1970年の、アンソニー・シェイファーの同名戯曲の映画化で、ノーベル文学賞受賞者のハロルド・ピンターが脚本を担当しカメオ出演もしている。 1972年に公開された、ジョゼフ・L・マンキーウィッツ作品「探偵 スルース」のリメイクであり、同作でマイロ・ティンドルを演じ絶賛されたマイケル・ケインが本作ではアンドリュー・ワイク役を演じている。 製作、監督、出演ケネス・ブラナー、共演ジュード・ロウによるサスペンス。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ケネス・ブラナー
製作
ジュード・ロウ
サイモン・ハーフォン
トム・スターンバーグ
マリオン・ピロウスキー
ケネス・ブラナー
サイモン・モーズリー
戯曲:アンソニー・シェイファー”Sleuth”
脚本:ハロルド・ピンター
撮影:ハリス・ザンバーラウコス
編集:ニール・ファレル
音楽:パトリック・ドイル
出演
マイケル・ケイン:アンドリュー・ワイク
ジュード・ロウ:マイロ・ティンドル
ハロルド・ピンター:テレビ出演者
ケネス・ブラナー:テレビ質問者
カーメル・オサリヴァン:マギー・ワイク
アメリカ 映画
配給
Sony Pictures Classics(北米)
パラマウント・ピクチャーズ(イギリス他)
2007年製作 89分
公開
北米:2007年10月12日
日本:2008年3月8日
北米興行収入 $342,900
世界 $4,844,720
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ロンドン。
ベストセラー推理小説作家アンドリュー・ワイク(マイケル・ケイン)の屋敷を、マイロ・ティンドル(ジュード・ロウ)という青年が訪ねる。
ティンドルは、ワイクの妻マギー(カーメル・オサリヴァン)と不倫関係にあり、彼に離婚を迫りに来たのだ。
実はワイクにも愛人がいて、マギーとは別れたいのだが、 贅沢で傲慢な彼女と結婚したいというティンドルを不幸に思い、色々と忠告を始める。
そしてワイクは、ティンドルにある提案をする。
保険を掛けてある、100万ポンドの自分の宝石を、屋敷の金庫から盗んでほしいというのた。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ロンドン。
ベストセラー推理小説作家のアンドリュー・ワイクの屋敷を、マイロ・ティンドルという青年が訪ねる。
ティンドルは、ワイクの妻と不倫関係にあり、彼に離婚を迫る。
愛人がいたワイクは、妻と別れたいと思っていたのだが、贅沢で傲慢な彼女と結婚したいというティンドルを不幸に思い、忠告を始め、さらにある提案をする。
保険を掛けてある、100万ポンドの自分の宝石を、屋敷の金庫から盗んでほしいというのた。
ティンドルはその宝石を売り、妻と幸せに暮らし、ワイクは、保険金と妻から解放されるというのがの筋書きだった。
ティンドルは、自分を罠にはめるための策略だと考えるが、宝石を売りさばけば、非課税で80万ポンドが入り、実行すれば離婚に合意するとワイクに言われ、彼はそれを承諾するのだが・・・。
__________
製作も兼ねた監督は、俳優でもあるケネス・ブラナーで、主演のジュード・ロウも製作に加わっている。
前作がコミカルな作風だったのに対し、今回の主人公二人は、ホモセクシャル的な関係を連想させる設定になっている。
初老の小説家の妻を巡っての、浮気相手との心理的対決を、新旧の実力派が火花を散らす演技が見所だ。
登場人物が二人だけだというところが、いかにも舞台劇らしく、双方、気を許さない、マイケル・ケインとジュード・ロウの、鬼気迫る演技のぶつかり合いは見応えがある。
刑事(J・ロウ)が現れる直前、マイケル・ケインが見ているテレビの出演者で脚本のハロルド・ピンターが、その質問者でケネス・ブラナーがカメオ出演している。