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アジャストメント The Adjustment Bureau (2010)

SF作家フィリップ・K・ディックの小説”Adjustment Team”を基に製作された作品。
運命を”調整”される若い政治家がその運命に逆らい思いを寄せる女性の愛を手に入れるために戦う姿を描く、主演マット・デイモンエミリー・ブラントアンソニー・マッキー、テレンス・スタンプ他共演、製作、監督、脚本ジョージ・ノルフィによるSFサスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)

マット・デイモン / Matt Damon 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・ノルフィ

製作総指揮
アイサ・ディック・ハケット

ジョナサン・ゴードン
製作
ジョージ・ノルフィ

ビル・カラッロ
マイケル・ハケット
クリス・ムーア
原作:フィリップ・K・ディックAdjustment Team
脚本:ジョージ・ノルフィ

撮影:ジョン・トール
編集:ジェイ・ラビノウィッツ
音楽:トーマス・ニューマン

出演
デヴィッド・ノリス:マット・デイモン

エリース・セラス:エミリー・ブラント
ハリー・ミッチェル:アンソニー・マッキー
リチャードソン:ジョン・スラッテリー
マクレディー:アンソニー・ルイヴィヴァー
チャーリー・トレイナー:マイケル・ケリー
トンプソン:テレンス・スタンプ
ドナルドソン:ドニー・ケシャワーツ
メイズ:ブライアン・ヘイリー
本人:ジョン・スチュワート
本人:ジェシー・ジャクソン
本人:マイケル・ブルームバーグ

アメリカ映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ

2011年製作 99分
公開
北米:2011年3月4日
日本:2011年5月27日
製作費 $50,200,000
北米興行収入 $62,453,320
世界 $ 127,869,380


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク
上院議員候補デヴィッド・ノリス(マット・デイモン)は、優勢に選挙を戦っていたが、スキャンダルの発覚により敗色濃厚となる。

デヴィッドを監視していた男達、ハリー・ミッチェル(アンソニー・マッキー)やリチャードソン(ジョン・スラッテリー)らは、”運命調整局員”として行動を開始する。

デヴィッドは、選挙参謀でベンチャー・キャピタルの”RSR”の創業者チャーリー・トレイナー(マイケル・ケリー)に敗北宣言をすることを告げる。

会見を前にトイレに篭ったデヴィッドは、男性用にも拘らず、そこに隠れていたエリース・セラス(エミリー・ブラント)と意気投合し惹かれ合う。

そこにチャーリーが現れたため、エリースはその場を去ってしまう。

その後デヴィッドは、復活を誓った演説を行い、支持者からの声援を受ける。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
上院議員候補デヴィッド・ノリスは、スキャンダルが発覚し落選を覚悟する。
そんな時デヴィッドは、偶然出会ったエリースに惹かれ、お互いの気持ちを確かめ合う。
デヴィッドを監視していた”運命調整局”は、彼の将来に悪影響を及ぼすと判断してエリースを引き離そうとする。
しかし、局員ハリーのミスで、エリースのことを想うデヴィッドは、彼女と偶然、再会してしまう。
それを知った局員リチャードソンは、デヴィッドを拘束して”調整”について説明し、エリースと会うことを禁じられて、連絡先を燃やされてしまう。
解放されたデヴィッドは、3年の月日を経て、忘れられなかったエリースに、ようやく再会できる。
その後、リチャードソンが対処できない状況となり、凄腕の局員トンプソンがデヴィッドに接触し、彼が背負う、世界に影響を及ぼすという運命を伝えるのだが・・・。
__________

1954年にSF雑誌”Orbit Science Fiction”に掲載された、フィリップ・K・ディックの短編”Adjustment Team”を基に製作された作品。

人気作家フィリップ・K・ディックの原作に加えて、「ボーン・アルティメイタム」(2007)の脚本を担当したジョージ・ノルフィが初監督し、人気スターのマット・デイモンエミリー・ブラントらの共演の話題も呼んだ作品。

舞台は現在ではあるがSFファンタジーであり、サスペンス、そしてロマンスの要素を取り入れた贅沢なストーリー。

北米興行収入は約6200万ドルに留まるものの、全世界では約1億2800万ドルのヒットとなった。

ニューヨークでは、特定の女性を見つけるのが難しいという設定ではあるが、女性も出会いに運命を感じたのなら、超有名人の主人公と再会するのは容易いことだと思う・・・
などと野暮なことは言わずに、魅力的な主演の二人の熱演を楽しむことをお勧めします。

それほど大掛かりではないが、凝っているトリック的な映像や、ニューヨーク・ロケが効果を上げている。

自分の運命を切り開こうと、戦い続ける青年政治家マット・デイモン、彼の運命に身を委ねることになる女性エミリー・ブラント、調整局員の仕事に疑問を感じるアンソニー・マッキー、上司のジョン・スラッテリー、その部下アンソニー・ルイヴィヴァー、実業家で主人公の選挙参謀のマイケル・ケリー、凄腕局員を貫禄で演ずるテレンス・スタンプ、局の上層部ドニー・ケシャワーツ、警官のブライアン・ヘイリー他、本人役でジョン・スチュワートジェシー・ジャクソンマイケル・ブルームバーグなどがカメオ出演している。


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