キムを子ども扱いしてしまったブライアンは、自分を気遣う彼女に帰ることを伝え、ぬいぐるみを持ってその場を去る。
元妻レノーア・セントジョン(ファムケ・ヤンセン)と話したブライアンは、大人になったキムには自分は必要ないと言って嘆く。
レノーアを食事に誘うものの、次の機会にと言われたブライアンだったが、彼女が訪ねて来たために驚く。
再婚相手の企業家で富豪のスチュアート(ダグレイ・スコット)との愛も冷め、寄りを戻す気になれないレノーアは、悩みをブライアンに伝える。
自分を信頼してくれるレノーアの気持ちは嬉しかったが、ブライアンは、まず夫婦の問題の答えを出すべきだと助言する。
レノーアに家の鍵を渡したブライアンは、自分が留守の間に一人になりたい時は、遠慮なくこの場で過ごすようにと伝える。
サム・グロスマン(リーランド・オーサー)やケイシー・マーク(ジョン・グリース)、バーニー・ハリス(デヴィッド・ウォーショフスキー)ら友人達とゴルフを楽しんでいたブライアンは、キムに呼ばれる。
ダイナーでブライアンに会ったキムは、妊娠したことを話そうとするが、騒いでいる子供達の母親の苦労を語る父に、その件を相談することができなかった。
その夜、訪ねて来たスチュアートを部屋に招き入れたブライアンは、自分とレノーアが答えを出すまで、彼女には会わないでほしいと言われる。
話を理解してくれたブライアンに感謝したスチュアートは、その場を去る。
翌朝、話がしたいと言うレノーアからのメールを受けたブライアンは、頼まれたベーグルを買ってアパートに戻る。
床に落ちていたナイフを拾ったブライアンは、寝室で倒れているレノーアを発見し、息をしていない彼女に呼びかける。
そこに押入って来た警官を叩きのめしたブライアンは、銃を奪って窓から逃げて追跡をかわす。
ある家のガレージの床下から水路に向かったブライアンは、公衆電話からキムに電話をして、レノーアが死んだことを伝える。
自分のアパートで誰かに殺されたと伝えたブライアンは、罪を着せた犯人も目的も分からないと言って、必ず相手を突き止めることを約束する。
誰も信用するなとキムに伝えたブライアンは、また連絡すると言って電話を切る。
市警のフランク・ドッツラー刑事(フォレスト・ウィテカー)は現場に向い捜査を始め、容疑者のブライアンと被害者レノーアについて詳細を調べるようにと部下に指示する。
事件のニュースを見ていたサムは、ブライアンからの電話を受けて犯人ではないと言われ、彼を信用する。
自体が把握できないことを伝えたブライアンは、警戒するようにとサムに伝えて電話を切る。
ブライアンを見失った場所に向かったドッツラーは、奪った銃を発砲もせず煙のように消えた彼が、床下の水路に逃げたと考える。
秘密の場所に向かったブライアンは、隠してあった銃などを持ち去る。
スチュアートから話を聞いたドッツラーは、レノーアには会わないようにとブライアンには話したと言われる。
現れたキムから、両親は自分のことを話すために会ったと言われたドッツラーは、父ブライアンが犯人でないことを確信する彼女の態度を気にする。
レノーアの遺体確認をしたスチュアートは、動揺して涙しながら、ブライアンがパリとイスタンブールで家族を救ったことをドッツラーに話す。
詳細は不明だが、その際に多くの人間が死んだとスチュアートから言われたドッツラーは、ブライアンが危険人物であると考える。
それを否定するスチュアートは、ブライアンが危険ではなく、彼が生きている世界が危険であり、敵が多くいることをドッツラーに伝える。
遺体安置所に忍び込んだブライアンは、レノーアの遺体から髪の毛を持ち去る。
ブライアンの資料を調べたドッツラーは、経歴不明であることを部下に伝え、娘のキムをマークしながら彼を追うことを指示する。
ブライアンとレノーアの車は押収してあったため、ドッツラーは、ガルシア(ドン・ハーヴェイ)とスミス(ディラン・ブルーノ)に、GPSデータを調べて、二人が行った場所を特定するよう伝える。
自分の車のトランクに忍び込んでいたブライアンは、レノーアの車のGPSデータを抜き取る。
レノーアが、あるガソリンスタンドに行ったことを知ったブライアンは、その場に向い警官を装い情報を得ようとする。
監視カメラ映像を調べたブライアンは、駐車場に現れたレノーアが、バンに乗った男達に連れ去られたことを知る。
ブライアンは、一人の男の手のタトゥーを確認するものの、聞き込みに来たガルシアとスミスに捕えられてしまう。
