン・エリクソン、主人公の母親スプリング・バイイントン、主人公らが出会う贅沢に暮らすナイジェル・ブルース、その妻ローラ・ホープ・クルーズ、主人公の友人である病気の少女アンジェラ・ベルリンゴット役シビル・ジェイソン、主人公らを青い鳥を探す旅に導く妖精ベリリュンヌのジェシー・ラルフ、主人公の父親ラッセル・ヒックス、祖父母セシリア・ロフタスアル・シーンなどが共演している。


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