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深夜の歌声 Road House (1948)

魅力的なクラブ歌手と2人の男性との三角関係を描く、監督ジーン・ネグレスコ、主演アイダ・ルピノコーネル・ワイルドセレステ・ホルムリチャード・ウィドマーク他共演のフィルム・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)


スタッフ キャスト
監督:ジーン・ネグレスコ
製作:エドワード・コドロフ
原案
マーガレット・グルエン
オスカー・ソウル
脚本:エドワード・コドロフ
撮影:ジョセフ・ラシェル
編集:ジェームズ・B・クラーク
音楽:シリル・J・モックリッジ

出演
リリー・スティーヴンス:アイダ・ルピノ
ピート・モーガン:コーネル・ワイルド
スージー・スミス:セレステ・ホルム
ジェファーソン・T”ジェフティ”ロビンス:リチャード・ウィドマーク
アーサー:O・Z・ホワイトヘッド
マイク:ロバート・カーンズ
レフティ:ジョージ・ベランシェ
警部:イアン・マクドナルド
判事:グランドン・ローズ

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1948年製作 95分
公開
北米:1948年11月4日
日本:未公開


ストーリー
ピート・モーガン(コーネル・ワイルド)は、親友ジェファーソン・T”ジェフティ”ロビンス(リチャード・ウィドマーク)が経営するロード・ハウス”ジェフティーズ”で、彼の右腕として雇われていた。
ある日ピートは、ジェフティを訪ねて来たシカゴ出身の魅力的な歌手リリー・スティーヴンス(アイダ・ルピノ)が職を求めていることを知る。
そこにジェフティが現れ、会計係のスージー・スミス(セレステ・ホルム)にリリーを紹介する。
ピートは、女癖の悪いジェフティが、いつものように飽きたらリリーを捨てると考えて心配する。
ピートはリリーをホテルに送り、それを知ったジェフティはそれが気になる。
駅に着いたピートは、リリーに数百ドル渡して列車に乗せようとするが、それに納得しない彼女はホテルに向かう。
その後リリーは、ジェフティーズの歌手としてデビューし客を魅了する。
リリーの歌を聴を聴きその魅力に惹かれたジェフティは、彼女が店の売り上げに貢献することを確信する。
ピートはそれを手放しで喜べなかったが、追い返そうとしたことを彼女に謝罪する。
ジェフティは、リリーが暇な時にボウリングを習わせようと思い、店に隣接するボウリング場で、州一番の腕前のピートに彼女のレッスンを任せる。
ピートにボウリングを習ったリリーは、素っ気ない態度で接する彼に反発しながらも、次第に惹かれるのだが・・・。


解説 評価 感想
ユーモレスク」(1946)、「ジョニー・ベリンダ」(1948)などのジーン・ネグレスコが監督し、主演はアイダ・ルピノコーネル・ワイルドセレステ・ホルムリチャード・ウィドマークなどが共演した作品。

魅力的なクラブ歌手と2人の男性との三角関係を描くフィルム・ノワール

序盤はロマンスの雰囲気で展開するが、終盤にかけて殺人にまで発展するスリリングな内容は、魅力的なキャスティングの確かな演技と共に見応え十分だ。

主演のアイダ・ルピノは、初めてスクリーン上で歌も披露し、2人の男性との関係でトラブルに巻き込まれるクラブ歌手を魅力的に演じている。

また、主人公に惹かれるロード・ハウスの経営者で、やがて親友を裏切り暴走する男を、前年のデビュー作「死の接吻」(1947)に続き怪演する、リチャード・ウィドマークの異常者のような演技も注目だ。

当初は主人公をトラブルの元だと思うものの、やがて惹かれ合うようになるロード・ハウスで働くコーネル・ワイルド、三人に関わる店の会計係のセレステ・ホルム、店のスタッフ、O・Z・ホワイトヘッドロバート・カーンズジョージ・ベランシェ、警部のイアン・マクドナルド、判事のグランドン・ローズなどが共演している。


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