連行されるブライアンが抵抗しなかったことをガルシアから知らされたドッツラーは、危険を察してパトカーを止めるよう指示する。
手錠を外したブライアンは刑事に襲いかかって車から放り出し、運転する警官を脅して暴走し、パトカーを奪って走り去る。
警察のデータに接続したブライアンは、自分の携帯電話の通話履歴を入手しながらパトカーに追われ、駐車場に逃げ込む。
ブライアンは、エレベーターシャフトに落下して脱出し、漏れたガソリンに火が引火してその場は爆発する。
ドッツラーに電話をしたブライアンは、自分が何ができるかを知ったはずだと伝えて、無実であることを2日で証明できると言って電話を切る。
ガソリンスタンドの防犯カメラの映像を確認したドッツラーとガルシアは、レノーアが何者かに連れ去られたことを知る。
秘密の場所に向かったブライアンは、その場にいたサムに情況を話し、レノーアが拉致されたことを知らせて、自分と彼女の通信データを渡す。
レノーアの髪の毛も渡したブライアンは、彼女の葬儀に向かうことをサムに指示する。
警察がその場を監視していることを知りながら、サムは妨害電波を発してキムに話しかける。
サムは、胸の隠しカメラでブライアンが見ていることをキムに知らせる。
ガルシアに監視されながら大学に向かったキムは、コンビニに寄り指示されたドリンクを手に取り、直ぐに飲むようにというメモに従う。
その様子をガルシアから知らされたドッツラーは気になり、大学に向かう。
講義を聞いている最中に吐き気を催したキムは、トイレに向う。
コンビニでのキムの行動を知ったドッツラーは、彼女が飲んで捨てたドリンクの容器のメモを確認し、ガルシアに連絡して警戒させる。
トイレに入ったキムは、その場にいたブライアンに無線機を外され、吐き気止めを飲まされる。
動揺するキムから妊娠したこと知らされたブライアンは驚くものの、安全な場所に逃げてから今後のことを考えると伝え、自然に振る舞うように指示する。
ドッツラーを警戒するようにと話すブライアンは、スチュアートが何かに怯えてボディーガードを雇ったことをキムから知らされる。
ガルシアはトイレに向かうが、ブライアンは姿を消していた。
その場に到着してそれを知ったドッツラーは、ブライアンを捜す。
校舎内で騒ぎを起こしたブライアンは、その場から逃れる。
ドッツラーに質問されたキムは、誰かが母親を殺し、父親ではないことを伝えて、盗聴器をその場に置いて立ち去る。
大金をバックに入れたスチュアートは、マリブの家に向かう。
街道を走行中のブライアンは、マキシムの車に襲われて崖から突き落とされる。
脱出して無事だったブライアンは、車を止めてそれに乗り込み、酒屋にいたマキシムらに襲い掛かる。
マキシムと格闘になり痛めつけて、雇い主を聞き出そうとしたブライアンだったが、マキシムは自ら命を絶つ。
マキシムの手のタトゥーを確認しながら、ブライアンはその場を去る。
スチュアートを捕らえて拷問したブライアンは、マキシムのことを知らない彼から、マランコフという男に名前を聞き出す。
金を借りた相手だと言うスチュアートは、マランコフがレノーアを尾行して殺したことをブライアンに話す。
ブライアンは、自分のことを知ったマランコフがレノーアの復讐をすると考え、マキシムに殺害を命じたことを知る。
自分がマランコフを殺せば借金の話はなくなるため、スチュアートがそれを考えていたことをブライアンは気づく。
謝罪するスチュアートはレノーアを愛していたことを涙ながらに伝え、警察に行き全てを話すようようにとブライアンから言われる。
話せばマランコフに殺されると言うスチュアートだったが、ブライアンは狙われるのはキムだと伝える。
サムとバーニーそしてケイシーの協力を得たブライアンは、スチュアートの屋敷を監視していた警官を襲いキムを連れ出す。
秘密の場所に向かったブライアンは、膨大な通信記録を調べて、キムに危害を及ぼす相手を見つけて排除しようとする。
マランコフのことを訊かれたスチュアートは、アフガニスタン侵攻で、”スペツナズ”の一員としてソ連軍で戦い、ソ連崩壊の混乱時に彼のような存在が求められたことを話す。
兵器売買の現場でマランコフと知り合い、何度も取引したものの、最後には失敗して脅されたことをスチュアートはブライアンに伝える。
スチュアートのせいで母が死んだことを知ったキムは彼を非難するが、ブライアンから、今はスチュアートの協力が必要だと言われる。
