大手飲料メーカーのマーケティング・マネージャーと彼女にアイデアを提供する青年の奮闘と恋を描く、主演アンバー・ハード、シャイロー・フェルナンデス、ケラン・ラッツ、ブリタニー・スノウ他共演の恋愛コメディ。 |
・アンバー・ハード / Amber Heard / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:アラム・ラパポート
製作
キャメロン・ラム
スーザン・A・ストーヴァー
バリー・M・オズボーン
原作:マックス・バリー”Syrup”
脚本
アラム・ラパポート
マックス・バリー
撮影:ジュリオ・マカット
編集:ロバート・ホフマン
音楽
ピーター・ベイトマン
アンドリュー・ホルツマン
出演
シックス:アンバー・ハード
”スキャット”マイケル:シャイロー・フェルナンデス
スニーキー・ピート:ケラン・ラッツ
スリー:ブリタニー・スノウ
デヴィッドソン:ジョシュ・パイス
デイヴィース:クリストファー・エヴァン・ウェルチ
ベス:ケイト・ナッシュ
特許商標庁の係員:レイチェル・ドラッチ
牧師:アダム・ルフェーヴル
本人:カースティ・アレイ
アメリカ 映画
配給 マグノリア・ピクチャーズ
2013年製作 90分
公開
北米:2013年6月7日
日本:未公開
製作費 $2,500,000
北米興行収入 $660
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
失業中の青年スキャット(シャイロー・フェルナンデス)は、新しい飲料水のアイデアが閃く。
それを同居人のスニーキー・ピート(ケラン・ラッツ)に話したスキャットは、大手飲料メーカー”アディソン”のマーケティング・マネージャーのシックス(アンバー・ハード)に売り込もうとする。
”アディソン”のビルに向かったスキャットは、シックスに面会しようとするものの、受付のベス(ケイト・ナッシュ)から、アポが必要だと言われてしまう。
相手にされないスキャットは火災警報を鳴らし、ビルから出てきた社員の中からシックスを捜す。
...全てを見る(結末あり)
■ 解説 評価 感想 ■
1999年に発表された、マックス・バリーの小説”Syrup”を基に製作された作品。
*(簡略ストー リー)
失業中の青年スキャットは、新しい飲料水のアイデアが閃き、大手飲料メーカー”アディソン”のマーケティング・マネージャーのシックスにそれを売り込む。
新商品”FUKK”が気に入ったシックスから、商標権の登録のことを訊かれたスキャットは、慌てて特許商標庁に向かう。
ところが、同居人のピートがアイデアを盗み既に登録を済ませ、更に商標権をシックスに渡し入社までしたことを知ったスキャットはショックを受ける。
その後、ピートが販売の責任者となったために部署から外されたシックスは、スキャットに会い新しいアイデアの提供を求める。
シックスに惹かれていたスキャットは、彼女と同居することを条件に手を組み、ピートに復讐しようとするのだが・・・。
__________
人気スターとして地位を築きつつあったアンバー・ハードの主演作。
アンバー・ハードにとっては、ジョニー・デップとの交際を始めた頃の作品であり、知性と美貌を兼ね添えた、近寄りがたい雰囲気のキャリアウーマンを熱演している。
軽いノリのロマンチック・コメディ風に始まるのだが、利益優先型の企業体質や、その流れに逆わず、成功を夢見ることを第一と考える人間の醜さなどがシニカルに描かれた作品でもある。
中盤からクライマックスにかけては、人間の本質と現実社会の厳しさを描く物語として展開していく。
北米での劇場公開はわずか1館だけで、1週間で打ち切りになってしまい、日本では劇場未公開に終わった。
主人公のキャリアウーマンに翻弄されながらも、自分らしさを見失わずに、人間として成長する青年を好演するシャイロー・フェルナンデス、彼のアイデアを盗む同居人だったケラン・ラッツ、成功した彼の秘書となるブリタニー・スノウ、ライバル社の社員ジョシュ・パイスとクリストファー・エヴァン・ウェルチ、主人公の会社の受付係ケイト・ナッシュ、特許商標庁の係員レイチェル・ドラッチ、牧師アダム・ルフェーヴル、CMで登場する本人役のカースティ・アレイなどが共演している。