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二重結婚者 The Bigamist (1953)

妻の他に別の妻子がいた男性の秘密を描く、監督、出演アイダ・ルピノ、主演ジョーン・フォンテインエドマンド・グウェンエドモンド・オブライエン他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:アイダ・ルピノ
製作:コリアー・ヤング
原案
ローレンス・B・マーカス
ルー・ショアー
脚本:コリアー・ヤング
撮影:ジョージ・E・ディスカント
編集:スタンフォード・ティシュラー
音楽:リース・スティーヴンス

出演
イヴ・グラハム:ジョーン・フォンテイン
フィリス・マーティン:アイダ・ルピノ
ジョーダン:エドマンド・グウェン
ハリー・グラハム/ハリソン・グラハム:エドモンド・オブライエン
トム・モーガン:ケネス・トビー
コネリー夫人:ジェーン・ダーウェル
受付係:ペギー・マリー
ミス・ヒギンズ:リリアン・フォンテイン

アメリカ 映画
配給 Filmakers Releasing Organization
1953年製作 80分
公開
北米:1953年12月3日
日本:未公開
製作費 $175,000


ストーリー
サンフランシスコ
共同で電化製品を扱う事業を営むハリー・グラハム(エドモンド・オブライエン)と妻イヴ(ジョーン・フォンテイン)は、イヴが不妊症のために、養子縁組を希望していた。
養子縁組仲介人のジョーダン(エドマンド・グウェン)は、経歴と現在の生活を徹底的に調査する必要があるとハリーとイヴに伝える。
それを聞いたハリーは不安になり、ジョーダンはその様子が気になる。
営業で頻繁にロサンゼルスに出張していたハリーは、ジョーダンの調査のことが心配だった。
調査を始めたジョーダンは、ハリーに関する情報を収集してロサンゼルスに向かい、彼の現地のオフィスを訪ねる。
ハリーのデスクで”ハリソン・グラハム”と刻まれたペーパーナイフを見つけたジョーダンは、彼の宿泊先を調べてくれた受付係(ペギー・マリー)から、ハリー・グラハムという人物が宿泊しているホテルはないことを知らされる。
電話帳でハリソン・グラハムの住所を調べたジョーダンは、その場に向かう。
ジョーダンは、その家に居たハリーに、ハリソンと名乗る理由を尋ね、それが本名だと戸惑いながら答える彼に、これも仕事だと伝える。
帰ろうとしたジョーダンは、赤ん坊の泣き声がしたために驚き、妻が寝ていることを知る。
ジョーダンは、ハリーが8ヶ月も二重生活をしていることを知り、それにも拘わらず養子を迎えようとしていた理由を尋ねる。
警察に電話をしようとするジョーダンを制止したハリーは、フィリス・マーティン(アイダ・ルピノ)という女性と出会い、自分がなぜこのような状況に陥ったかを話し始める・・・。


解説 評価 感想
1930年代から俳優を、さらに女性映画監督としても活躍していたアイダ・ルピノが出演を兼ねて監督し、主演はジョーン・フォンテインエドマンド・グウェンエドモンド・オブライエンなどが共演した作品。

妻の他に別の妻子がいた男性の秘密を描くドラマ。

重要な役柄を演ずるアイダ・ルピノはファーストクレジットではないものの、出演女優が自ら監督を務めた最初の作品となった。

内容も、アイダ・ルピノと夫ハワード・ダフとの、婚外妊娠の経験が描かれている。

2人の女性の間で葛藤する男性の心理を深く描き、曖昧な結論で終わるラストの緊張感など、本作は批評家から絶賛された。

アイダ・ルピノエドマンド・グウェンが出会う、ハリウッド・スターの家を巡るバスツアーの際、出演者のエドマンド・グウェンの家が紹介され、サンタクロース役が有名であり、「三十四丁目の奇蹟」(1947)の話題が出るシーンが面白い。

夫の事業を手伝いながら養子縁組を望む女性ジョーン・フォンテイン、その夫で、別の妻子がいる二重生活を送っていたエドモンド・オブライエン、そのもう一人の妻を、演出しながら魅力的に演ずるアイダ・ルピノ、主人公夫妻を調査する養子縁組仲介人エドマンド・グウェン、ハリー(エドモンド・オブライエン)の弁護士ケネス・トビー、ジョーダン(エドマンド・グウェン)のオフィスの掃除人コジェーン・ダーウェル、ロサンゼルスの事業所の受付係ペギー・マリー、フィリス(アイダ・ルピノ)下宿の主人リリアン・フォンテインオリヴィア・デ・ハヴィランドジョーン・フォンテインの実母)などが共演している。


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