マランコフに会うためスチュアートに電話をさせたブライアンは、取り引き場所のビルに向かおうとする。
その厳重な警備体制を確認したブライアンは、スチュアートらと共に取引場所に向かう。
ドッツラーからの電話に出たスチュアートは、キムがブライアンに連れ去られたと言われ、直ぐに屋敷に戻ると伝える。
マリブにいると伝えたものの、GPSで位置を知れば30分でこの場に来るとサムに言われたブライアンは、行動を開始しようとする。
ガソリンスタンドの防犯カメラの映像で、レノーアを連れ去った男の手のタトゥーを確認したドッツラーは、スチュアートが、マリブではなくダウンタウンにいることをガルシアから知らされる。
ドッツラーが出かけたことをバーニーから知らされたブライアンは、指示に従うようスチュアートに警告し、キムを抱きしめる。
現場に向かうドッツラーは、スチュアートとレノーアには、保険金が1200万ドルずつかけられていることを知る。
警備のチェックを受けたスチュアートはエレベーターに乗るが、サムとケイシーが警備システムを操作して、ブライアンが警備を気絶させてスチュアートと入れ替わる。
ペントハウスに向かったブライアンは、マランコフの部下を次々と倒すものの銃弾を受ける。
マランコフと銃撃戦を繰り広げたブライアンは、格闘になる。
銃を奪いマランコフを銃撃し、元妻は殺されたが娘は守ると伝えたブライアンは、自分達はスチュアートに騙されたと言われる。
自分にブライアンとレノーアを殺させようとしたスチュアートがそれに失敗したため、ブライアンに自分を殺させようとする気だとマランコフは伝える。
スチュアートの思うつぼだと言われたブライアンは、レノーアが取引の一部だったと話すマランコフから自分を殺せと言われる。
銃を下ろしたブライアンは、マランコフが息絶えたことを確認する。
通信記録を調べ、誰かが偽メールでレノーアを誘い出したことを知ったキムは、それをブライアンに知らせようとするものの、サムがスチュアートに撃たれる。
それを知ったブライアンは駐車場に向い、到着したスミスは、撃たれたサムが生きていることを確認してドッツラーに伝えブライアンを捜す。
ペントハウスに向かったスミスは、マランコフの死体を発見する。
駐車場でサムが撃たれたいることを確認したブライアンは、拾った鍵の車に乗り込み、偽メールのことを知らせるキムからのメールを見る。
キムの携帯電話を追跡したブライアンは、その場から逃れる。
なぜ母を殺したのかをスチュアートに訊いたキムは、殺したのはブライアンだと言われる。
ドッツラーはブライアンの乗る車を調べて電話し、不審な保険がスチュアートとレノーアにかけられていることを知らせる。
スチュアートはロシア人に借金をして、レノーアは拉致されて自分の部屋で殺されたと伝えたブライアンは、自分達が対処するので手を引けとドッツラーから言われる。
ドッツラーの目的がスチュアートの逮捕と起訴だと知ったブライアンは、自分は娘を守ると伝える。
サンタモニカ空港。
スチュアートは、用意してあったプライベートジェットにキムを乗せる。
その場に向かったブライアンは、プライベートジェットに突っ込み離陸を阻止する。
滑走路に降りたスチュアートは、キムに銃を向ける。
隙を見たキムはスチュアートを蹴り倒し、ブライアンは彼に銃を向ける。
警察が到着したため安心するスチュアートに、逮捕されてコネを使い数年で出所した場合は自分が見つけ出すと言って、ブライアンはスチュアートを脅して殴る。
全てが終わったブライアンは、キムを抱きしめる。
警察でドッツラーと話をしたブライアンは、ベーグルが温かかったために、それを買いに行ったばかりの男が、その場で殺人は犯さないと最初から考えていたと言われる。
そのためメールの履歴などを調べたのだが、それを行ったこと自体は罪なので逮捕できると、ドッツラーはブライアンに伝える。
レノーアの保険金で借金を返そうとしたスチュアートは、それを手に入れるためにキムをおとりにして、マランコフを使い自分を殺そうとしたとブライアンは話す。
帰っていいと言われたブライアンは、参考人として暫く町にいるようにとドッツラーから指示される。
ドッツラーは、犯罪捜査課のブライアンの資料を封印することにする。
その後、キムとジミーと話をしたブライアンは、どうするかは自分達で決めるようにと伝える。
ジミーと話し合っていたキムは、女の子が生まれた場合は”レノーア”とつけることをブライアンに伝える。
ブライアンは、レノーアも喜ぶだろうと言って微笑む。